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更新日:令和5(2023)年12月22日
ページ番号:20822
日時 | 平成29年8月17日(木曜日)10時30分~11時00分 |
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場所 | 本庁舎1階多目的ホール |
動画 | 平成29年8月17日知事定例記者会見(動画) |
知事
はじめに、ヘルプカードの配布について、お話をいたします。
義足を使っている方や、内部障害・難病を抱えている方は、支援や配慮が必要なことが外見からはわかりにくくて、周りの人が気づかないケースがあります。
そこで本県では、このような方々が手助けなどを周りの人に求めていることを知らせるための「ヘルプカード」をつくり、各市町村や県の健康福祉センターなどでお渡ししているところでございます。
ヘルプカードは、緊急連絡先や必要な支援内容などを記入し、携帯していただくものでございますが、このカードを利用して、災害時や日常生活の中で、困ったときに周囲の人に手助けなどを求めることができます。
ヘルプカードは、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、障害のある方などへの理解の促進や、心のバリアフリーの推進に寄与するものでございます。県民の皆様におかれましては、ヘルプカードをお持ちの方を見かけましたら、電車やバスで席をお譲りいただいたり、声をかけていただくなど、温かい御支援をお願いしたいと、そのように思います。
知事
次に、「AED等普及啓発強化月間」について、お話をいたします。
AEDの使用率などを向上させ、一人でも多くの方の命を救うことを目的として、本年4月に「千葉県AEDの使用及び心肺蘇生法の実施の促進に関する条例」が施行されたところでございます。
この条例では、9月を「普及啓発強化月間~AEDで命を救う勇気を持とう月間~」と定め、この時期を中心に、県民の皆様の関心と理解を深める広報啓発活動を実施することとされています。実施初年度である今年度については、来月2日にフクダ電子アリーナにおいて、サッカーの試合前にAED使用体験イベントを開催します。AEDに実際に触れて実技を学べる非常に良い機会ですので、御来場の際はぜひ御参加くださいませ。
また、条例では、使用促進に関する「基本計画」を策定することとされております。この計画では、「誰もが自発的かつ積極的にAEDを用いた心肺蘇生法を実施できる環境づくり」を基本理念として、全国に先駆けた取組を行うことにより、条例の目的の実現を目指すところでございます。
現在、計画案についてパブリックコメントを行っており、より良い計画とするため、県民の皆様からの御意見をお待ちしているところでございます。
緊急時に一人でも多くの方の命を救うため、県民一人ひとりが、AEDを使うことや心肺蘇生法を行うことが非常に重要でございます。いざというときに勇気をもってAEDを使えるように、AEDの使用体験や、各消防・日本赤十字社で実施している救命講習にぜひ御参加ください。
知事
次に、パラリンピック機運醸成イベントについて、お話をいたします。
今月25日は、東京パラリンピック開催の3年前に当たります。本県では、大会に向けた機運を盛り上げるとともに、障害者スポーツへの理解を促進するために、2つのイベントを開催いたします。
1つ目は、今月25日に、海浜幕張駅南口駅前広場において行う「オール・チバで盛り上がろう!」をテーマとした3年前を記念したイベントでございます。
このイベントでは、パラリンピック開幕までの日数を表示するボードの除幕式や、県ゆかりのアスリート・期待の若手選手によるトークイベントを行います。また、全盲のシンガーソングライター木下航志さんと県立幕張総合高校合唱部のコラボレーションによるステージも行います。
2つ目は、来月2日に千葉ポートアリーナで開催する「パラスポーツフェスタちば2017」でございます。
このイベントでは、テコンドー、車いすフェンシングなどを体験いただけます。また、ゴールボールとシッティングバレーボールの日本代表選手によるデモンストレーションや、県内の児童・生徒が描いたパラスポーツ絵画コンクールの作品約800点の展示なども行われます。
ぜひ、多くの県民の皆様に御参加いただき、本県で開催されるパラリンピック競技について知っていただきたいと思います。皆様の御来場をお待ちしております。
知事
次に、秋の観光キャンペーンについて、お話をいたします。
本県では、来月1日から11月30日まで、「魅力いっぱいギュッと千葉」をキャッチフレーズに、秋の観光キャンペーンを行います。このキャンペーンでは、美しい紅葉や地域のグルメなど、千葉の秋を楽しむ鉄道ツアーを行うとともに、観光客の方に県内の素敵な写真をSNSに投稿していただき、千葉の魅力を広く発信していきます。
その主な内容について、3つ御紹介いたします。
1つ目は、鉄道の旅をお得に満喫できる「サンキューちばフリーパス」と「フリー乗車券」でございます。
「サンキューちばフリーパス」は、来月1日から11月30日までの連続した2日間、県内の鉄道や路線バスの一部が乗り放題になるもので、昨年も大変御好評をいただいたところでございます。今年は新たに、東京都区内から県内フリーエリアまでの往復乗車券がセットになった「サンキューちばフリー乗車券」もあわせて発売をいたします。
2つ目は、「鉄道で楽しむ!旬の夏秋ちばの旅」でございます。今年も京成グループと連携して、京成線・新京成線・北総線沿線の観光スポットをめぐる鉄道ツアーを発売いたします。昨年大人気だった「成田山新勝寺での写経・精進料理体験」に加え、「バラと人気のスイーツを味わえるコース」など、新たなコースも御用意しております。
3つ目は、「あなたのラブちば教えてキャンペーン」でございます。千葉の旅でお気に入りの風景やグルメを見つけたら、ぜひ写真を撮り、投稿いただくようお願いします。観光客の方から見た千葉の魅力と生の声を、SNSにより広く発信をいたします。また、投稿いただいた方の中から、毎月、抽選で本県の特産品やチーバくんグッズをプレゼントいたします。
ぜひこの機会に、秋の千葉を訪れていただき、千葉の旅を満喫していただくとともに、あなたのお気に入りを御紹介いただきたいと思います。
知事
最後に、この時期にお勧めの耳より情報でございます。
今回は、今まさに旬を迎えている「ぶどう狩り」について御紹介いたします。
本県には、首都圏にお住まいの皆さんが、日帰りで気軽に収穫を楽しめる観光農園がたくさんございます。「ぶどう狩り」は、県内約30もの農園で楽しむことができ、たわわに実ったさまざまなぶどうの中から、好きなものを収穫して購入することができます。また、ぶどう園の中で、ぶどうの食べ放題やバーベキューを楽しめるところ、小さなお子さんや車いすの方も安全に楽しめるところもあります。
ぶどう狩りは、10月中旬ごろまで、香取市や東金市をはじめ、県内各地で体験できます。甘くてみずみずしいぶどうを味わいながら、色鮮やかなぶどうが実る棚の下で、のんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
私からは以上でございます。
記者
おはようございます。
まず、発表案件の中からヘルプカードについてお伺いいたします。
こちらのヘルプカードですけれども、改めてこちらを導入するに至ったいきさつと期待する効果について、森田知事のお考えをまずお聞かせいただきたいと思います。
知事
やっぱり私たちは一人で生きていけない。まずお互いに助け合い、互助の精神は大事だ。これがまず基本でございます。そして、手助けをいただきたいと思っても、ぱっと見た感じわからないところもありますね。内臓だとかいろいろ見えないところの部分で。そのときにこのヘルプカードを見て、こういうことをお願いします、ああいうことをお願いしますといったら、まさしく私はそこに笑顔が生まれるのではないかなと、そのように思っているところでございます。
記者
ちなみに、全国で見まして、こうしたヘルプカード導入の取組というのは、事例としては。
知事
東京都がまずやり始めました。では担当部局、その辺を。
職員
障害者福祉推進課でございます。
現在、ヘルプカードが導入されておりますのは、東京都を除きますと本県を含めて8府県ということになっております。
記者
関連してですけれども、今回ヘルプカードには障害者の方が直接、例えばこういう配慮をしていただきたいとかと、手書きで記入する形にはなっているのですが、欧米のほうでは同様のカードを掲げ、例えば助けていただきたいとか、こういうことをしてもらいたいと、マークで記したりするケースもあるそうですけれども、例えば今回、初めて導入をされましたが、今後そういった要素をつけ加えていくようなお考えとかはどうでしょう。
知事
そうですね、今、記者さんがおっしゃったように、欧米等も私どもいろいろと勉強しなきゃいけないし、また、実際に使用者の皆さんから御意見も賜りたいなと。その中においてより一層良い方向に改善できたらいいなと思っております。
記者
続きまして、発表案件以外になってしまうのですけれども、国が、先日墜落事故を起こしましたアメリカ軍の新型輸送機のオスプレイを、国内での飛行を容認する考えを示しました。また、一部報道では現在北海道で行われております日米合同訓練の中で、近くオスプレイが参加するのではないかという状況を報じております。県と実際に機体整備を行っている木更津市が、それぞれ国を通じてオスプレイの国内での自粛を要請している中、この一連の動きについて、知事はどのように見ていらっしゃるかをお聞かせください。
知事
そうですね、やはり今回のオスプレイの事故は誠に遺憾でございます。本県においても定期機体整備が木更津市で実施されており、地域住民の安全・安心を確保することが何よりであると考えているところでございます。国に対しては、引き続き米(アメリカ)側に飛行の安全確保を強く求めるとともに、事故原因や再発防止等に係る情報を適切に提供するなど、万全な対応をお願いしたいと、そのように思っているところでございます。
記者
関連しまして、先週の11日に県、木更津市、それぞれが国に対して、飛行容認に関して具体的な説明を求めたいということで、電話での要請を北関東防衛局のほうにされたと思うのですが、その後、先方からの何らかのリアクションがあったかどうか。
知事
はい、では担当部局。
職員
政策企画課でございます。
今の御質問ですけれども、8月15日になりますが、防衛省の北関東防衛局企画部地方調整課の2人の方が見えて、説明を伺っております。その説明の内容につきましては、8月11日に防衛省で発表しました防衛省の評価、これをなぞった説明ということでございました。
知事
よろしゅうございますか。ありがとうございます。
記者
よろしくお願いいたします。
知事、暦上は昨日8月16日でお盆が終わりまして、県民の皆様も夏休みが一段落している時期なのかなと思っていまして、いよいよ後半戦、再スタートを切るところだと思います。
知事に改めてお尋ねです。知事もリフレッシュされているかと思うのですが、後半戦を迎えるに当たって、改めて今後こんなことに力を入れたいとか、あるいは前半戦にこういう課題があったのでこういうことをやっていきたいとか、改めてなのですけれども、お尋ねさせてください。
知事
私も夏休みをとらせていただいて、いろいろ考えておりました。私はハワイへ行ったんですよ。実は私は19歳のときにハワイへ行って、そのころからファンクラブの人たちとずっとお付き合いもあるものですから。でも、最近ファンクラブの人も皆、私と同じように年もとってきましたし、今回も養老院へ行ったり、入院のお見舞いに行ったりだとか。
しかし、ハワイは大変ラッキーにも日本と違って青空でございました。その中で私が思ったことは、よーし、前半戦は終わってきたなと。後半戦、特に最近は長雨、これは台風の影響かとは思うのでございますが、そうなってくると農作物に大変な影響が出てくる。そういうことも含め、それから自然災害に対する対応、それと同時に私どもはこれから道路整備も含め、トップセールス、そういうことも含め、医療福祉も含め、山積している。でも、決して焦らないと。
私の経験からいって、あれもやろう、これもやろうと思って余り張り切り過ぎるといい結果が出ないものですから、まず一つずつ、一つずつ、まさしく県庁の皆と、チーム森田でみんなで積み上げていって、そして私どもは県民の皆様に御提示したいと、そのように思っています。そういう意味においては気を引き締めるといいますか、そういう意を強くしたところであり、また、オリンピック・パラリンピック、これからが正念場だなと、そう思ったところでもあります。
記者
ありがとうございます。知事の発言の中で「長雨」という言葉が出てきましたけれども、知事はハワイに行かれてリフレッシュをされたということで、一方で私は余りリフレッシュできなくて、というのも今年の夏は千葉の美しい海を満喫しようと海水浴にいっぱい行こうと思っていたのですが、御案内のとおり8月はこんな天気になっております。先ほど知事は長雨の心配というのがありましたけれども、具体的に言うと、今、太陽が差し込んでこないという状況において、観光とか農業とかどんな心配をされていて、今、業界の方から悲鳴が聞こえてきたりとか、そういう状況はあるのでしょうか。
知事
これは正直言って今すぐ結果が出るというよりも、これから時が経って必ずいろいろな調査等の結果が出てくるもので、担当部局、その辺の見通しをちょっと話してください。
職員
観光誘致促進課でございます。
7、8月の観光の状況につきましては、取りまとめは現在行っているところです。まだ8月の後半戦もわかっていない状況ですけれども、9月末に発表させていただきたいと予定しております。
知事
これは困ったものだな。うちの千葉県の海も、お客さんがちょっと少ないだろうなと思いながらね。
この間、梨の生産者の皆さんのお話を聞いたら、今年は日当たりが少なかったものですから、甘味がちょっと足りないとかそんな話が出てきたり、本当にこれから後半戦にいろいろな影響の結果が出てくると思います。県としてもただ困った、困ったじゃなくて、それを適切に対応してまいりたいと思っております。
記者
ありがとうございます。次の質問ですけれども、発表事項の中のヘルプカードについてお尋ねです。
この発表資料にも、3番に「ヘルプカードを携帯している人を見かけた方へ」というところがあります。ヘルプカードを配って、障害者の方々が持つということも非常に素晴らしい取組だと思うのですが、次は、それを見た一般の県民の方々がどう動くかが非常に大事だと思うのですけれども、その辺、知事からメッセージといいますか。
知事
記者さんの心配していること、私と同じだと思うんですよ。お互いに互助の精神というか、こういうものができた。さて、それは本当にどうやって運用するんだというのが、これからいろんな問題が出てくると思うんです。
ですから、これは大事なことなのですが、まず私たちは、こういうことを想定しながら作った。しかし、それを現場で実際にやってみたら、こういう問題が出てきた、ああいう問題が出てきた。これをしっかり把握するということも大事だと私は思っています。
ですから、まずこのヘルプカード自体、私はいいことだと思っています。そして、欧米と違って、日本は日本の独特のものもあると思うんです。そういうものをしっかりと私ども耳を傾けながら、改善できることはしてまいりたいと、そのように思います。
記者
ありがとうございます。
記者
オスプレイの質問で、先ほどの内容に関連してですけれども、担当部局のほうから防衛省が発表した評価に沿った説明を受けたということですけれども、知事としては、多分、担当部局から報告も上がったとは思うのですけれども、それについて受け止めというか、納得できたのかどうかという点についてお伺いします。
知事
これは、さっき答弁させていただいたことに尽きるんでございますが、また、大きく言えば国防の問題でございますので、国としてもしっかり、まずはその辺を把握してもらいたいし、また、私たち地元としても、まず県民の安心・安全をしっかり守る立場から言わせていただいたというところでございます。
記者
防衛省の県への対応内容についての知事としての評価というか、しっかりやってもらっているという受け止めなのか、物足りないということなのか、それについてはいかがでしょうか。
知事
お互いに私たちも言ったし、お国も一応言ったけれども、実はこれからが大事なんだね。これからの国の推移を私どもは見ていかなければいけないし、その都度、何かありましたら言っていかなければならないと、そのように思っているところでございます。
記者
県として何を伝えたということになりますか。
知事
もちろん安心・安全も含めてね。それが一番大事でございますから。
記者
あと、話題が変わりますけれども、夏休みに、差し支えなければですが、ハワイのほうは何泊で行かれたのでしょうか。
知事
4泊6日です。
記者
ちなみに、ファンクラブというのは今も会として存続しているのでしょうか。
知事
俺は昔、19の頃だから40何年前か。当時280人いたんだよ、ファンクラブが。今でも8人ぐらい残っているんです。
でもね、実は今回急にというか、行こうと思ったのは、私を本当に息子のようにかわいがってくれたハワイのママが、90歳を迎えてちょっと最近調子が悪いということでね、やっぱり今会わなきゃいけないなと、そういう気持ちもあったんですよ。そして、ハワイって、僕は世界中いろんなところに行きましたけれども、あそこが一番いいですよ。そんなような気持ち、そしてまたリフレッシュをしたいという気持ち、そういうことを含めて4泊6日で行ってまいりました。
記者
メンバーの方は日本人なのか、日系人なのか、日本人ということでいいですか。
知事
みんな日系です。
記者
日本人というより日系人ですか。
知事
もちろん日系人です。
記者
わかりました。ありがとうございました。
記者
よろしくお願いします。
一昨日、台湾の桃園市のほうから鄭市長がいらっしゃいまして、会談されたかと思います。その後の報道陣の質問の中でも、食品の輸入規制の件について、視察された結果を台湾の政府のほうに持って帰りたいですとか、あるいは、来年4月、千葉県の物産展も現地で開いてほしいみたいな要請もあったかというふうにお伺いしました。それについての受け止めをお伺いしたいのと、規制解除へ向けて国に対して等々、知事としての今後の働きかけといいますか、そういったあたり、どのようにお考えになっているかということを。
知事
まず、鄭市長というのは台湾において非常に実力のある方だし、将来を大いに嘱望されている市長なんです。あそこは人口が200万人以上いて、言うなれば日本でいえば東京みたいな、約1割ぐらいがいるところなんです。そして国際空港も持っている。それよりも何よりも、この鄭市長というのは、非常に日本びいきでもありますし、そしてまたアグレッシブな、絶えず前向きでエネルギッシュな人なので、私は大好きなんです。
その中で、「森田、農業博覧会にぜひ来いよ。」と、そういうようなお話を賜りました。ですから、私は、「ぜひ行きたいですね。そのためにはすばらしい舞台をつくってくださいよ。」と、こうお話しさせていただいたんでございますよ。
でも、これは鄭市長も言ってましたよ。千葉県というのは、そういう意味においては結構離れているところなんだと。だからこれは何とかしたいと、そのように言っておりました。そして、私、ずっと見ていたんですけれども、千葉県はいろいろと努力してきました。向こうの議員団も受け入れて、マスコミの人も受け入れて、実際に検査をやって見てもらって、みんな何でもないと言うんですよ。ただ、残念なことに、何かこれが政治マターになっちゃっている部分があるのかなと、そのように思います。
ですから、私ね、鄭市長にはより一層こちらの情報、そして本当に何でもないことなんだと。私が言ったのは、「鄭市長、これで解禁がワンステップ、ツーステップ、スリーステップと徐々になっていったとしても、決して鄭市長の顔を汚すようなことはございませんよ、潰すようなことはございませんよ。」と、はっきり言ったんですけれどもね。そのように私どもとしても、千葉県としても、しっかりとした自信を持っていますので、私は必ず農業博覧会にいい形で出席できるのかなと、そういう希望的観測を持っているところでございます。
記者
去年の訪問の際も、鄭市長は非常に協力に前向きなような発言もされていて、今回もされていたかと思うのですが、そういった発言に関してはどのようにお受け止めになりましたか。
知事
実は、去年ですけれども、私ももう大丈夫だろうと、本当にいろんな角度から勉強して情報を集めて行ったんですけれども、それが外れてしまった。外れたということは、余りにも政治的問題になってしまったということで、また台湾自体がいろいろ政争があったということで。それが終わって、そして今、私のほうからこの問題を一回も切り出さなかったんです。そうしたら、鄭市長のほうからこういう話を私にしてきたんです。ですから、あの方が言うことですから、それなりの自信はあるのかなと、そのように私は思っているところでございます。
記者
ありがとうございます。
記者
よろしくお願いします。
国際情勢の件でお伺いしたいのですが、北朝鮮とアメリカが弾道ミサイルをめぐって大分緊張関係が高まっている状況がございます。その国際情勢に関して知事のお考えと、来月、県内でも拉致被害者を考える県民大会が行われますけれども、今、まさに北朝鮮のことについて考える契機になっていると思います。なので、県民大会についての知事の今のお気持ちを教えてください。
知事
拉致被害者、はっきり言って私も言い尽くして言葉がないんでございますけれども、本当に許しがたい。そうでしょう、記者さんだって、万が一自分のお子さんがそういうことになって、何十年もこんなことになったら涙も枯れてしまいますよ。しかし、私たちが幾ら話し合って、幾らやってもなかなか通じないというところに、もどかしさを感じるところでございます。しかしこれは、しっかりと根気よくやっていかなくてはいけないし、日本政府に対しても、毅然たる態度をとっていただきたいと、そのように思っております。
それから、今の国際情勢においては、私も国会議員ではないので、その辺はどこまで私の知見が正しいかどうかはわからないのでございますが、まあこんなに、何というんですかね、世界が緊張し始めたというのは、私、生きてきて初めてじゃないかなと思うんです。
それと、本当に国と国との外交交渉というのは、水面下のまた水面下の話し合いというのもありまして、非常に私なんか地方の首長だとわからないことが多くあります。しかし、私の知る限りにおいては、相当日本もアメリカとしっかり組んで、そしてまた、韓国とも組んで、絶対こういうことを起こしてはいけないということでやっていることもまた事実でございます。
そしてまた、ヨーロッパのほうも最近非常にこの問題に目を向けてまいりました。私は大変いいことだと思います。そして、世界が、戦争は絶対に起こしてはいけないという大きな力で、しっかりと北朝鮮に向かってもらいたいなと、そのように強く希望するところであります。
記者
ありがとうございました。
知事
どうもありがとう。
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