【開催結果】大学・企業連携講座「博報堂キャリジョ研と一緒に 「キャリア=働く」について考えてみよう! 知って体験して学ぶ!キャリアデザイン研修」(令和4年11月2日(水曜日)開催)
博報堂キャリジョ研の皆さんを講師に迎え、千葉商科大学の学生さんに向けた大学・企業連携講座「博報堂キャリジョ研と一緒に 「キャリア=働く」について考えてみよう! 知って体験して学ぶ!キャリアデザイン研修」を開催しました。多数の学生さんにご参加いただきましてありがとうございました。
開催日時・場所
令和4年11月2日(水曜日) 千葉商科大学
連携大学・企業
千葉商科大学 (市川市国府台1-3-1)
株式会社博報堂 博報堂キャリジョ研(東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー)
内容
就職活動やインターンなどを考える中で、「自分はどのように働きたいんだろう?どんな人生を歩みたいのだろう?」と悩む学生さんに向けて「キャリアに関する講義(キャリアタイプ診断付き)」と「ボードゲーム型キャリアデザイン研修「キャリジョの人生はいつだって戦略と偶然」」を行うことで、これからの自分のキャリアをもっと身近なものとして考える機会を設けました。
講師
博報堂キャリジョ研
白根由麻 さん
瀧川千智 さん
下萩千耀 さん
講座の様子
講座内容
午後1時30分~午後2時30分 講義(キャリアタイプ診断付き)
午後3時 ~午後5時 ボードゲーム型キャリアデザイン研修「キャリジョの人生はいつだって戦略と偶然」
○講義
最初の講義では、講師の皆さんから、キャリアに関する分析を基にした、女性の働き方や環境の変化、時代や年代による働くことへの意識の変化、管理職に対する考え方についてお話をしていただいた後、働く女性のキャリアタイプを大きく7つに分け、どれに当てはまるかなどのキャリア診断を行いました。また、3名の講師の皆さんがどのように就職し、どのような仕事をしてきて現在に至るかなどのお話もあり、学生さんからも積極的な質問があがりました。
○ボードゲーム
博報堂キャリジョ研がデータの蓄積と分析を生かして開発したボードゲームで、仕事/恋愛/趣味などのバランスを考えながら社会人10年間をシミュレーションするものです。3人もしくは4人1組になって仕事に就いてからの人生の10年間を経験しました。
ゲーム開始時はぎこちない雰囲気の皆さんでしたが、ゲームが進むにつれて笑顔が見られ、サイコロが振られるたびに「あー」「すごい、思い通り」などの声が聞こえてきました。
受講した学生の声(原文のまま掲載)
働くことやキャリアへの気づき
- 元々人の上に立ったり人を引っ張ったりするのが苦手だったのですが、今回の講義を受けて管理職に対する考えが少し変わり、興味を持ちました。まだ入りたい企業も見つけられていないので遠い夢にはなりますが、50代には管理職につけるように実務経験を積みたいと思います。
- 管理職になりたいと思っていたので、周りと自分の考え方へのギャップに驚きました。
- 女性の出世に関して回りと自分の考え方の違いに驚きました。女性は、「管理職になる為には実力がなくてはならない」・男性は「管理職になるのにそこまで、頑張る必要がない」というギャップがあることを初めて知りました。だから、女性の管理職はバリバリ働く方が多いのだなと思いました。(実力がある方)
- 目標設定を高くし過ぎてしまったり、しなきゃならないことなどが見えにくくなってしまうことがあるが、俯瞰して、自分の能力に合ったものが大事だと気づいた
- 講義時点ではプロキャリに近いと思ったが、ボードゲームを通じて、仕事を最優先にしたいわけではないと気づいた。
- 全てを充実させたいと思っていたが、意外と自分の仕事や趣味を充実させたいことに気づくことができた。
- 仕事優先で行きそうだと思っていたが、意外と恋愛も重視していることに気づいたので、今後のプラン立てに活かしたい。
- 男性が育休を取ることが推奨されている理由を初めて知った。女性の仕事ブランク期間を減らすことにつながるし、父親のとしての在り方を身をもって学ぶとこが出来るため、非常に良いと感じた。ただ、男性の育休取得率は低いのが現状であり、それは男性育休の必要性が世間に浸透していないからではないだろうか。これは完全に私の主観であるのだが、『男性の育休』という言葉だけが広まって必要性など中身の重要な部分が認識されていないのが現状の課題として挙げられるのではないかと思う。
講義についての感想
- 1番印象に残っているのは、女性は管理職に対して理想が高すぎるために、あまり管理職になりたがらないというものです。その話を聞いて、私もそれに当てはまっていることに気づきました。管理職につく人間は人をまとめる力がなければいけない、人望が厚くなければいけない、人よりも秀でていなければいけない、という思い込みがありました。しかし、必ずしもそうである必要はないのだと分かり、私でも管理職につくことが出来るのではないかと思うことが出来ました。
- 最後に話されていた、窓際族の女性がいたっていいじゃない!のくだりが好きでした笑 女性社長といえばバリバリのキャリアウーマン!と考えていたので、なんでもアリっていう発想はなかったです。いいですね、そういう社会。
- 女性の管理職の話が印象的だった。女性の管理職の人数が少ない理由は男女差別の名残だと思っていたけど、実は女性自身にそのニーズがないことを初めて知った。偏見から考えを断定してしまうことはマーケティングにおいてやってはいけないことであると改めて気づくことが出来た。
- 女性の考えを聞くきっかけがなかったので貴重だと感じました。
- 管理職についての女性と男性の考え方が違うということに驚いた。管理職についてあまり重く考えなくていいのだとわかった
- 女性の社会進出がしやすい世の中になったが、依然として日本の進出率というのは、低いが、その理由が分かった
- 自分の長所をアピールし、結果長所を活かす仕事を与えられたと聞いて、自分もそうありたいと感じた。
- 女性が組織における重要な役職についている割合が低い理由を知り、興味深かった。そもそも重役につきたくない人が多いこと、そのもとには求めるリーダー像が高すぎることや学生時代に生徒会などのリーダー経験をした人が少ないといったことが挙げられた。「重役につきたくない」という根本的な問題が存在しており、女性躍進を掲げるには厳しい現状があることを認識できた。
ボードゲームについての感想
- ストレスと幸せが細かく増減するのがリアルだと思いました。また、楽しく自分について考えることが出来ました。
- 私の目標は「仕事は程々にし、結婚して子供を2人授かり趣味を充実させたい」というものでした。しかし、自分が思い描いていた人生を送ることが出来たのに、何か物足りないものがありました。仕事で昇級したいのに中々昇給ができない、もっと早く結婚しようと思ったのに遅くなってしまった、等思うようにならなかったことが沢山あります。これからの現実の人生も全てが思いどおりになる訳ではないと思うので、それをマイナスに捕えずに楽しむことが出来たら良いなと思います。ボードゲームを行った後の方がどんな自分になりたいかが明確になりました。
- 本当に思い通りにならず、人生うまくいかないなと感じました。ストレス管理も大切だと気づきました。
- 自分の新たな性格の面に気づけた。
- ゲームだと休みがあると収入が入らないため残念と思いましたが、実際現実になると休みはストレス改善のためにも必要だと感じました。
- ボードゲームでの10年は、自分の思うような未来にはならなかったが、逆にこれから何をすべきか考えるきっかけになったと思う。
- ゲームを通じて同じグループだった女の子が、「仕事は平凡がいいと思ってたけど、何もないのはつまらないかも。仕事も上昇志向で、大好きな趣味も満喫させた人生がいい!」と、考えが変わっていくのを目の当たりにした。感動しました。
- 自分が想定していた展開と違って興味深かった。
- 自分の将来の理想像と近しいものがあったので実現できるように頑張りたいです。
- 私は仕事が主で恋愛は少しでよいと考えていたが、実際ボードゲームをしてみると、恋愛に失敗する度また恋愛に挑戦していたので、意外と恋愛を求める気持ちが大きいと気づくことが出来た。友人と参加したが、彼女も自分が想定していた自分の姿と異なった結果となっていたので、自分の思う自分と自分が気づけていない自分にはギャップがあり非常に面白かった。
関連情報
「博報堂キャリジョ研と一緒に「キャリア=働く」について考えてみよう!知って体験して学ぶ!キャリデザイン研修」チラシ(PDF:233.1KB)
関連リンク
千葉商科大学
博報堂キャリジョ研
その他
【主催】千葉県男女共同参画センター
千葉商科大学
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