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更新日:令和5(2023)年12月22日
ページ番号:20825
日時 | 平成29年10月12日(木曜日)10時30分~10時48分 |
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場所 | 本庁舎1階多目的ホール |
動画 | 平成29年10月12日知事定例記者会見(動画) |
知事
はじめに、交通安全フォーラムについて、お話をいたします。
このフォーラムは、国民の交通安全意識を高めることを目的として、毎年、国が自治体と協力して開催しているところでございます。今回は、本県と船橋市が協力し、今月25日に船橋市民文化ホールで、「高齢社会の交通安全を考える」をテーマに開催いたします。
まず、内容を御紹介いたします。交通心理学の専門家である帝塚山大学の蓮花一己学長に、高齢者の交通安全に関する講演をしていただきます。
その後、千葉ロッテマリーンズでキャッチャーとして活躍された里崎智也さんをお招きし、学識経験者や警察など、交通安全のスペシャリストとパネルディスカッションをしていただきます。
また、フォーラムに先立ち、シンガーソングライターの奥華子さんと県警音楽隊によるコンサートを行います。ぜひ会場に足をお運びいただき、交通安全への意識を深めるきっかけにしていただきたいと思います。
交通事故の根絶は県民全ての願いであり、一人ひとりが真剣に考えていかなければなりません。「オール千葉」で交通事故のない、安全安心で、生き生きと暮らすことができる「交通安全県ちば」を目指しましょう。
知事
次に、新しい香取合同庁舎について、お話をいたします。
県では、東日本大震災により、香取地域の健康福祉センターや農業事務所が大きな被害を受けたことから、市内の県の機関を集めた新たな合同庁舎の整備を、平成24年度から進めてまいりました。
香取地域の皆様には、長い間、御不便をおかけいたしましたが、本年8月に建物が完成し、来月6日にJR佐原駅の隣にオープンいたします。
新合同庁舎では、新たに加わる健康福祉センター、農業事務所及び土木事務所の3機関と地域振興事務所など、合わせて7つの機関が業務を行います。
また、建物には、大地震にも耐えられる免震構造を取り入れるとともに、液状化や浸水への対策など、地域の防災活動拠点としての機能を強化いたしました。
加えて、来庁者向けの窓口を、ドアのないカウンター方式として、開放的な空間にするとともに、赤ちゃん休憩室や多目的トイレの設置、バリアフリー対応など、快適性にも配慮し、より便利になりました。
今回の整備をモデルの一つとして、地域の防災活動拠点としての機能強化に向けた合同庁舎化を進めていきたいと考えているところでございます。今後とも、より一層の県民サービスの向上に、県庁一丸となって努めてまいります。
知事
次に、環境保全の取組について、お話をいたします。
県では、環境保全への意識を高めていくため、平成21年度から本県在住のアルピニスト、野口健さんに県環境大使となっていただき、さまざまな普及啓発に取り組んでいます。
今回は、東京オリンピックのサーフィン競技会場となる一宮町において、来月25日にクリーンアップウォーキングと講演会を開催いたします。クリーンアップウォーキングは、浜辺の清掃を行いながら、ウォーキングを楽しむ活動でございます。
当日は、一宮海岸をスタートし、親子の部は「ホテル一宮シーサイドオーツカ」まで、一般の部はサーフィン競技会場の釣ヶ崎海岸までの2つのコースで行います。野口さんと一緒に、秋の外房の海を感じながら、清掃活動に取り組んでいただきます。
終了後は、野口さんに「富士山から日本を変える」をテーマにお話をしていただきます。富士山やエベレストで行ってきた清掃活動や、環境大使として行っている環境教室の取組など、野口さんの幅広い御経験に基づく興味深いお話が伺えると思います。皆様の御応募をお待ちしております。
東京オリンピック・パラリンピックでは、国内外から多くのお客様が本県を訪れます。「クリーン」であることは、大きなおもてなしの一つであります。その取組はレガシーにもなります。この美しい千葉を次世代へ引き継いでいけるよう、私たち一人ひとりができる小さなことから環境保全の取組を進めてまいりましょう。
知事
次に、千葉・県民音楽祭における演奏者の募集について、お話をいたします。
オリンピック・パラリンピックはスポーツの祭典であると同時に、「文化」の祭典でもあります。県では、東京2020大会に向けて、文化芸術活動を振興する「文化プログラム」を展開しております。
その一つとして、県民参加型の音楽祭「未来に届け!ふるさとちばのハーモニー2018」を、来年2月に開催いたします。
この音楽祭は、県内唯一のプロオーケストラ「千葉交響楽団」と、県内で音楽活動に取り組んでいる方々とのプロ・アマ合同コンサートで、旭市の東総文化会館と千葉市民会館の2カ所で行います。現在、このステージで楽器を演奏していただく地域のアーティストの皆様を、来月末まで募集しております。
オーディションにより選ばれると、プロの楽団メンバーからの直接指導や、本格的な舞台での演奏など、貴重な体験ができますので、ぜひ御応募くださいませ。
なお、千葉交響楽団は、今月15日に千葉市の県文化会館で定期演奏会を開催しますので、ぜひ御鑑賞いただき、応募のきっかけにしていただければと思います。
東京2020オリンピック・パラリンピックは、「ちば文化」の魅力を世界に発信する絶好のチャンスでございます。このコンサートに参加して、音楽を通じて一緒に盛り上げてくれる「あなた」をお待ちしております。
知事
最後は、県立博物館が開催する2つの企画展について、お話をいたします。
1つ目は、市川市の現代産業科学館で今週末から開催する企画展、「ちばの発酵」でございます。
本県は、全国の3分の1の生産量を誇るしょうゆをはじめとする発酵・醸造業が昔から盛んに行われております。そこで今回の企画展では、発酵の仕組みを、微生物の働きや伝統技術の関わりを通じて紹介するとともに、発酵を利用した県内産業について解説します。また、しょうゆや味噌づくりなどの体験メニューも御用意しております。
2つ目は、大多喜町の、中央博物館大多喜城分館で今月20日から開催する企画展、「なつかしの街並み明治・大正・昭和の大多喜」でございます。
大多喜は江戸時代に城下町として整備され、明治以降は教育や経済の拠点となりました。昔から栄えてまいりました大多喜町のにぎわいを、当時の写真や資料により紹介するとともに、大正期に人力で走らせ、現在のいすみ鉄道のルーツとなった「人車軌道」を復元し、試乗会を行います。
この時期は、他の県立美術館・博物館においてもさまざまなイベントや展示を行っております。来月3日の文化の日は、入場料が無料になります。御家族や御友人をお誘い合わせ、ぜひ御来場くださるようお願いを申し上げます。
私からは以上でございます。
記者
おはようございます。私からは3点ほど質問をさせていただきます。
まず、今日もオリ・パラの関連事業を幾つか御紹介いただきましたけれども、オリンピック・パラリンピック関係で、先日も作業部会が開催されたようでございますが、東京都の調整を含めた進捗状況というのを、今のところどういう感じかお伺いしたいのですけれども。
知事
そうでございますね、記者さん御案内のとおり、東京は今大変でございますから、私たち協力県も、もう本当にどうなっているんだろうというところが多いんでございます。
でも、今、事務方で作業部会等も含めて一つずつ一つずつやっているんでございますが、これが本当に進んでいく――といってももう3年切っているわけですからね、東京都さんに集中していただきたいと思うんでございますが。
これは担当部局、ちょっと詳しいことを説明してください。
職員
東京オリンピック・パラリンピック推進課でございます。
第5回作業チームの会議のほうで、いわゆる役割分担、これが決まっていなかったところですけれども、東京都、組織委員会のほうから役割分担の案のほうが示されまして、今後、この案について作業チーム会議を通じて協議を行っていくということが前回の会議で決定したところでございます。
知事
よろしいですか。ありがとうございます。
でも、本当に3年過ぎているわけですから、私どもも一生懸命協力するわけですから、東京が誘致したわけなので、その辺はしっかりとしたリーダーシップをとっていただきたいと強く思うところでございます。
記者
ありがとうございます。選挙に関連しまして伺いたいのですけれども、今回の選挙で安倍政権のほうは、消費増税分の使途変更、幼児教育無償化等に一部充てるのだというようなことをテーマとしていますが、これは実際、選挙結果いかんではありますけど、実現されればかなり県のほうにも影響が出てくる話かと思うのです。このことについては、まだ期間中ではありますが、こういうことがテーマになっているということについては、どういうふうに受け止められていますか。
知事
今ちょうど期間中でありますので、詳しく踏み込むことは避けたいと思います。ただ、やっぱり財源というのは大事でございます。そして、その財源がどのように手当てされるというのもまた大変重要でありますので、県としてもしっかり見てまいりたいと、そのように思っております。
記者
ありがとうございます。
記者
私のほうからも、選挙の関係で2点お尋ねしたいと思います。
まず1点目ですが、今朝、新聞各社の序盤情勢、世論調査の結果が出まして、今、自民党が優勢に戦いを進めているという結果が出ております。こういった選挙序盤の情勢について、知事の率直な受け止めをお聞かせください。
知事
そうですね、これもちょうど今、真っ最中なものでね、余り踏み込んだあれはできませんけれども、ただ、有権者が非常にいろんなゴタゴタゴタゴタあった中で、興味を持っていただいてしっかり見始めたのかなと、そんなような感で、これで投票率が上がればいいなと、そのように思っております。
記者
今まさにおっしゃった投票率の関係ですけれども、前回は戦後最低の投票率ということになりました。前回のとおり短期決戦ということで投票率の低下がちょっと懸念されておりますので、今、県選管で啓発事業に力を入れていますけれども、改めて有権者が投票所に足を運ぶその意義について、もし県民にメッセージがあったらお願いします。
知事
これは本当に、何でもそうですけれども、言うことが大事です。しかし、それと同時に権利と義務の関係じゃありませんけれども、やっぱり私たちが言うということは、自分の意思表示をするときには、自分の考えに則ってそういう人を選ぶと。こういうのを放棄しちゃうと、やっぱり自分自身としても残念だと思うだろうし、言うからにはやることもやろうよというのが、これがみんなの考えじゃないかな。
だからこそ、今回の選挙というのは、国内外においても非常に大事な選挙でございます。私たちのお国の代表を選ぶわけですから、ここでしっかりとした自分の一票というのが、この一票が国を動かすんだよという、そういう気持ちを持って私は投票に行っていただきたいと、そのように思っていますね。
記者
ありがとうございました。
記者
よろしくお願いします。
衆院選について、2つお伺いしたいわけですが、先ほどまさに真っ最中で踏み込めないということであったのですが、今回の衆院選については、政権選択選挙というふうにも言われていた衆院選だったのですけれども、序盤の情勢で希望の党に早くも失速感が少し出てきそうな感じもあります。この要因として、一つに小池さんが都知事と政党代表の二足のわらじであったり、衆院選に不出馬であったりと、そういったところが原因ではないかという見方もあるのですけれども、この点はどのように知事は御覧になっていますか。
知事
そうですね、私も千葉県知事として見れば、もちろん一番関係あるのは東京五輪でございますから、先ほど申し上げたように、もう3年を切っているわけですから、しっかりとこれをやらないと。また東京都には豊洲の問題だとか築地の問題、いろいろあります。五輪においては経費の問題も不明瞭な点がまだまだあります。そういうことをしっかりやるためにも、都知事の職をしっかりと務めていただきたいと、そう思います。
また、一般の、一国民としての離れた有権者として見れば、やっぱり小池さんがおつくりになって、こういう党をやったわけですから、しっかりとそれは前面に出てきてやってもらいたいなと、そう思うんではないでしょうかね。
記者
2問目ですけれども、今回の衆院選は、争点の多くが消費増税ですとか社会保障、あとは北朝鮮といったところが中心になりがちで、県内で開かれるオリンピックについて、各候補者が言及をする場面がそう多くないようにも感じるのですけれども、開催県の知事として、各候補にこういった五輪に関する論戦というのを期待される部分というのはおありでしょうか。
知事
まあ論戦はね、特に千葉において、千葉のやる競技何だかんだというのは、非常に今の情勢を見ると言及するのは難しいのではないかなとは思いますけれども、特に千葉県の候補者は、みんなこのオリンピック・パラリンピック8競技には関心を持っていることは事実だと思います。
それと同時に、今、特に北朝鮮の問題等もあります。それと消費税の値上げということを、今までいろいろ流れてきていますので、じゃあ、これをどう使うんだ、ああ使うんだと。もっと、国会議員ですから、どうしても大きな話になってしまうんではないかなと、そのように思います。
記者
選挙の関係でもう一点です。今回の衆議院選挙では初めて18歳、19歳の方が投票ができるということで、知事も今年、知事選で18歳、19歳の方へ訴えかけたというところもあります。そういうところの経験を踏まえて、こういった若者に今回の選挙に対してどういう行動を、メッセージがあれば、そのあたりを。
知事
私も若いころ、俺の一票でどうかなるのかなあなんてね、この一票がどのぐらい動かせるのかとか、ふと思ったときもありますよ。でも、やっぱりずっと来て、これだけ昔と比べると国内外の情勢が混沌としているとき、いや、一票って大事なんだよというのを私は改めて若い人たちに言いたいし、あなたの一票がこの国を動かすんだ、あなたの一票が豊かで平和な国をつくるんだと、だからこそしっかりと候補者を見て入れてくださいよと、もうこれしか言いようがないです。
記者
ありがとうございます。
記者
よろしくお願いします。ちなみに、知事御自身は、今回の選挙は期日前と当日、どちらを。
知事
期日前に行く予定です。
記者
毎回、一有権者として投票されるときは期日前に。
知事
大体、期日前ですね。
記者
制度が便利で。
知事
そうですね。
記者
わかりました。ありがとうございます。
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