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更新日:令和5(2023)年12月22日
ページ番号:20710
日時 | 平成25年5月9日(木曜日)10時30分~10時51分 |
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場所 | 本庁舎1階多目的ホール |
動画 | 平成25年5月9日知事定例記者会見(動画) |
知事
おはようございます。今月18日、「第62回利根川水系連合水防演習」を香取市佐原の利根川河川敷で実施いたします。
日本最大の流域面積を誇る利根川は、地域に大きな恵みをもたらすとともに、過去、大きな被害を引き起こしてきたため、地域住民は、水防技術を磨きあげ、地域防災力を高めてまいりました。
今回行われる水防演習は、梅雨や台風シーズンを前に、水防団の士気の高揚や水防技術の向上と継承、そして、住民の防災意識を高めるため、国、1都6県、香取市が、自衛隊や赤十字などの協力を得て実施し、例年1万5,000人もの参加がある大規模な訓練となっているところでございます。
主な訓練を紹介いたしますと、第1部の「水防訓練」では、堤防の漏水や亀裂などを修復するための実動訓練や、河川パトロールカーやヘリコプターによる巡視・情報収集訓練などを行います。
また、住民や学生に、避難訓練や家屋への浸水を防ぐ「土のう作り・土のう積み」などに参加してもらい、水防活動の重要性を理解していただきます。
第2部の「救出・救護訓練」では、ボートでの漂流者の救出やヘリコプターによる重傷者の救出などの訓練を行い、防災機関の連携活動と技術を披露いたします。
このほか、水防に関する展示・体験コーナーの設置や、炊き出し非常食の配布などを行います。
災害では、自らの身を自分で守る「自助」、周りの人々とお互いに助け合う「共助」、行政機関などによる「公助」の、それぞれが連携することが、非常に重要でございます。
会場は、佐原駅から徒歩15分でございます。どなたでも見学できます。一人でも多くの方にお越しいただき、災害に対する日ごろの準備を進めるとともに、自然災害について考えるきっかけとなることになるのではないかと期待しているところでございます。
知事
次に、国際ビジネスコンテストのお話でございます。
今月29日から31日まで、柏市の「東葛テクノプラザ」をメイン会場として、日本から世界へ発信するベンチャー企業の国際的なビジネスコンテスト「アジア・アントレプレナーシップ・アワード2013」が開催されます。
我が国を含むアジアの12の国と地域から、これからのアジアの発展を担う、大変高いポテンシャルを持った起業家20チームが参加し、大賞を目指して競います。
このコンテストは、日本が主導してアジアの起業マインドを盛り上げるとともに、つくばエクスプレス沿線地域をイノベーションの世界的な拠点として発展させるための取組みでもあります。
昨年開催された第1回大会は延べ参加者が500人を超え、海外メディアにも取り上げられるなど注目を集めました。大賞を受賞したシンガポールの企業と、知事賞を受賞したタイの企業は、「東葛テクノプラザ」を拠点に、日本での事業展開を始めております。
県は今年も「千葉県知事賞」を設け、副賞として「東葛テクノプラザへ3年間無償で入居する権利」を提供するなど、共催者として協力をいたします。
31日の最終日のコンテストと併せて、初日の29日には、「有楽町朝日ホール」で、元オリンピック選手で起業家でもある為末大氏、今、話題のLINE株式会社の森川亮氏による記念講演が行われます。
30日には、「東葛テクノプラザ」で「アジアからのイノベーション」をテーマにしたシンポジウムが行われ、前東京大学総長の小宮山宏氏によるスピーチ、「モバゲー」などソーシャルゲーム事業を展開する株式会社ディー・エヌ・エーを創設いたしました南場智子氏による講演などが行われます。
アジアの元気な起業家が一堂に会するこの機会を最大限に活かし、本県が、チャレンジ精神に溢れた起業家をひきつけイノベーションの拠点として発展するよう、関係者とともに取り組んでまいります。
知事
次は、「自転車マナーアップキャンペーン」について、お話をいたします。
本県では、昨年、自転車が関係する交通事故により、30人もの尊い命が奪われました。今年に入ってからも、すでに昨日までに、14人の方が亡くなられておられます。
また、一方で自転車に乗る方のマナーの低下による、悪質な運転が、歩行者を危険な目にあわせるといったケースも生じており、大きな社会問題となっております。
新生活にも慣れた5月には、社会人や学生たちが、通勤・通学などで自転車を利用し始めるケースが増えることが予想され、当然、交通事故も心配されているところでございます。
このため、9都県市では、5月を「自転車マナーアップ強化月間」といたしまして、自転車が関係する交通事故の防止に取り組んでいるところでございます。
県でも、自転車での交通ルールの遵守とマナーの向上、自転車が関係する交通事故の防止を図るため、さまざまな対策に取り組んでいるところでございます。
今回は、強化月間の取組みの一つとして、今月12日、市川ニッケコルトンプラザにおいて、「自転車マナーアップキャンペーン」を実施いたします。
キャンペーンでは、県警音楽隊による演奏や、競技自転車のパフォーマンスを展開するなど、啓発活動を実施いたします。
キャンペーンには、私も出席し、交通事故防止と自転車の安全利用を訴えてまいります。
県民の皆様と一体となって、交通事故のない、誰もが安心して暮らせる「交通安全県ちば」の実現を、目指してまいります。
知事
次に、千葉県立美術館では、所蔵する国内外の優れた美術作品を、より多くの方に鑑賞していただくため、昭和52年から毎年、千葉県移動美術館を開催しているところでございます。
37年目を迎える今年は、県立美術館が耐震改修工事で休館となっているため、例年より多い県内7つの会場にて実施いたします。
7月6日から開催する栄会場を皮切りに、野田、館山、香取、東金、銚子、大多喜の順で、3月まで開催をいたします。
千葉県移動美術館では、県立美術館が日本有数のコレクションを所蔵する佐倉出身の洋画家浅井忠や、浅井が主催した洋画研究所で学んだ、昭和初期の日本洋画界の重鎮である梅原龍三郎、画家・彫刻家・詩人として著名な高村光太郎など、さまざまな所蔵作品を、会場ごとに作品を入れ替えながら展示をいたします。
この移動美術館は、普段、「美術館が遠くてなかなか出かけられない。」「どうも美術鑑賞にはあまりなじみがない。」と思っておられる方にも、美術を身近に感じていただく大変よい機会だと思っております。
各会場では、学芸員による作品の解説を楽しんでいただくこともできます。ぜひ、ご家族・お友達と、気軽にお近くの会場に足を運んでいただきたいと、そのように思っているところでございます。
私からは以上でございます。
記者
おはようございます。知事、ゴールデンウイーク中に政務でタイのほうに行かれたとのことですが、2期目、今後4年間の間で、県の特産品の輸出等を含めて、海外とどのような関係を築いていきたいかということについて、改めてお考えをお願いします。
知事
公務でもっともっといろいろ行きたいところもありますが、予算の関係もあります。今回、政務という形でタイ国、本当に駆け足で行ってまいったんでございますが、なぜ行ったかといいますと、去年、8月17日から22日、タイ国に参りまして、観光物産のPRに行ったんでございます。そのときに、シリントーン王女にも拝謁させていただきまして、また、シリントーン王女に千葉の梨を献上いたしましたところ、大変おいしいと言ってくださった。それがきっかけとなり、向こうの業者から、大変、千葉の梨がおいしいということで、早速オーダーがあった。これからも取引していきたいというお申し出もあった。
それと同時に、今年、タイの番組が、日本の木更津あたりを、日本で言えば旅番組みたいなものですか、そういうのをやったり、また、タイ国からもドラマで千葉県をロケーションしたとも聞いております。
しかし、大事なことは、それでよかったじゃなくて、去年8月に行ったときに、いろいろと財界の方、また業者の方も含めて、大変に我が千葉県のプロモーション、観光を含めてバックアップしていただいたんです。ありがとうで終わっちゃうんじゃなくて、その後のフォローというのは、非常に大事なんです。ですから、私は今回、政務で行って、そういう向こうの財界の人とか、それから業者の人に会いまして、本当に大変世話になった。おかげさまで千葉のプロモーション、いろいろやることができたと、そういうような話をしまして、向こうの方が「2期目、当選おめでとうございます」と言ったから、「いやいや、これはタイ国のプロモーションが成功したおかげでございます」と、そんなような話をして、私が申し述べたのは、「私もしょっちゅう来ることはできませんが、これからタイ国との関係を末永くお願いしたい、副知事または職員が来ると思いますが、そのときは、ぜひよろしくお願いしたいと。また、日本に来るときは、ぜひ私に連絡してくれと。千葉県をご案内したいと。」そんなような会食をしながら盛り上がりまして、よかったかなと、そのように思っております、その当時。これは私でございますけれども。
記者さん、ご案内のとおり、我が千葉県は、短期海外研修をやっております。そういうところで、まず行って、やっぱり現場を見なければ、何といってもわからないんですね。現場を見て、そして人と人とのつながりがあったら、そこで終わっちゃうんじゃなくて、はがき1枚でもいい、何しろつながりを持っていくと、必ず将来は自分のため、千葉県のため、そして日本国のためになるんだよと、そういうような話をしたところでございます。ですから、これは職員のみならず、私は前回の議会でも言ったんですけれども、議員の皆さんもどんどん海外に行ってください。特に我が千葉県は、観光立県だと言ったり、すばらしい海の幸・山の幸があるんだと言っているわけですから、そういうものを現場で見ながら、売り込む一つの知恵にしていただきたいと、そのように思っているところでございます。
記者
よろしくお願いします。発表事項でアジア・アントレプレナーシップ・アワード、今月末に開かれるとのことなんですが、このアワードに対して、知事として期待したいこととか、思いをお聞かせ願えればと思います。
知事
そうですね、記者さん、ご案内のとおり、成田空港も30万回を含めて、カーフューも、今いろいろ考えて実現に向けているわけでございますが、言うなれば、私は、成田は特にアジアの拠点、いわゆるへそなんだと。ここからどんどんイノベーションというんですか、どんどん発信してまいりたい。そのためには、ただ「来い、来い」じゃなくて、我が千葉県も、そういう意欲のある企業、意欲のある人を応援していこうじゃないかと。そういうようなことで去年やったんでございますが、非常に評判もいいので、これは我が千葉県、まさしく応援団としても、これからもやっていただきたいし、そして、この千葉に根を張っていただいて、千葉県の発展にも寄与していただきたいと、そのような思いから、また今回もやらさせていただきます。
記者
ありがとうございます。
記者
よろしくお願いします。長嶋さんの国民栄誉賞の関係なんですけれども、千葉県と佐倉市で式典をやりたいとおっしゃっていたのはいつごろになりそうでしょうか。
知事
千葉県の佐倉市で。
記者
千葉県と佐倉市で式典を、というのと、県民栄誉賞の受賞を。
知事
まずね、本当に恥ずかしいことなんですけど、前にも言いましたけど、とっくに県民栄誉賞はお取りになっていると思っていたんですよ。なかったということで、周りから見れば「何だよ、慌てて県はやっているのか」とお叱りを受けるところだと思うんでございますが、でも、県としてもしっかり決めさせていただいて。佐倉のほうから特にこういうことをやる、ああいうことをやるので県も一緒にやらないかという申し出等は、まだ来ていないと思っています。ないですね、ありますか。ちょっとじゃあ、つけ加えることありますか。
職員
総務課でございます。県としての表彰式の日程、場所については、現在、検討中でございます。佐倉市も単独でやるというお話は、事務方としては若干聞いております。
知事
佐倉と県と協力して何だかんだということは、特に、そういう申し出はありません。
記者
時期はこれからということですか。
職員
(総務課)時期、場所も含めて調整中でございます。
記者
近いうちにありますかね。まだお時間、かかりますか。お忙しいと思うんですけれども、長嶋さんご自身も。
職員
(総務課)相手方とコンタクトをとっておりますので、それ次第ということになろうかと思います。
記者
わかりました。ありがとうございます。
記者
風しんに感染する人が急増していますけれども、県も財政的な対策を進めていると思うんですが、改めてこの風しんの急増について、どう思われているのかというのと、さらなる対策が必要かどうか、そこら辺をお聞かせください。
知事
そうですね、風しん、予防接種を受けた人、受けない人、俺は受けたかな、受けていないかなと、はっきり言って、記憶の薄い方も多いと思うんです。しかし、風しんが赤ちゃんに大変な影響があると、出ているところでございます。これはもちろん国としてもそうですし、県としても最善を尽くしていかなければならないと、そのように思っているところでございます。
県としても、接種事業を行う市町村、この間、アンケートをとりまして、初め4月19日に実施したアンケートによりますと9市町でございましたが、5月7日に行った再調査では、46市町村と増えているのも事実で、これは市町村も非常に危機感を持って対応してくださるんではないかなと、そのように思っているところでございます。詳しいところは担当部局。
職員
疾病対策課でございます。今、知事が申しましたとおり、市町村における実施予定、また実施決定が9から46に増えたと。前回の調査においては、やらない予定だと言っていた市町村が10市町村ほどございましたが、今回の調査ではゼロというふうになっておりますので、皆さんに利用していただける事業になってくるんじゃないかと思っています。
また、事業の説明を、あす県で実施する予定になっております。以上でございます。
知事
患者数も、18週、4月29日から5月5日までの累計が393人、昨年同期の7例の約56倍になっているという、こういう事実もございます。
記者
ありがとうございました。
記者
よろしくお願いします。坂本副知事の任期があと2カ月ほどに迫ってまいりましたが、後任の方について、どういった方がよろしいか、もう知事の頭の中で希望がありましたら。
知事
坂本副知事は、大変優秀な方ですよね。一生懸命、今、やってくださっておりますので、私自身、今、どうこうとはまだ考えておりません。
記者
国のほうにもどういった方がよろしいかとか。
知事
まだまだいろいろと、今いろんな角度から考えていかなきゃならないと、そのように思っております。
記者
ありがとうございます。
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