教育の森へようこそ
教育の森とは
子どもたちが自然に触れ、動植物を観察したり、のびのび体験活動をする場所として森は大変すぐれています。
気がねなく、安全に活動できる森が学校の身近にあれば・・・。
そんな声に答えるのが「教育の森」です。
「教育の森」は、子どもたちがさまざまな体験活動、学習活動、野外活動等ができる場所として、所有者の協力が得られた森林を、県が認定したもので、次のような特色をもっています。
みなさんの身近にある森
多くは2ha未満と規模は小さいのですが、県内55カ所(令和4年11月1日現在)に設置されています。
所有者の協力に支えられる地域の森
子どもたちのために自分の森を使ってほしい。
そんな所有者のボランティア精神に支えられた地域の森です。
森林を守り育てる林業を伝える森
経済や環境面で森は地域社会にとって大切な存在です。
その森を守り、適性に整備し利用する林業をもっと知ってほしいとの願いで教育の森は設置されています。
利用方法・手引き
- 利用者
教育の森は、学校教育、社会教育を目的とした団体が利用できます。
- 利用申込
利用の申込は、各地域を管轄する各林業事務所へお願いします。
- インストラクター
森林・林業に関する資料提供のほか、解説、現地説明が必要な場合は、林業事務所職員等へ依頼することもできます。
- 道具の貸出
次の二つの条件が満たされていれば、ナタ、ノコギリ、草刈りガマなどの道具をお貸しすることもできます。
- 林業事務所職員が立ち合い、指導する場合。
- 利用者側で保険等の対応がなされている場合。
※詳しくは、教育の森利用細則によります。
教育の森利用細則(PDF:68KB)
こんな活動をしませんか
子どもたちと森
森は、子どもたちにとってわくわくする場所ではないでしょうか。
樹木や地表の植物、昆虫、鳥などの小動物などさまざまな生物との出会いがあります。
森はまた、いろいろな遊びの材料の宝庫です。絵や詩のテーマを見つける子どもたちもいるでしょう。
植物園とは違い、教育の森はありのままの森です。見るだけではなく木々に触れたり、手入れをして森を育てる体験もできます。
子どもたちが、自然に触れる体験的な活動等を通して、感性や知的好奇心を育む場となることでしょう。
教育活動を支援します
自然観察活動、体験活動、総合的な学習活動などのフィールドとして教育の森は次のような点で優れています。
ぜひご利用ください。
- 地域を知るきっかけとなる。
- フィールドが比較的小規模で指導上の管理が容易なうえ、交通事故の心配がないなど安全性に富む。
学校林のすすめ
身近にある教育の森をみなさんの学校林として利用してください。
子どもたちや先生方のさまざまなアイディアで、学校林を活かせば、学校教育のさまざまな活動をぐんと広げることができます。
教育の森でやってみよう
- 林業体験・・苗木を植えたり、手入れをして森を育てます。
- 環境学習・・水、大気、土、風景をつくり、風をさえぎり、生物のすみかとなる森は、環境学習にふさわしい教材です。
- 地域学習・・森の保全・利用の歴史、森が地域の経済や環境に果たす役割、森の所有者の方との交流などを通じ、地域の魅力を発見できます。
森のマナー
服装
- 日ざしを防ぐために帽子・ヘルメットをかぶろう。
- 身体を動かしやすい服装が基本。切り傷や虫さされから肌を守るために、夏でも長そでを。
- 手袋(軍手)をしよう。
- 山を上り下りするので、動きやすいズボンが基本。
- はきなれた運動靴。
- タオル・手ぬぐいを忘れずに。
安全作業を心がけよう
- 斜面で作業をするときは、ほかの人と十分離れるように注意。
- カマなど刃物を持ち歩くときは必ずカバーを付け、刃を出さないように。
- ヘルメットの着用を心がける。
- ムリせず、疲れたらすぐ休憩を。
- 作業の前には、先生、リーダーの説明や合図の徹底を。
- 作業の前には、かんたんな体操をして、からだをほぐそう。
してはいけないこと
- 森は所有者にとって大切な財産。森にはいるときには、先生やリーダーが指示して、勝手に作業したり汚したりしないように。
- 木に傷をつけたり、落書きしてはいけない。
- ゴミはかならず持ち帰る習慣を。
教育の森についての利用申込み・問い合わせ先
利用を希望する教育の森が所在する地域を管轄する各林業事務所
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