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更新日:令和6(2024)年4月1日
ページ番号:20780
日時 | 平成27年12月24日(木曜日)10時30分~10時51分 |
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場所 | 本庁舎1階多目的ホール |
動画 | 平成27年12月24日知事定例記者会見(動画) |
知事
おはようございます。本日は、年末恒例の「県政10大ニュース」を発表いたします。
これは、県政に関する様々な「できごと」の中から、報道機関の皆様と県関係者の投票により、選定したものでございます。
それでは、順番に発表してまいります。
今年の第1位は、「2020年東京オリンピック・パラリンピックの幕張メッセでの開催」が決まったことです。オリンピック3競技、パラリンピック4競技が実施されます。
第2位は、22年ぶりに、「成田空港において「第3旅客ターミナル」がオープン」したことでございます。
第3位は、圏央道「神崎・大栄間」の開通でございます。成田空港の利便性はもとより、本県と北関東や東北地方との「人」と「モノ」の流れが飛躍的に向上いたしました。
第4位は、「成田空港に関する四者協議会」の開催が選ばれ、成田空港に関連する「できごと」が相次ぎランクインいたしました。
第5位は、「サッカー日本代表の活動拠点が幕張新都心に」設置されるという話題でございます。日本サッカー協会と設置に向けた基本協定を締結いたしました。
第6位は、「成田市内での医学部新設を認める方針が決定」されたことでございます。平成29年4月に県内2校目となる医学部が開設される予定でございます。
第7位は、「海外におけるトップセールス」の実施です。今年は、マレーシアとタイ王国で千葉の魅力をPRしてまいりました。
第8位は、3つあります。
1つ目は、「第18回千葉県議会議員一般選挙の執行」です。
2つ目は、被害撲滅に向けて取組を強化した「合言葉は「STOP!電話de詐欺」」でございます。
そして、3つ目は、「車椅子バスケット、ウィルチェアーラグビーの国際大会が千葉市で開催」されることでございます。
この大会で、日本代表は、リオパラリンピックへの出場権を獲得いたしました。リオでの一層の活躍を期待しております。
それでは、いくつかの項目を振り返ってみます。
まず、今年のトップニュースとなりました東京オリンピック・パラリンピックについてでございます。
私も以前から、県民の皆様に、県内で生の競技をぜひとも御覧いただきたいと強い気持ちを持っておりました。非常に嬉しいニュースでございます。
両大会の開催は、本県の知名度向上や幕張メッセの競争力強化につながる絶好のチャンスと思っております。
幕張メッセは、6月に行われたIOCの会場視察において、高い評価をいただきましたが、大会期間中に訪れる方々が、快適で安全に滞在できるよう、競技会場にふさわしい環境の整備を進めます。
そして、官民連携し、「チーム千葉」で大会の成功と開催効果の全県への波及に取り組んでまいります。
次に、第2位となった、「成田空港第3旅客ターミナルのオープン」でございます。
このターミナルは、「気軽に」、「機能的」、「わくわく」をコンセプトに建設され、10月には国内空港のターミナルとしては初めて「グッドデザイン金賞」を受賞いたしました。
現在、LCC5社が入居し、国際線は7都市、国内線は12都市に就航して手軽な空の旅を提供しており、想定を上回る多くのお客様に利用していただいております。
成田空港の「できごと」は、第4位にも選ばれました。
成田空港の機能強化や騒音対策などについて、国、県、成田空港周辺9市町と空港会社が話し合う「成田空港に関する四者協議会」を、9月と11月に開催いたしました。
11月の協議会では、空港会社から示された第3滑走路の配置案を今後のたたき台といたしまして、更に調査・検討を進めることが取りまとめられました。
今後も引き続き、地元騒音関係団体等の御意見を踏まえながら、環境対策などについても検討してまいたいと思っております。
第3位は、「圏央道の神崎インターチェンジから、大栄ジャンクションまでの9.7キロが開通」したことでございます。
これにより、東関道と常磐道が圏央道で直接つながる新たな広域ネットワークが誕生いたしました。
なお、道路に関しましては、ベストテンには入りませんでしたが、「アクアラインの交通量が、社会実験前の2倍を記録」いたしました。「国が北千葉道路の市川鎌ケ谷間の調査を実施」したといった項目も上位となりました。
あらためて、道路網整備への関心が高いことが分かりました。
県では、アクアラインや圏央道を活用した地域づくりに取り組み、観光振興や企業立地の促進、農林水産物の販路拡大などにつなげてまいります。
また、圏央道の「大栄・横芝間」や、「外環道」、「北千葉道路」についても、一日も早い全線開通を目指し、全力で取り組んでまいります。
第5位は、幕張新都心へのサッカー日本代表の活動拠点の設置についてでございます。
9月には、本県と日本サッカー協会で、県立幕張海浜公園へのナショナルフットボールセンター設置に向けた基本協定を締結いたしました。また、若葉住宅地区ではサッカー日本代表本田選手の所属事務所により「ZOZOPARKHONDAFOOTBALLAREA」が運営されることになりました。
「幕張の新しい顔」として、県民の皆様に喜んでいただける施設となるよう、取り組んでまいります。
第7位の「トップセールス」では、8月31日から9月5日にかけて、マレーシア及びタイ王国を訪問してきました。
出発直前に、バンコク市内で爆発事件が発生し、タイでの行事内容を変更せざるを得なくなりました。
シリントーン王女殿下への拝謁では、安倍首相から預かったお悔やみのメッセージを伝達するとともに、事件現場において献花を行いました。
このほか、タイ大手の小売業者・輸入業者への県産農水産物販売の協力依頼や、工業省との覚書締結などを行い、本県とタイとの関係を強化できたものと考えております。
また、マレーシアでは、梨などの県産品のPRや観光商談会、教育交流についての意見交換を実施し、本県とマレーシアとの一層の交流促進を図る上で、大変有意義でありました。
今後とも、本県と両国の相互交流が着実に成長していくよう、しっかりとフォローアップに取り組んでまいります。
第8位は「合言葉は「STOP!電話de詐欺」」です。
たくさんの方々からいただいた4万件近い御応募の中から名称を選定し、8月には発表会を行いました。
現在、この名称を活用したCMを、バス車内、ラグビートップリーグの試合会場などで放送するほか、公共交通機関へのラッピング広告を行うなど、詐欺被害の撲滅に向けた取組を強化しています。
県民の皆さん、これから迎える年末年始は、家族の間で、詐欺に合わないよう、確認し合う良い機会でございます。ぜひ、合言葉なども決めておくことも大事でございます。「STOP!電話de詐欺」。
県民の皆さんとともに、粘り強く、この卑劣な犯罪の撲滅に取り組んでまいりたいと思います。
この他にも、11位以下には、「教育の振興に関する大綱」や、「地方創生総合戦略の策定」、「県人口がおよそ3年ぶりに620万人を回復」したことなどが選ばれております。
こうして今年を振り返りますと、東京オリンピック・パラリンピックの県内開催が決定したことをはじめ、本県の発展に向けた明るい話題が続きました。
来年は、10月23日に「ちばアクアラインマラソン2016」を開催いたします。「千葉にまた来たい!」と思っていただけるよう、日本一のおもてなしでお迎えします。
また、県総合計画の実施計画が総仕上げの年を迎えます。千葉の未来を担う子どもたちへ、その成果を引き継いでいくことができるよう、「日本一の光り輝く千葉県」の実現に向けて取り組んでまいります。
私からは以上でございます。
記者
おはようございます。よろしくお願いします。今、10大ニュースを発表されましたけれども、改めて知事の受けとめと、知事の中で最も印象に残っているニュース、できごとがございましたら教えていただければと思います。
知事
先ほども述べましたけれども、今年は明るいニュースが、話題が多かったなと。特に、はじめのころは、オリンピック競技が神奈川、埼玉には決まっていたんですけれども、千葉はゼロだった。私は何としても、千葉県民に生の競技を見ていただきたい、そう思って、オリンピック競技そしてまたそれと同時に並行して、我が千葉県は障害のある人もない人もみんなこぞってハッピーに、スポーツ立県千葉だと、そういうことも思いっきり表に出してまいりたいということで、パラリンピックも一生懸命やらせていただきました。そして、競技が4つ決まりました。計7競技が決まったことです。しかし、これは、私がいつも言うように、チーム千葉、関係者の皆様みんながそれぞれのところでそれぞれの働きをしてくださった。これがこの7つにつながったのかなと、そのように思っております。
記者
もう一点、昨日、君津市のトンネルで23.5トンのモルタルが落下したという事故が起きたんですけれども、それに対する知事の受けとめと、今後の対応について教えていただければと思います。
知事
私も驚いたんですけれども、こう言ったらなんですけれども、人的被害がなかったことはよかったなと、そう思っているのでございます。県としても、これは重く受けとめております。地元並びに関係者の方々にご不便、ご心配をかけているのは本当に申しわけない、道路管理者としておわびを申し上げます。担当部局に、原因究明を急ぐとともに安全対策に万全を期すように指示したところでございます。
記者
よろしくお願いします。年末を迎えるんですけれども、一般的に公官庁では28日が御用納めとなる中、千葉市が「幸せシフト」ということで、25日を実質的な御用納めにして、28日は休める職員はどんどん休んでくださいという取組を進めております。知事はこの取組をどのようにお考えになっているのかということと、例えば県庁でもこういった取組をする可能性はあるのかというのをお聞かせいただければと思います。
知事
仕事納め式というのは、県庁はないんだよね、どうなんですか。
職員
総務課でございます。県庁の場合、仕事納め式、平成20年から実施しておりませんので、そういう意味での式という形では、もう七、八年行っていないという状況でございます。
知事
そういう形ではございますが、これは本当に一生懸命仕事をすることは大事ですよ。でも、休むことも大事です。ですから、職員がその辺をいろいろ知恵を絞ってうまくやりくりをして、一日でも多く楽しんで休んでいただきたいなと、そういうことを希望しております。
記者
知事は、このお正月はどのようなご予定でしょうか。
知事
私は、実家のほうにいる予定でございます。
記者
先ほどのトンネル事故の関係で追加でご質問なんですけれども、原因究明を急ぐように指示されたということですが、調査を今後していくと思うんですが、そのスケジュール感はどのようにお考えでしょうか。
知事
工事施工中の事故であり、発注者として想定のできない事故とは考えているのでございますが、何しろあらゆる可能性を排除しないで原因の究明を徹底的にやらなければならないと、そのように思っております。この徹底的調査には、国へ専門家の派遣を要請したいと、そのように思っております。今後、国とともに原因究明を図りたい、そういうことでございます。
記者
もう一点、万全対策を期すように指示ともおっしゃっていましたけれども、県内に同様の工法なのかわかりませんけれども、トンネルがあると思うんですが、そういったほかの県が管理しているトンネルに対してどういった対策あるいは対応をとられていくのか。
知事
これは実際、私ども1から100まで全てを正確に把握するというのは非常に難しいところではございますが、これを期に、私たちもしっかり「要注意」という気持ちを持ちながら当たってまいりたいと思います。その辺、詳しく。
職員
道路環境課でございます。安全対策につきましては、ほかのトンネルにつきましても点検等を実施してきております。今回のケースは、工事中の事故ということで、この原因究明を徹底して行っていきたいというふうに考えております。以上でございます。
記者
トンネルの事故の関係で、現時点で原因を正確に把握されているわけではないと思うんですが、考えられる要因というのはどういったところにあるのか。1カ月前に吹き付けの工事をしていたということで、工事したばかりに落ちたというと、ちょっと違和感を感じるんですが、そのあたりどう捉えているんでしょうか。
職員
考えられる原因といいますか、これから調査してみないと何とも申し上げられないんですけれども、県としては、万全を期した工法でやっているということで考えております。ですので、これからの調査結果を見ていきたいというように考えております。
知事
県としても、お国のほうに専門家を要請して、しっかりと原因究明してまいりたい、また、適切に対処していきたいと思っています。
→総合企画部報道広報課【電話】043-223-2068
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