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更新日:令和4(2022)年12月1日
ページ番号:551726
習志野市は、千葉県の北西部に位置する首都圏近郊の住宅地として「習志野市文教住宅都市憲章」を制定し、教育および文化の発展になる基盤の整った都市です。市内には市立小学校16校、市立中学校7校あり、小学校は7校(他9校はセンター給食)、中学校はすべての学校で自校式給食を採用しています。本校は27学級(うち特別支援4学級)全校生徒824名(令和4年5月1日現在)の市内で最も規模の大きい中学校です。
本校では、自校給食の特徴を生かして、生徒考案の献立を採用しています。生徒たちは2学年の家庭科の授業において、給食が自分たちのもとに届くまでの献立作成の手段、調理方法、食材の使用量、使用する調理器具について学びます。今年度はさらに、本校の残食状況から課題を見つけ、事前に学習したSDGsの視点を加えた献立作成を行いました。
【授業の様子】
【授業の様子・残食状況の把握】
「葉っぱを食べよう献立」
実際に生徒が考案し、採用した献立を紹介します。
生徒が考案した献立は、食品ロスを減らすために「食材の廃棄を減らす工夫」「残食が少なくなる工夫」がされたものになりました。『大根の葉のふりかけ』は、通常廃棄されてしまう大根の葉や豚汁で使った鰹節のだしがらを活用することで調理中の廃棄量を減らすことを目的としました。また、ふりかけを採用したことで、ご飯の残食が少なくなる効果も期待しました。
提供当日は、給食時の全校放送で献立を考えた生徒が作成のポイントを紹介しました。
その結果、当日の残食率は、ご飯0.6%(10月平均3.2%)、手作りふりかけ8.3%、鮭の塩焼き0.3%、ごま和え4.4%、豚汁0.9%、プリン0.3%でした。また、手作りふりかけについては、出来上がり重量の66.7%が本来廃棄されるものから作ることができたので、ねらいを達成することができました。
【放送中の様子】
今年7月に実施した朝食摂取状況調査では、喫食状況の調査を行いました。第4次千葉県食育推進計画では、令和8年度までに朝食を欠食する子供の割合を0%にする目標が設定されています。本校の結果は、最大で約2割(160名程度)の生徒が朝食を欠食した状態で登校していることがあるとわかりました。
このことについて、本校の課題を生徒と共有し、朝食の喫食率を上げるためにできることがないか、保健委員会と給食委員会のコラボ企画を始動することになりました。朝食の大切さについて理解してもらい、生徒の行動変容に繋がる取組やキャンペーンを実施していく予定です。
〈給食委員会と保健委員会のコラボ企画 実施計画〉
1 朝食を食べない理由と生活習慣に関する実態調査
2 タブレット端末を用いて集計し、プレゼンテーションソフトにまとめる
3 プレゼンテーションソフトを使って、給食委員と保健委員が各学級で課題を共有し、朝食の大切さを理解する
4 新たな取組やキャンペーンの実施
【委員会活動の様子】
【委員会活動の様子】
文責 習志野市立第四中学校・学校栄養職員・中尾友美
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