ここから本文です。
ホーム > 県政情報・統計 > 県のご案内 > 知事のページ > 令和3年3月以前のページ > 知事定例記者会見|令和3年3月以前 > 平成25年度知事定例記者会見 > 知事定例記者会見(平成25年9月5日)概要
更新日:令和5(2023)年12月22日
ページ番号:20720
日時 | 平成25年9月5日(木曜日)10時30分~11時4分 |
---|---|
場所 | 本庁舎1階多目的ホール |
動画 | 平成25年9月5日知事定例記者会見(動画) |
知事
おはようございます。
はじめに、今月2日、野田市で発生した竜巻について申し上げます。
この竜巻では、野田市において、負傷者が出るとともに、多くの建物が被害を受けました。
被災された皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。
被害の状況については、発生直後から職員を派遣し、報告を受けておりましたが、昨日、私も、政府調査団の調査に立ち会い、現地を拝見して、改めて自然の猛威を思い知らされました。
がれきの片付け、家の修理に懸命に取り組む被災者の皆様を目の当たりにし、国や市と連携して、しっかりと対応していかなければならないと強く感じ、政府に対し、被災者生活再建支援制度の柔軟な対応について要望したところでございます。
知事
次に、「千葉・県民芸術祭中央行事」について、お話をいたします。
県では、毎年6月から11月にかけて「千葉・県民芸術祭」を開催しておりますが、この芸術祭の総合イベントとして、今月14日、土曜日に、千葉県文化会館において「千葉・県民芸術祭中央行事」を開催しますので、その内容をお知らせいたします。
言い間違えのため、下線部を修正しました。
今年の中央行事は、「若い息吹が創る!ちば文化」をテーマに、次の世代を担う若者による文化芸術活動の成果を紹介いたします。
大ホールの舞台公演では、国際的にも高く評価されている「千葉県少年少女オーケストラ」による演奏をはじめ、船橋市立船橋高等学校吹奏楽部によるエネルギッシュな演奏、小中学生たちによる迫力ある詩吟を披露いたします。
また、小ホールでは、県立松戸馬橋高等学校演劇部や千葉大学落語研究会による、若者の感性あふれる新鮮な舞台公演をお届けいたします。
舞台公演のほかにも、さまざまな芸術作品の展示や体験をお楽しみいただけます。
展示コーナーでは、若手デザイナーによる斬新なポスターや千葉県の魅力を紹介する写真など、優れた作品がご覧いただけます。
また、本県を代表する伝統料理「太巻き祭りずし」の手作り体験をはじめ、茶道や折り紙など、子どもから大人まで、幅広い世代が参加して楽しめるプログラムをそろえています。
文化芸術には、私たちの心を豊かにし、生活に潤いを与え、さらには勇気づけ、元気にする力がございます。
この機会に、多くの皆様が「ちば文化」に触れ、芸術・文化の秋を満喫していただきたいと思うところでございます。
知事
次に、「ちばのお米」のお話をいたします。
千葉県には、全国に誇る農産物が数多くありますが、お米も、そのひとつでございます。
本県は、温暖な気候を生かした早場米の産地であり、東日本で最も早く新米を収穫することができます。
生産者の長年の努力により高い品質を誇っており、本県のコシヒカリは、昨年度の「一等米」の比率が、全国平均の76.6%を大きく上回る91.6%となっており、全国トップクラスでございます。
特に、「多古米」、「夷隅米」、「長狭米」は、地域ブランドとして、広くその名を知られ、優れた食味で「米どころ千葉」をけん引しています。
コシヒカリのほか、県内で広く栽培されている品種に、県農林総合研究センターが開発したオリジナル品種の「ふさおとめ」や「ふさこがね」があります。
「ふさおとめ」は、東日本で一番早い、8月中旬に収穫できる品種でございます。コシヒカリ並みにあじわいが良く、粘りがやや少ないあっさりした食感は、丼物やカレーライス、ちらし寿司などに良く合います。
「ふさこがね」は、粘り気が強く、コシヒカリ並みのおいしさで、粒が大きくふっくらとした炊き上がりが特徴でございます。冷めても味が落ちないので、おにぎりやお弁当に最適でございます。
県では、県産米の消費拡大を図るため、千葉の新米が店頭に出そろう9月から10月にかけて、「ちばの新米キャンペーン」を実施し、千葉のお米のおいしさをPRいたします。
千葉県では、ラジオCMでPRを行うほか、千葉の新米をご購入くださった方の中から、抽選で280名の方に、千葉県産のハムやソーセージの詰合せや、落花生の詰合せをプレゼントいたします。
今年は、天候も良く、例年に増しておいしい新米が出来ました。
多くの方々に、千葉県の温暖な気候と自然豊かな風土で育った、千葉のおいしい新米を、是非、味わっていただき、千葉のお米のファンになってもらいたいと思います。
知事
最後に、タイ王国での千葉フェアのお話をいたします。
この7月、東南アジア5カ国向けの観光ビザの発給要件が緩和されたことや円安を背景に、日本を訪れた外国人旅行者の数が、初めて、月間100万人を突破したところでございます。
外国人観光客誘致、アジアとの交流拡大のチャンスが、大きく広がっており、こうした大きな動きを捉え、しっかりと対応することが重要でございます。
私は、政府主催の「観光立国推進有識者会議」と「アジア文化交流懇談会」に委員として参画し、その席上でも、これまでの経験を踏まえて、「日本の魅力のいっそうの発信」や「双方向の交流、地方レベルでの交流の活発化」が必要であると、訴えてまいりました。
県では、既に、毎年、アジアへのプロモーション活動を行っており、私も、一昨年は台湾、昨年はタイで、トップセールスを行いました。私は、常々、交流を継続していくためには、トップセールス後のフォローアップが重要であり、各部局には、しっかり対応するよう指示しているところでございます。
この度、その一環として、タイ王国・バンコクの小売店において、9月18日から15日間にわたり、「千葉フェア」を開催し、「おいしい千葉県産品」を紹介、販売することとなっております。
昨年の「千葉フェア」で、私がこの「千葉の梨」を現地のお客様にPRしたところ、「とてもおいしい」と好評でした。また、シリントーン王女にも喜んでいただきました。
このことが地元メディアにも取り上げられ、その直後に、タイのデパートから、100箱・500キロの受注がありました。今年は、既に、それを大幅に上回る350箱・1,750キロの注文をいただいており、着実に成果は上がっております。
今回は、この「千葉の梨」をメインに、梨ゼリーや落花生の加工品など、千葉のおいしいものを十分に売り込むとともに、千葉県の魅力を広く発信してまいります。
これからも海外におけるトップセールスやフォローアップを積み重ねることにより、外国人観光客の誘致や県農産品の販売拡大に努めてまいりたいと、そのように思っております。
私からは以上でございます。
記者
先ほど知事も触れていらっしゃいましたけれども、竜巻、昨日視察されまして、改めて現場をごらんになったご感想と、あと、先ほど国と協力して野田市のフォローをされていきたいというお話でしたけれども、県としては改めてどういったことをやっていきたいというふうにお考えでしょうか。
知事
記者さんも昨日一緒に行っていただきまして、実際に見て、自然の猛威といいますか怖さを痛感したところでございます。それと、私は、野田市民というのはすごいなと思ったのは、たった2日、3日でほぼ復興というんですか、相当数復興なさって、もちろんいまだのところもございますけれども、これはすごいなと。亀岡政務官も、「結構、復興が速いね」と言っておりますけど、まさしくそのとおりなんでございます。私は、野田市民はすごい、言うなれば、自助・共助・公助、これを私たち千葉県が皆さんに周知して頑張りましょうと言っていることを実践なさってくださったと。ですから、私は、政務官にも、何とか、こうやって頑張ってやった人たちに国の制度を適用していただきたいと、被災者生活再建支援制度でございます。これは原則として、市町村を単位とした判断となるんですね。それは記者さんも十分おわかりのとおり。ところが、今回は、県境を境にこう来ているわけですよ。ですから、何とか、これを同一と考えていただいて、ひとつ適用をお願いしたいと政務官にお願いして、政務官も、私が何回も言うものですから、「わかった、わかった」と。何しろ官邸に行ってこれをしっかり報告し、今回は現場主義だと、柔軟に対応するようにと言われているんで、しっかり頑張るよと。そういうお言葉をいただいたということでございます。
ですから、県といたしましては、この支援制度、言うなれば、被災者の皆さんに少しでもお役に立てるように頑張ってまいりたいなと思うところでございます。
記者
ありがとうございます。発表事項のほうから1問。先ほどトップセールスで、今年もタイでフェアをやられるというお話でしたけれども、梨以外の県産品もタイのほうで売れ行きは好調なんでしょうか。
知事
実は、大手業者の方と、去年、僕はタイへ行ったでしょう。それから今年のゴールデンウイークに行って、向こうの社長、副社長ご夫妻なんかと食事して、そこでピーナッツの話が出たんですよ、落花生のね。そして、私は、「何をおっしゃるんですか、落花生と言ったら、我が千葉県の落花生、こんなうまいものはない」と。「本当ですか」と言うから「本当だよ」と言って。「わかった、俺、戻ったらすぐに送るから」と。私、戻ってすぐ落花生を送ったんですよ。そしたら、礼状の中で、「こんなおいしいピーナッツを食べたのは初めてだ」と、皮つきのね、初めてだと、こう言うんです。ですから、私たちは当たり前のように食べているんですけれども、本当にその千葉県産の落花生もそうだし、メロンもそうだし、イチゴもそうだし、おいしいものはたくさんある。ですから、ここは大事なことなんですが、たくさんあるから、どんどんやっちゃうと、かえって目移りしてわからなくなっちゃうんです。だから、とりあえず今は梨、それから今度は梨のゼリーだとか。次は、イチゴだとか落花生とか、徐々に徐々にタイの人たちにご賞味いただくように努力していかなきゃいけないと。それと、何でもそうですけれども、フォローアップが大事なんですよ。僕は職員の皆さんに言うんですけれども、私たちが行って思いっきり花火を上げた、よかった、よかった、これではだめなんだよと。それからいかに皆さんの踏ん張りがその後につながるんですよと。だから、フォローアップを大事にと。今回も、そういうことを込めまして行ってもらうところでございます。
記者
ありがとうございます。
記者
先週も東京オリンピックの話で質問したんですけれども、今回、東京オリンピックの開催が決まるかどうかがいよいよ近づいてきたわけでして、千葉県としまして、圏央道の大栄・横芝間、まだ未開通の部分、知事も国交大臣に、もし東京オリンピックが招致できた暁には、もう一つの成田からの代替ルートとして積極的につながるように活動していきたいとおっしゃっていたんですけれども、改めて圏央道の延伸につながるという期待と、またアクアラインも3月末に800円化というのが一旦は解消されるわけで、そういうのにつなげていきたいというプランをお持ちであれば教えていただきたいんです。
知事
最近、CNNで、ちょうど投票でしょう、この数日間、福島のことをどんどん流しているんだよ。これが僕は非常に不安だなという気持ちもしているんです。でも、その中で、安倍総理も行くわけですから、相当数の手応えがなければ行くわけはありません。高円宮久子様も行ってやってくれるわけですから、私は、何としても、これは日本の経済のためにも、ぜひ東京誘致をお願いしたいという気持ちでいっぱいでございます。そして、前にも私、言いましたけど、だから東京に来たから、そうかいと、私たちは高みの見物といいますか、私たちも一観光客になってはいけないと、そう思っております。
そのために、このオリンピックを成功させるためにはどうしたらいいかと。また、多くのお客様に対して千葉県として何ができるか、これをしっかり考えなきゃいけない。記者さんがおっしゃったように、圏央道、アクアライン、この辺の交通網をしっかりやっていかなければならないと、私は、そのように思っているところでございます。
ですから、特に東金・木更津間は開通したわけですから、横芝・大栄間、これを一日も早く完成させなきゃいけないということで、私もいろんな形でお願いしているところでございます。
それと、どうして今度はアクアライン、これはもし万が一、何回も言うようですけれども、通常料金の3,000円に戻るようなことがあったら、これはやっぱり、もちろん、オリンピックの例えば千葉県に来てくださいということに対しては大変な打撃になりますし、それと同時に、東京、言うなれば首都圏の交通の流れ、人の流れ、言うならば経済に対して大変打撃になるというのが私の考えでございます。
ですから、私は高速料金の問題というのは、アクアラインだけじゃありません。私は十分わかっています。それは、やっぱり官邸といろいろ話したり、いろんな中でいろいろ出てきます。国土交通省のいろんな話も出てきます。本四橋も含めて料金問題というのはあるんでございます。でも、私が言うのは、首都圏においての重要性を強く訴えているところでございます。ですから、私は、何としてもこの800円というのは維持しなければいけないと。私、強く自分に言い聞かせていますし、また、やろうという決意でございます。ですから、圏央道、アクアラインは一体化に考えて、そして、いかに、言葉は悪いですけれども、お客さんを引っ張ってくるか、これは大事でございますから、まずこの人と物の流れをスムーズにさせていく。そして、いかに千葉に魅力があるか、言うならば千葉のこういうものを食べたいな、こういうものを見たいと、それをアピールする、それは前に私も言ったように、例えばオリンピック、日本は、治安はいいですよ、でもより一層のお客様の利便性においてどうだと。移動交番貸そうじゃないかとか、それには千葉と書いてあるわけですから、そういうところに警察官だとか、あと、通訳の方もちょっと増員していただいてやったら、私はより一層利便性にかなう。また安心・安全の東京をアピールすることができるし、それと同時に一生懸命やっている千葉もわかるんじゃないかなと。そのときに千葉県のいろいろなビラも配布することもいいでしょう、いろんな形が出てきます。まさしくこの東京オリンピックというのは、ただ競技だけじゃなくて、これは政治ですよ、はっきり言って。千葉県も中央といかに政治の中で引っ張るかということが重要と考えています。
記者
竜巻の関係ですけれども、先ほど国に対しては柔軟な対応を求めていくというお話でしたけれども、県としての支援、見舞金も含めて、迅速な対応が求められていると思いますが、知事としてどういった姿勢で臨まれますでしょうか。
知事
県の見舞い制度は、全壊した場合、1世帯当たり10万円の見舞金を支給しているところでございます。見舞金の支給については、被害状況を精査の上で適切に対応してまいりたいと思っております。私も、こういうときの被害者の皆さんの心情を十分に酌み取って、県としてもできる限りの対応をしてまいりたい。そのためにも、再建支援制度も国にしっかりと求めてまいりたいと、そのように思っております。
記者
竜巻で2点伺いたいんですけど、1点は、災害救助法の適用を求める声というのが地元にあるみたいですけれども、それについては知事はどうお考えですか。
知事
記者さん、適用の範囲、よくわかっているでしょう。市町村の人口に応じて、野田市の人口規模からいくと、100世帯以上の滅失があることになっているんですね。そうなると、非常に数字から言っても厳しいんですよね。もちろん私ども、だからといってあきらめているわけではありません。でも、国に求めていくつもりでございます。でも、こういう縛りがあるということもまた事実であるということでございます。
記者
もう一点です。今後の安全対策、防災の面なんですけれども、なかなか起きないと思っていた竜巻が案外県内でも起きるなということで、防災計画の見直しとか、県として今後考えていることというのがあれば教えてください。
知事
今まで、暴風だとか防災だとか、県として防災メールとか色々なもので発信しているんですけれども、ところが、竜巻は今までなかったんです。これを何とか入れるようにと指示したところで、ちょっと詳しいことがありましたら、どうぞ。
職員
危機管理課でございます。現在、県では、強風注意報ですとか防風警報など、強風に関する注意報、警報については、県民の方に直接お知らせするという意味で、ホームページの防災ポータルサイト、または直接県民の皆様で登録された方に発信するちば防災メールで発信をしているというところでございますけれども、竜巻注意情報というのに関しては、現在対応しておりません。そこで、知事から指示をいただきまして、直接県民の皆様へも提供する必要があるだろうということで、早急に対応を検討しているところでございます。
知事
竜巻だけは、僕も気象庁の人に話を聞いたけど、本当にわからないらしいよね。なかなかわからないと言っていたね。やっぱり自然ってそんなもんだよね、計算どおり行くわけじゃないんだけれども、でも、県としてもそういうことも踏まえながらできる限り情報発信してまいりたいと、そのように思っております。
記者
よろしくお願いします。竜巻に関連してなんですけれども、今回、県の対応として、震災のときの教訓がどのように活きたのか、どういう点で活かせたのかということを伺いたいんです。
知事
もちろん震災のときと規模が違うことはありますけれども、震災のときの、はっきり言って、あのときは本当に慌てましたよ。でも、今回は、私ども、直ちに職員を現地に派遣して、被害状況を全部確認いたしました。そして、発生の翌日に、防災危機管理部長を現地に派遣して、被害状況を再確認して、そして、昨日、政務官と一緒に、私も確認したところでございます。今まで上がってきたとおりだなと、そのように思っていますし、そういう意味においては、前の震災の教訓といいますか、これは活きているなと思います。それと同時に、先ほど質問あったように、今回学んだことは、竜巻情報というのも外れることはあるかもしれないけれども、なるだけ出すようにと、こういうのも入れていこうと。これはまた今回学んだことだと思います。
記者
ちょっと話は変わるんですけれども、今日の発表資料の中で、タイの千葉フェアに関連してなんですけれども、参考資料の中でこれまでのタイとか台湾でやってきたことというのはありますけれども、これの成果についてなんですけれども、実際に、それらの国から千葉に来る観光客の方が増えているのかどうかという、その辺の数字はありますか。
知事
物産においては、先ほど言ったとおりでございます。あと、実際に増えているかどうか、担当部局、その辺の詳しい数字がありましたら。おおむね増えているとは聞いておりますけれども、詳しい数字を。
職員
(観光誘致促進課)先ほどの発表にもございましたけれども、タイについては、今年7月にビザの緩和等がありまして、相当数、訪日客は増えております。本県においても、各観光施設等の情報では、大分増えていると。具体的な数字については、まだ把握はしておりませんけれども、状況としては大分増えているということでございます。また、昨年度の事業の実績としては、メディア等の招聘などを行いまして、旅行雑誌、テレビ、ウェブサイト等に紹介がございましたし、県内を巡る観光としては、タイのフェアで32社が旅行商品をつくったというような実績が、昨年の冬のタイの観光のフェアで確認ができておりますので、成果としては上がってきているというふうに思っておりますので、今後もまた、これからも実績が上がるように観光(客)の誘致をしていきたいというふうに思っております。
知事
これは難しいもので、千葉国という国だったら何名、何名とすぐにわかるところなんですけれども、これはやっぱり、東京へ行ってから、また千葉に寄ったとか、いろんなケースがあるものですから、でも、なるだけ、今、記者さんの言うように、人数的なものを把握できるように、いろいろと工夫してまいりたいと、そのように思います。
記者
竜巻の関連で大きく2点伺います。まず、1点目なんですけれども、知事、先ほど言及されました被災者生活支援制度の適用に関してなんですが、そもそも今回の野田市の被害規模が基準に達していないということを考えれば、例えば知事の求めていらっしゃる弾力的な運用以外に、制度外で同等の支援策を国が行えば、それは知事として納得されるものであるのかどうか。
知事
そうですね、同じように面倒を見てくれれば、それはそれでいいじゃないか、そういうふうに思っているのかと、簡単に言えばそういうことですよね。私、これは、そこまで正直な話、頭に入っていません。何しろこの制度を適用していただくということで、また政務官も、非常に前向きな、記者さんも聞いていたと思うけど、前向きな意見をいただいているんで、これがだめだったらどうというところまではまだ考えておりません。もし万が一そうなった場合においては、いろんな形が出てくる。そのように思っております。
記者
すみません、もう一点。県の支援策についてなんですけれども、隣接する埼玉県は、例えば不動産取得税とか住民税の減免措置も検討しているようですが、こういった税制面での措置はどのようにお考えでしょうか。
知事
担当部局。
職員
(税務課)被災者の皆様に対しまして、改めてお見舞いを申し上げます。税金の減免等による支援につきましては、過去の例に倣い、申告、納付等の期限の延長、徴収の猶予、減免などについて、各納税者の申請に応じて実情を十分把握した上で判断してまいりたいと考えております。
記者
話は変わるんですけれども、最終処分場、手賀沼に一時保管施設を置いている最終処分場については、現状、どういう状況なんでしょうか。場所ですとかという。
知事
今、国がいろいろもんでいるところでございますね。あの動きはどうなっている。その後の動きをちょっと説明してくれる。
職員
資源循環推進課でございます。現在、国のほうでは、安心についての基準についてを検討中ということで聞いております。今、まず国の有識者会議を開いた上で、その後に次回の市町村長会議を開く予定ということで聞いておりますけれども、まだ具体的に有識者会議をいつ開いてというのはまだはっきりしておりませんので、ちょっとその後の日程については、まだわからない状況でございます。
知事
国は、市町村会議というのを非常に重視してくれております。それと同時に、有識者会議、これまた重きを置いているんです。ですから、いついつどうというのはまだ聞いていないよね。ですから、僕は、国の副大臣は、本当に丁寧に説明しているんではないかなと、そのような感は受けます。
記者
当初の予定よりは遅れているのが現状でして、手賀沼の一時保管施設の近隣住民なんかに対しては、今後説明なんかはされるご予定はあるんですか。
知事
そうですね、これは私ども、政権は変わったということでいろいろな事情もありますし、しかし、一番大事なことは、国がしっかりと、国が言っているように、最終処分場を決めてやってくださるということだと思っております。
記者
わかりました。ありがとうございます。
記者
よろしくお願いします。一部の報道で銚子市の財政状況がかなり厳しいというお話が出ているんですけれども、銚子の市長も、このまま行くと、北海道の夕張市のようになってしまうんじゃないかというお話もされているようですが、今、知事としてはどのようにごらんになっていらっしゃいますか。
知事
そりゃ、何もしなきゃそうなっちゃいますでしょう、もちろん。これはやっぱり頑張らなきゃいけませんのでね。平たく言えばスリム化も含めて、それから、いかに雇用、企業誘致、私、また大阪に行ったりしますけど、そういうことを活性化させるように努力して、もちろんそんなことにならないようにやります。
記者
具体的に今、県として銚子に対して何かフォローアップする予定はありますか。
知事
あれは何もやらない段階でこうだということなんで、銚子のほうからいろいろな相談も、これからもちろん出てくると思います。そういうものに対して、県はしっかりとした助言をしてまいりたいと、そのように思っているところでございます。
記者
よろしくお願いします。東京五輪招致に関して、先ほど汚染水についての懸念を表明されていたと思うんですけれども。
知事
東電のことですね。
記者
はい、東電の。もう少し詳しく、どのあたりでそのような不安といいますか、懸念というのを感じていらっしゃるんでしょうか。
知事
CNNで流してたんですよ。それがオリンピックに影響するんではないかなと、私、言ったんですけど。CNNが、僕は英語はわからないものですから、絵ずらはよくわかるんですけど。流れる回数が多いと、何となくわかるじゃないですか。外人から見たそういう懸念、そういうことを言っているんではないかなという感じがいたしました。いずれにしても、これは国が今回乗り出してきているわけですから、オリンピックだとかそういうのとは関係なく、しっかりとやっていただくことが、私は大事だと、そのように思っております。
記者
今朝、各紙で報じられている件ですけれども、京成電鉄が創業以来初めて県内に本社を移転するという件について、知事としてご感想があれば教えてください。
知事
今、花田社長が会長になったんですが、実は北総の運賃の問題のときにも、いろんな話している中で、本社がこっちに来ますよと言われて、いや、ありがとうございますと。まさしく千葉県の京成になっていただくことは大変ありがたいことだと。これからも、もちろん京成は、大変な足を持っているわけですから、空港も含めて、より一層、ご尽力を賜りたいなと思っているところでございます。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください