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更新日:令和4(2022)年9月26日
ページ番号:16784
南九十九里浜では1990年代から海岸侵食が顕著となったため、海岸保全を目的にヘッドランドによる侵食対策を鋭意講じてきました。事業着手から約20年が経過した現在、対策区間である一宮海岸では施設の整備効果によって侵食速度の低減が図られましたが、依然として局所的な汀線後退や浜崖の形成が進み、さらには漂砂下手側の一松海岸以北では侵食域が年々拡大しつつあります。これは、夷隅川や太東崎からの土砂供給が枯渇したためであり、このままでは海岸保全どころか更なる侵食の進行と侵食域の拡大は否めません。
また、海岸侵食の進行と時期を同じくするように海域での貝類の漁獲量が減少している箇所もあります。そのため、侵食による海底地形や底質の変化が貝類の生息環境に影響を与える可能性も考えられます。
千葉県では平成16年度より、枯渇した土砂供給を人為的に代替するための「養浜」の実施に向け調査検討に着手し、平成19年度までに砂浜の現状と今後の見通し、ならびに、養浜の有用性について検討してきました。
さらに、平成20年度には学識経験者、漁業関係者および行政関係者で構成する「南九十九里浜養浜計画策定会議」を設立し、詳細な検討を進めてきました。
その成果として「南九十九里浜養浜計画」を平成21年3月に策定し、関係者の同意を得ながら養浜工を実施しています。
資料2:現在の漂砂量9万立方メートル/年について(PDF:79KB)
資料4:これまでの調査概要 ※準備中
資料5:南九十九里浜養浜計画に関するアンケート調査 ※準備中
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