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更新日:令和4(2022)年10月1日
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市原市は、都心から50キロメートル圏内にあり、千葉県のほぼ中央に位置する県内最大の面積を持つ大きな市です。東京湾に面する北部には、国内最大級の石油化学コンビナートがあり、南部には、養老渓谷などの豊かな自然が広がっています。温暖な気候に恵まれているため農業が盛んで、お米のほかにも大根やいんげんなどの野菜栽培、梨、いちじくなどの果樹栽培も行われています。
市内には、小学校40校、中学校22校があり、約20,500食を5か所の共同調理場で提供しています。
給食では、市原市の食材を積極的に取り入れるよう心がけています。市原市でとれた「コシヒカリ」の他にも、じゃがいもや大根、メロンや梨などの農産物だけでなく、県内や市内業者の協力を得て、市原産の大根が入った餃子や米粉を使用した焼きドーナツ、梨ゼリーなども提供しています。昨年度から新たに市内の生産者と契約を結び、玉葱、なす、長葱なども使用することができるようになり、さらに地場産物を使用する機会を増やすことにつながりました。
【市原産のなす】
【市原産のじゃがいも】
【市原産の梨】
【市原産の大根(姉崎だいこん)】
【市原産のメロン】
【市原産のいちじくを使った米粉焼きドーナツ】
市原市では、全小学校3年生に食に関する指導を行っています。昨年度は11月の千産千消デーに合わせて「市原市で作られる食べ物の良さを知ろう」をめあてに、A小学校で授業を行いました。給食で使用したことのある地場産物を表の中から探し出し、たくさんの農作物が市原市で採れることに気付くことができるようにしました。この授業を通して、地場産物の良さや市原市で採れる食べ物について興味を持つ児童が多く見られました。
【千産千消献立:ごはん 牛乳 剣エビ吹き寄せ 鶏肉と大根のチリソース じゃことこんぶのサラダ 千葉のお米のムース】
【児童のワークシート1】
【児童のワークシート2】
今年度、受配校の小学校3年生(5校)に給食についてアンケートをとったところ、「給食に市原市で作られた食べ物が使われていることを知っている」と答えた児童は67%、「知らない」と答えた児童は33%でした。地場産物に対する認知度をさらに高め、郷土への愛着が高まるよう、献立表や一口メモに加えて、新たに梨についての動画を作成し、給食時間に視聴できるようにしました。
【給食アンケートの結果】
【給食時に電子黒板で梨の動画を見ている様子】
今後も、地場産物を積極的に活用することで、児童生徒が郷土への関心や愛着を持ち、生産者や食べ物の恵みに感謝する気持ちを育むことができるよう、食育活動を推進していきたいです。
文責 市原市立国分寺台中学校 栄養教諭 御子神 千尋
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