天然記念物の新指定及び史跡の追加指定について(平成30年10月15日)
文部科学大臣は、市原市に所在する「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」を天然記念物に、また館山市・南房総市に所在する史跡「里見氏城跡 稲村城跡 岡本城跡」のうち、岡本城跡の一部を追加指定することを、平成30年10月15日(月曜日)付けで官報に告示しました。
この結果、千葉県内の国指定天然記念物(特別天然記念物1件を含む)は18件となりました。
養老川流域田淵の地磁気逆転地層
種別及び名称
- 天然記念物「養老川流域田淵の地磁気逆転地層(ようろうがわりゅういきたぶちのちじきぎゃくてんちそう)」(市原市)
所在地
概要
- 「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」は、房総半島の急激な地殻変動と養老川の侵食作用によって露出した、第四紀前期更新世及び中期更新世の境界付近の地層で、地磁気逆転の記録が良好に保存されています。
- 約77万年前に、古期御嶽山(おんたけさん)の噴火によって飛来・堆積した火山灰(白尾(びゃくび)火山灰(Byk-E))が地磁気逆転境界付近に堆積しており、本地層は地質時代境界の年代を特定する上で重要なものです。
- これらの一連の地層が露頭壁面上に現れ、火山灰層によって視覚的に確認できることや、陸海両方の化石等が産出し環境の変化を知ることができるなど、学術上価値が高いことから天然記念物に指定されました。

養老川流域の露頭壁面

養老川の河床に見られる化石

不動滝(滝の中腹に地磁気逆転境界がある)
写真提供:市原市教育委員会
里見氏城跡 稲村城跡 岡本城跡
種別及び名称
- 史跡「里見氏城跡 稲村城跡 岡本城跡」(さとみししろあと いなむらじょうあと おかもとじょうあと)(館山市・南房総市)
指定年月日
- 平成24年1月24日国史跡指定
- 平成27年3月10日追加指定
所在地
概要
- 房総半島南部を治めた戦国大名里見氏の拠点となった城跡群です。館山市に所在する稲村城跡は16世紀前半に里見義通(さとみよしみち)が、南房総市に所在する岡本城跡は16世紀後半に里見義頼(さとみよしより)が居城としました。今回、岡本城跡のうち湊として機能したと推定される入江の南端域の平坦部を追加指定しました。

岡本城跡全景
写真提供:南房総市教育委員会
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