令和4年度「学校における働き方改革推進プラン取組状況調査」の結果について【概要】
発表日:令和5年3月8日
教育振興部教職員課
令和4年11月に実施した、「学校における働き方改革推進プラン」(以下、「プラン」という。)の取組状況調査の結果がまとまりましたので、その概要をお知らせします。
この調査は、各市町村教育委員会及び県立学校が、令和3年3月に改定した「学校における働き方改革推進プラン」に示した48項目(40項目に数値目標を設定)の取組の進捗状況を検証することで、働き方改革に効果のある取組を明らかにし、教職員の総労働時間の縮減に資するために実施したものです。
1 調査方法等
(1)調査時期
令和4年11月1日現在の取組状況
(2)調査対象
県内の全ての市町村教育委員会及び県立学校
※市町村教育委員会は、千葉市を除く53市町村を対象
(3)調査の実施方法
(1)市町村教育委員会
「プラン」に掲げた21項目の取組状況をアンケートにより回答
(2)県立学校
「プラン」に掲げた19項目の取組状況をアンケートにより回答
(3)市町村教育委員会による取組状況調査(追加調査)
「副校長・教頭の業務改善のための取組」や「部活動に係る業務改善のための取組」等について各市
町村教育委員会の取組状況を回答
(4)取組達成の判断基準
「学校における働き方改革推進プラン」の『教育委員会の具体的取組』21項目と、『学校の具体的取組』19項目について、各取組の「取組達成の判断基準」のチェック項目が全て当てはまる場合は、取組が達成したこととする。
2 調査結果の概要
(1)市町村教育委員会の取組状況(データ編P1参照)
(1)達成率が高い取組項目
【取組 5】県と市町村が、業務改善等の取組について連携 93%(95%)
【取組 7】スクラップ&ビルドの観点から、総業務量増加に留意 87%(90%)
【取組12】学習指導に係る業務をICTの積極的な活用により実施 83%(95%)
(2)取組状況が向上した項目
【取組 6】優れた取組を管下の学校又は職員に紹介 68%「53%」
【取組11】校務の効率化のためのICTの活用 72%「55%」
【取組14】部活動の大会や行事について負担軽減を図る 59%「49%」
(3)達成率が低い取組項目
【取組 1】業務改善に関し、PDCAサイクルの構築 23%(85%)
【取組 4】働き方改革に係る全庁的な推進体制を構築 28%(80%)
【取組17】研修会等の精選・改善、オンライン化を図る 25%(90%)
(4)取組の悪化した項目
【取組17】研究会等の精選・改善、オンライン化を図る 25%「32%」
( )は令和4年度目標値 「 」は昨年度の達成率
(2)県立学校の取組状況(データ編P7~参照)
(1)達成率が高い取組項目
【取組 1】PDCAサイクルの構築 98%(100%)
【取組 3】教職員は月45時間を超えないよう業務の時間を調整 91%(90%)
【取組 5】校長はスクラップ&ビルドの観点で業務量増加に留意 89%(90%)
【取組 7】行事等の見直し 97%(100%)
【取組10】業務の資料を共有にし、効率化を図る 97%(100%)
【取組17】教職員は土曜日・日曜日に連続して業務に従事しない 96%(100%)
(2)達成状況が向上した項目
緩やかではあるが全体的に業務の効率化が進んでいる。
(3)達成率が低い取組項目
【取組12】定時退勤に努める日の設定。 41%(80%)
【取組18】地域等にお願い可能な業務等、関係機関等との連携強化 59%(100%)
※は特別支援学校を除く
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