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更新日:令和7(2025)年1月1日

ページ番号:727704

ちば県民だより(令和7年1月号)3面

HERO is YOU(ヒーロー イズ ユー)
ドナーは命を救うヒーロー
骨髄バンクへの登録にご協力をお願いします

白血病や再生不良性貧血などの血液の病気の治療法として有効な骨髄・末梢(まっしょう)血幹細胞移植。骨髄バンクは、移植を希望する患者さんと骨髄・末梢血幹細胞を提供してくださる方(ドナー)をつなぐ事業です。

問い合わせ先 県薬務課 電話番号 043-223-2614 ファックス 043-227-5393

数字で分かる骨髄バンク

出典:公益財団法人日本骨髄バンクホームページ(2024年3月末時点 ※は2023年度実績)

移植を待つ患者さんに対して、ドナーの数が足りていません。

  • 待っている患者数 1,652人
  • 骨髄提供 769件
  • 末梢血幹細胞提供 317件

国内では毎年約1万人の方が血液の病気を発症しています。そのうち約2,000人の方が骨髄バンクへ新たに患者登録をしていますが、移植実施数は年間1,000件程度にとどまっています。

移植するには患者さんとドナーのHLA型(白血球の型)が適合する必要があります。
兄弟姉妹間では4分の1の確率、血のつながりのない人では数百から数万分の1の確率でしか適合しません。

一人でも多くのドナー登録が必要です。

グラフ(全国ドナー登録者数554,123人、千葉県登録者数20,870人)

骨髄提供を受けた方より

北村 勉(きたむら つとむ)さん(県内在住)

12年前、目まいが頻繁に起こり、立ちくらみやだるさ、息切れが続きました。それらが白血病のサインだとは夢にも思いませんでした。
治癒には骨髄移植しかないと告げられ、骨髄バンクへ患者登録をして、ドナーを探すこととなりました。ドナーが見つかるまで不安と緊張の日が続きました。移植の日に運ばれて来た骨髄液を見た時には感動で涙があふれました。3カ月の入院生活を送り、退院後は職場復帰を果たすこともできました。
しかし4年後、再発し再移植をすることとなり、再びドナーより提供を受けました。2度も命を救っていただいたドナーさんには感謝しかありません。

ドナー登録するには?

県内6カ所の献血ルームや各地を巡回する献血バス、県保健所(長生・君津・印旛(いんば))で無料で行うことができます。(保健所は要予約)
所要時間は15分程度で、HLA型を登録するために採血を行います。

ドナー登録できる方

  • 年齢が18歳以上、54歳以下で健康状態が良好な方(提供できる年齢は、20歳以上、55歳以下)
  • 体重が男性45キログラム以上、女性40キログラム以上の方 など

詳しくは、日本骨髄バンクホームページからご覧いただけます。

HP 日本骨髄バンク/ドナー登録をお考えの方へ外部サイトへのリンク

1月・2月は「はたちの献血」キャンペーン月間です。
献血へのご協力もお願いします。

献血ルーム名称 場所 電話
柏献血ルーム JR柏駅東口榎本ビル5階 04-7167-8050
松戸献血ルームPure(ピュア) JR松戸駅西口松戸ビル1階 047-703-1006
献血ルームフェイス JR船橋駅南口Face(フェイス)ビル7階 047-460-0521
津田沼献血ルーム JR津田沼駅北口津田沼ビート6階 047-493-0322
モノレールちば駅献血ルーム 千葉モノレール千葉駅構内 043-224-0332
運転免許センター献血ルーム 千葉運転免許センター内 043-276-3641

※各献血ルームの受付時間や献血バスの運行スケジュールなど詳しくは千葉県赤十字血液センターホームページをご覧ください。

HP 千葉県赤十字血液センター外部サイトへのリンク

患者さんと適合したら

  1. 適合のお知らせ
    ドナー候補者となり、携帯電話へのSMS(ショートメッセージ)または郵送でお知らせが届きます。
  2. 詳しい説明と医師による問診・採血
    この結果で最も移植に適していると判断されると提供ドナーになります。
  3. ドナーとご家族の最終的な提供意思を確認
  4. 採取前の健康診断
  5. 採取
    骨髄提供の場合は腰の骨から注射器で採取。(3泊4日程度の入院)
    末梢血幹細胞提供の場合は腕に針を刺し、専用の機器で採取。(2泊3日から6泊7日程度の入院)
  6. 採取後の健康診断

※2.から5.まで約2カ月から4カ月かかります。
※登録後すぐに適合する方もいれば、一度も適合しない方もいます。
※患者さんとドナーはお互い特定されません。

骨髄提供した方より

中村 剛(なかむら ごう)さん(県内のボランティア団体に所属)

骨髄バンクの存在はテレビ広告などで認識してはいましたが、自分とは縁遠いもののように思っていました。意識するようになったきっかけは、職場の同僚が骨髄提供を行ったことでした。会社を数日休んで入院し、見ず知らずの人のために骨髄提供を行ったという話を聞き、純粋に尊いと思い、「自分も登録しようかな」という気持ちが芽生えました。
ドナー登録から10年ほどたった頃、初めて適合通知を受け取りました。開封する手が震えるほど緊張したことを今も覚えています。
提供ドナーに選ばれてからは、自分の体が自分だけのものではなくなったように感じました。健康に気を配り、病気や事故にも注意しながら日々を過ごしました。おなかに命を宿した母親と似た気持ちだったのかもしれません。
入院中は久しぶりの「一人時間」となり、自分を見つめ直す時間を得られたことも良かったと感じています。
私は間もなく55歳を迎え、ドナーを卒業しますが、次の世代の多くの方々がドナー登録をしてくださることを心から願っています。

事業者の皆さまへ

ドナーに選ばれても、休暇取得が難しいなどの理由で移植に協力できなくなる方もいます。勤務先に「ドナー休暇制度」があることは、ドナーにとって心理的・肉体的な負担の軽減につながります。ぜひ導入をご検討ください。

 

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お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課広報班

電話番号:043-223-2241

ファックス番号:043-227-0146

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