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更新日:令和6(2024)年4月3日
ページ番号:20649
日時 | 平成23年3月24日(木曜日)13時30分~14時7分 |
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場所 | 本庁舎1階多目的ホール |
動画 | 平成23年3月24日知事定例記者会見(動画) |
知事
最初は、4月1日付けの定期人事異動についてお話をいたします。
まず、今回の人事異動の基本的な考え方です。人事異動に当たっては、職員一人ひとりが能力を最大限発揮できるように、職員の意欲・能力・実績を重視し、「適材適所」の人事異動を行い、総合計画「輝け!ちば元気プラン」を着実に推進し、県民の「くらし満足度日本一」の実現に向けて、積極的に取り組むことができる人事体制を整えました。今回の異動者数は2,864人であり、昨年度の2,955人と比べて100人程度減少いたしました。なお、「東北地方太平洋沖地震」や「鳥インフルエンザ」の対策に従事している職員については、赴任を遅らせるなど、業務に支障を来すことのないよう、必要な措置を講ずることといたしました。
次に、役付職員の登用について申し上げます。
それぞれの職にふさわしい能力、適性を備えた職員の積極的な登用を図りました。また、簡素で効率的な行政運営を行うため、管理職職員の削減に取り組み、管理職職員を約60人削減いたしました。部局長については、6名が定年で退職いたします。このため、農林水産部長に永妻能成商工労働部長を、また、新設した防災危機管理監に岩館和彦総務部次長をあてるなど、16名のうち8名が交代いたします。また、女性幹部職員については、環境生活部長に戸谷久子健康福祉部長を、商工業労働部次長に影山美佐子総合企画部参事をあてるなど、積極的に登用いたしました。間もなく新年度を迎え、知事就任3年目に突入いたします。この新たな体制のもと、喫緊の重要課題である震災対策に万全を期すとともに、県民の皆様の「くらし満足度日本一」の実現に向けて、積極的に取り組んでいきたいと考えております。
知事
次は、東北地方太平洋沖地震による被害への対応についてでございます。
地震の発生から14日目となりましたが、現在でも約400人の方々が避難所で生活されており、1万戸を超える家庭で断水や減水が続いております。今回の未曽有の危機に当たり、一刻も早い復旧、復興に向けて災害救助を行う市町村や被災した県内中小企業、農林漁業者を支援するため、62億円の補正予算を緊急に計上いたしました。現在、県では被災された方々のために、県営住宅や国家公務員宿舎459戸に加え、応急仮設住宅を建設や民間賃貸住宅の借り上げで485戸、合わせて944戸を確保し、入居希望の調査を行っております。また、水道の早期復旧に向けても全力を尽くしております。さらに、県内の被災者の皆様への生活再建支援の一環として、「千葉県災害義援金」の募集を行っております。東北地方太平洋沖地震の被災者の方々への支援としては、3月22日に県民の皆様から救援物資の受付窓口を開設し、2日間で453人の方から物資が届けられました。さらに、同じく22日から福島県などからの被災者受け入れについての情報提供を行う「千葉県インフォメーションセンター」を設置しており、2日間で157件のお問い合わせが来ております。このたびの災害により、県民の皆様には大変なご不便をおかけしておりますが、引き続き家庭や職場での節電やガソリン、食料品の買い占めの自粛などのご協力をお願いいたします。福島の原発事故に関しては、政府や国からの情報をよく聞いて、落ち着いて対応していただきたいと思います。今後も県民の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
知事
次は、高病原性鳥インフルエンザへの対応についてでございます。
3月13日と16日に千葉市内の養鶏農場で確認された高病原性鳥インフルエンザについては、これまでの懸命な作業により、本日中に農場の消毒など、すべての防疫措置を完了する見込みとなっております。防疫措置の完了後、21日間、新たな発生がなければ、本県における高病原性鳥インフルエンザは終息となります。鶏の卵や肉を食べて、人が高病原性鳥インフルエンザに感染した例は、世界的にも報告されておりません。県民の皆様には、引き続き冷静なご対応をお願いいたします。
知事
最後に、千葉県議会議員選挙についてお話をいたします。
昨日、3月23日に東北地方太平洋沖地震によって選挙期日を延期する指定市町村の総務大臣の告示があり、延期を希望していた浦安市や香取市の指定はありませんでした。今回の被災による住民の皆様のご不便を思えば、できることなら浦安市や香取市だけ延期できればよいのですが、今の法律では県内の1つの市でも指定されると45の選挙区の県議会選すべてが延期されることになります。このような点を含めて、総務大臣や県選挙管理委員会は苦渋の決断をされたものと思います。県としても45選挙区の選挙の管理執行を全面的にサポートしたいと考えております。特に適正な執行が困難であるとした浦安市、香取市には、しっかりとした執行ができるよう、県としても支援してまいりたいと思います。
私からは以上でございます。
記者
質問させていただきます。県内の浄水場でも基準値を超えるヨウ素が検出されて、水をめぐる混乱が今後予想されるのですが、知事のご所見をお伺いします。
知事
県としても放射性ヨウ素を除去するために、浄水過程において放射性ヨウ素の吸着効果が期待されております活性炭の量を増やしております。また、汚染されていないと確認できたところ、浄水を給水車によって配る、そのような対応策をとっております。
記者
統一地方選のことですが、浦安市長が強硬に統一選の延長を求めているのですが、知事として説得に当たるようなお考えはありますか。
知事
今、述べましたように、県内の一つの市でも延期を指定されると、45の選挙区で県議会すべて延期になるということになっております。確かに浦安市も香取市も我が県は被災県でございます。大変な被害を受けていることは事実でございます。中でも旭市は死者も出しており、倒壊も大変でございます。でも、旭市もそれを何とか乗り越えて選挙をやろうということなので、県としても県選管の判断を尊重して、県議選全体をサポートしたいと考えております。
記者
よろしくお願いします。今出ました浄水場の件ですが、一つは東京でも出ていましたので、千葉でも今回出たということについての知事のご所見と、先ほど対応に給水車で配るというお話をされていたと思うのですが、その辺をもうちょっと詳しく教えてください。
知事
原発でいろんな影響も出ていることも、また事実でございます。しかし、今までの政府及び厚生省のいろいろな報道を聞きますと、正直な話、私たちも怖いのか、大丈夫なのか、一喜一憂といいますか、混乱しちゃってる部分があるんですね。これは私だけじゃなくて、多くの国民の皆さんが、だからどうなのよという部分があるんではないかな。そういう意味においては、はっきりとした正確な、そして風評を呼び起こさないような国民に対してのメッセージを、また、そういうはっきりした証明をいただきたいなと、そのように思います。例えば、春菊で放射能が出た。だから、だめだと。でも、実態はどうなんだろうと。春菊を1キロ、結構ありますよね。1キロをわーっと一気に食べて、健康のためにレントゲンをやりますけど、それで被曝するものの6分の1だと。ですから、皆さん、もっと気持ちを落ち着けて、こうしてください、ああしてくださいといったって、何かよくわからなくなっちゃうんですよね。そういうことも含めて、正確な情報と正確な指揮をとっていただきたいなと思います。
記者
水に関して、今回、出た、特に乳児に関しては11市町村では摂取を控えるようにという呼びかけについてと、今、知事がおっしゃったように、はっきりした情報を出してほしいということもあると思うのですが、もう一つ、その対応策が今どのようにされているか、もうちょっと詳しくお話しください。
知事
先ほど答えましたので、それを補足する意味で詳細に、担当部局。
職員
千葉県水道局です。先ほど言われました応急給水の方法ですが、福増浄水場、これは高滝ダムを原水としている浄水場でございまして、そこの浄水場の水につきましては放射線が出ておりませんので、その水を使おうと考えております。あと各給水車を今、手配しているところでございまして、給水ポイントを各市と連携を図って、どこにするかというのは検討している最中でございます。なるべく早く応急給水の方にかかりたいと思っています。以上でございます。
記者
最後に1点だけ、今の件で水の買い占めとかもう既に起こっているようなのですが、県民に何か呼びかけといいますか、どのように対応すべきかということがありましたら。
知事
本当に冷静に対応していただきたい。県としても、これからもそういう調査においてはぴしっと皆様にご報告しますし、今の段階において、この水は絶対だめなんだと、こうなんだと。買い占めなきゃと。もう少し冷静に対応していただきたいと思います。かえってこういうことは、風評となってどんどんエスカレートしていってるんですね。ですから、県だけじゃなくて、こういう危機のときの政府といいますか、一挙手一挙動が本当に大事だなと、つくづく思っております。ですから、県といたしましても県民の皆様が安心して水が飲めるように、それに対応することは県としてもぴしっとやっておりますので、どうぞ冷静な対応をよろしくお願いいたします。
記者
今日、放射線が基準値を超えて検出された2つの浄水場は、21日の時点では基準は超えてなかったようですが、今回超えた理由を県はどのように分析されているんですか。
知事
その辺、担当部局。風一つにおいても、放射線というのは流れますのでね。
職員
前回、21日に出なくて昨日出た理由についてのお尋ねでございますが、21日に降りました雨、そのほか河川の流漂等によって、放射線の濃度が非常に濃い水を拾ってしまったというふうに考えております。
記者
今の呼びかけは、県水道局管内の11市だと思うのですが、それ以外の水道事業体が水を供給している地域についても、乳児の飲用は控えるということでよろしいのでしょうか。
職員
水政課でございます。今、それ以外の地区につきましては検査中でございますが、念のため、飲用を控えていただくように周知させていただいております。各事業体から周知させていただいております。
記者
統一地方選のことでお尋ねしたいと思います。先ほど浦安市と旭市の話が出ましたが、旭市では死者が出ているということでしたが、浦安市の場合は液状化の影響で地盤がかなり弱っていて、ライフラインが寸断されているという状況があると思います。旭市の場合は、津波の被害で死者も出ましたが、ライフラインに甚大な影響が出ているという話は浦安市ほどは聞いていないと思います。そういった意味で、浦安はかなり厳しい状況にあるのではないかと思うのですが、その中でも浦安市の市長の訴えに対してはどのように対応されますか。
知事
浦安市も大変だった。特に水が大変だったということで、自衛隊のほうにもお願いして、海上から水を送り込むとか、私たち県としてもできる限りのこと、また今の液状化に関しても、いろんな形でサポートしていることもまた事実でございます。いずれにしても、これはとりあえず県の選管と浦安の選管との今後の調整を見守ってまいりたいと思っております。
記者
今、浦安市の関連で災害救助法のことですが、先ほども出ています旭、香取、山武、九十九里という津波等の被害、あるいは地盤沈下等を見ているところの被害について、4市町、今のところ適用になっておりますが、浦安市に関しても、先ほど出ましたように、液状化の影響で、傾くとかそういった住宅の被害が出ているかと思うのですが、そのあたりで災害救助法適用というのは、今後、浦安市も含めて、ほかの市町村に広げる可能性というのは、どういうふうにお考えでしょうか。
知事
担当部局。
職員
厚生労働省が適用について、基準を少し弾力的にという話が来ておりまして、現在、地元の被害状況を見て、担当部局と厚労省の方とで調整をしております。
知事
浦安も香取のほうも副知事が実際に見て回って、その辺の事実はしっかりと把握しておりますので、また検討させていただきたいと思っております。
記者
続けて、地震が起きてから最初の時期に知事も旭市の方に入られたと思うのですが、今後、被災地に入られたり、あるいは県外からの避難してこられている方々に直接会ったりとかして、何か励ましだとか、何かされる予定はございませんでしょうか。
知事
それは機会がありましたら、ぜひやりたいと思っています。記者さんご案内のとおり、鳥インフルエンザとかいろいろありましたので、今こういう状態でございますが、機会を見て、それはぜひやりたいなと思っております。
記者
もう一点、東京都がかなり大規模な施設を避難所という形で提供していると思うのですが、幕張メッセはどうなんだというのが大分聞かれるようなのですが、今後、国とか被災した県から何とか開放できないかという要請とかあった場合は、どのようにご対応されますか。
知事
それは、事実、今も検討しているところでございます。ただ、いつも言っているのですが、これはただ来てもらって、ただ受け入れるから、さあ、どうぞというのではなくて、被災の人たちにおいてもそれぞれ、例えば、本当は二、三日でいいんだ、その後、親戚のところに行きたいから、今夜何とかしてくれとか、自分はそういうところではなくて、できたら、千葉県あたりだったら民宿みたいのがあるのではないかとか、こういうところを紹介してくれないかとか、ああいうところを手伝ってくれないかと、そういうきめ細かい相談を受けるのも大事じゃないかなと。そう思いましてインフォメーションセンターというのもつくったのでございますが、しかし、そうは言ってられない場合においては、もちろんメッセ等もしっかりと考えてまいりたいと思っております。
記者
ありがとうございます。
記者
他の市町村とか、県内のところは避難者の方を受け入れているところは随分頑張っているなと思うのですが、これだけ食べ物とか、空気だとか、水とか、首都圏でこれだけパニックになりつつあるので、福島中心に住民の方は疲弊し切っていると思うのですね。そういう中で比較的まだ余力のあるような千葉県の中心部であるとか、我々含めてそうなんでしょうけども、このまま見捨てるようなことがあっていいのかということを、知事はどのようにお考えですか。
知事
もちろん見捨てるなんてございませんよ。私どもやれることは一生懸命やっていこうじゃないかと、そのようにやっていることも、また事実でございます。ですから、私どもは先ほど言いましたように、どういう観点から、どういうふうにやっていくことが大事なんだということをしっかり考えてやっていこうと、そう思っております。ですから、国体で私どもがやったように、おもてなしの心ではあまりませんけども、そういう気持ちをしっかり持って、事に当たっていこうとやっております。
記者
例えば、千葉県というのは地理的に考えても、比較的アクセスがよくて、福島あたりから受け入れるという話になれば、かなり歓迎される立場だと思うのです。職員の手が足りないならば、ほかの西日本の自治体なんかに千葉のほうに応援に来てくれとか、もっと応援等を要請すればいいと思うのですが、そういうことはお考えないのですか。
知事
それは、ああやれ、こうやれというのはいっぱいありますよ。でも、私たちは受け入れた以上は、それだけの責任もあるわけです。ぴしっとやっていかなきゃ、責任もあるわけです。それと同時に、我が県は被災県でもあるし、やっていかなければならないこともいっぱいあることも、また事実でございます。この間、南相馬市のように、直接こうなんだけど、こういうことはできないかと言ってきた場合においても、バスを10台出したりだとか、できることはやっているつもりでございます。ですから、私たちは今、何ができるかということをもう一度やっていかなければならないということは、十二分に承知しています。しかし、鳥インフルエンザも含め、旭市も含めて、さっき言ったように、まだまだ千葉県においてもやらなきゃならないところがいっぱいあります。そういうことも私たちはやらなきゃなりません。
記者
今回の災害が起きて、私なんかつくづく思うのですが、県内の県庁の職員の人の使い方について、必ずしもうまく使い切れてないのではないかと。人数の割にはうまく人を動かせていないのではないか。
知事
どういうところですか。
記者
例えば、災害の本部の人はあたふたとして、確かにお忙しそうにしていますが、廊下を歩いているとそうじゃない方もいらっしゃるし、例えば県外の方を引き受けるとかというときには、庁内広報でやりたい人は手を挙げてくれと、余力のある人は手を挙げてくれとか、もっと工夫すべき余地はいろいろあるのではないかと思うのです。
知事
そうですか。それはいろんな見方もあるかもしれませんけども、私はみんな一生懸命やっていると思っております。ただ、何ごともそうですが、それで十分かと言われたら、それはとり方によっては十分ではないかもしれませんが、でも、私たちはこういう未曽有の大災害に対して、まず千葉県として、まず県民を、そして千葉県をぴしっとやっていかなきゃいけないという、これは第一義的にそうでなくてはならないと考えております。それと同時に、その間で自分たちがでできることがあったら、より一層、もっともっと甚大な被害を受けた県に対して協力しなければならないということは、私は十二分にわかっているつりもでございます。もしそういう職員がいたならば大変残念でありますし、またそういう職員が出ないように、また、そういうふうに見られないように、一生懸命指導していくつもりでございます。
記者
先ほど紹介があった人事の話ですが、さまざまな課題に取り組む適材適所と書いてありますが、これだけだとわかりづらいので、新年度、具体的にどのような課題を積極的に取り組んでいくのかということと、適材適所の人事というのは、具体的にどんなところに見てとれるのか、二、三、事例を挙げていただけるとありがたいのですが。
知事
例えば、戸谷部長です。今度は環境の方をやっていただきますが、戸谷さんは非常に見識も深いし、これからももっともっとやっていただきたいという気持ちもあるのです。しかし、戸谷さんみたいに見た目より非常に繊細で、環境だとか、長寿、そういうことに関しても見識も深い。今度は、そういうところに、環境問題においても、そういう女性からの視点というものを入れたいと。そのような考えから、今回、環境のほうに行っていただいた。これも一つ、適材適所かなと。また、それと同時に、大きな期待かなと、そのように考えております。あとは、私たち適宜、その人の仕事ぶりを見て、この人はどちらかというと行動派かな、どちらかというとデスクワーク派かなと、いろいろ考えて配置したつもりでございます。女性においては影山さんですね。影山さんも今度は次長になっていただきましたが、影山さんなんかは、一緒に仕事をしていて、まさしく細かいところまで配慮している人でございます。そういう新しい女性の観点を次長という立場で、また出していただけたらと思って配置したところでございます。
記者
旭市の春菊の話が先ほどありましたが、とりあえず農作物の放射線物質の変化については、旭市を中心にやっていくという方針を示されていると思うのですが、安心・安全の農産物を標榜されている森田知事だと思うのですが、県内のほかの農産物についての検査、心配の声も市民の中にはあるようですが、どのような形で検査とか対応をしていくのか、ありましたら。
知事
わかりました。担当部局。
職員
安全農業推進課でございます。旭市以外の市町村につきましては、地元と受け入れ側の国の研究機関、これらの調整がつき次第、速やかに実施してまいるということで考えております。以上です。
記者
国のほうで高速道路の新料金体系や社会実験の財源を震災の復興支援に回すという話が出てきていると思うのですが、アクアラインの社会実験を3年間継続に影響はないのかということと、もしアクアラインのほうの社会実験の費用も復興に回すべきだという話が出てきたときは、知事としてどのように対応するお考えでしょうか。
知事
これは非常に大事なことなので、国の方に確認したところ、現在の割引制度は継続すると、そのように聞いております。また、今、後段でおっしゃったことは、もちろんそういう考え方もあります。それと同時に、アクアラインの経済効果というのは大変大きいと思います。そういう部分において、そういう経済復興においても大いに期待できるのかなと思っています。
記者
先ほどの農産物の検査のことでお尋ねしたいのですが、先日、うちの支局に農家の方から電話がかかってきまして、県に検査をお願いしたいとお願いしたら、県の職員の方から、もしその結果、基準値超えが判明してしまうと風評被害が地域全体に及ぶ可能性があるから、受けられないという説明を受けたと言ったらしいのです。
知事
そんなこと言ったの。
記者
もしそういう事実があるすると問題なのかなと。
知事
どうなっているの、それ、聞いて。担当部局。だめだよ。
職員
ちょっと誤解があったのかもしれません。もしそういう発言があれば、それは大変な間違いであります。今、私どもがやっておりますのは、県内の、できるだけ多くの地点で検査を行いまして、千葉県として基準値を下回ると。要するに安全であるということを少しでも早く確認するために検査をやりたいということを考えておりますので、やっておりますので、もしかしたら誤解があれば、本当に申しわけなかったと思います。
知事
そういうのは、農家の人は非常に微妙ですから、センシティブになっていますから、こちらも誤解されないように十分言葉も気をつけて対応してください。頼みます。
職員
申しわけありません。
記者
計画停電が今後、長期化されるということが予想されているのですが、毎日毎日エリアが変わるとか、場当たり的とは言いませんが、毎日状況が変わる中で企業の生産活動に非常に影響が大きく出ているという声があちこちから上がっているのですが、県として計画的にベストな方法で停電を続けるなら続けるで、県内企業の声を集約して、国とか電力会社とかに要請を上げていくということが必要ではないかと思うのですが、その辺のお考えを聞かせてください。
知事
これはこういうときでございます。みんな、だれだって電気欲しいですね。当たり前のことです。だれだって、こういうときはお互いに我慢しなければならない。これはこういうとき、だれでも同じ考えを持たなければならないと思います。しかし、その中において、例えば被災地の公民館だとか体育館に今、被災されている方々、医療の現場、どうしても電気がなければ、それこそ生命にかかわる病院、そういうところも含めて、そういうことをしっかり精査して、これは国がやらなきゃならない、政令でこうするという方針を出してもらわないと、地方自治体だけではどうにもなりません。それはぜひ、国のほうでやっていただかないと、いつとまるのかわからない、いつこうしていいのかわからないと右往左往ですよ。しっかりとした指針を示していただきたいと思います。
記者
2度目で済みません。この3月を終えて来月から知事は任期の折り返しというか、半分ということになるかと思うのですが、こういう大震災等もありましたが、任期の半分を迎えた感想と今後の抱負などをお聞かせ願いたいのですが。
知事
この2年間、ましてや今、未曽有の大災害において、振り返るとか、今思うと、そこまで余裕がないのもまた事実でございます。しかし、とりあえず1期目の任期としてあと2年あるのでございます。政治というのは、結果を出していかなきゃいけないと思います。ですから、こういう大きなときこそ、しっかりと足元を見て、一つ一つ着実に皆様とお約束したこと、そして、県民の皆さんの幸せのために頑張っていかなければならないと、そのように強く思うところでございます。
「東北地方太平洋沖地震」の被害への対応について
→総務部消防地震防災課【電話】043-223-3337
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