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更新日:令和6(2024)年3月25日
ページ番号:652824
房総半島に古くから生息していた在来のニホンザルは、1920~1950年代は生息数が少なく、貴重な野生生物として扱われていました。
しかし、個体数が増加し、里山周辺に生息することで農業被害を発生させています。
また、外来生物であるアカゲザルとの交雑問題はニホンザルの地域個体群を保全する上で喫緊の課題となっています。
ニホンザルはメスを中心とした群れで生活しています。
オスは大人になると生まれた群れを離れて、他の群れに移動します。
通常、メスは5~6歳で初産を迎え、2年に1度の割合で、1頭の子を産みます。
活動するのは昼で、夜間には群れがまとまって休息します。
ニホンザルは雑食性であり、昆虫やカエルなどの小動物から植物の葉や実まで、様々なものを食べます。
主に農作物被害を発生させ、野菜や果樹、水稲を中心に毎年被害を発生させています。
また、群れに属さないオスザル(ハナレザル)が市街地に出没して人身被害を出すことがあります。
房総半島南部において、在来種のニホンザルと特定外来生物のアカゲザルとの交雑が進んでおり、ニホンザル個体群の種としての絶滅が危ぶまれています。
交雑状況を把握するため、遺伝子検査と形態判定によるモニタリングを実施しています。
ニホンザルとアカゲザルとの交雑を回避し、房総丘陵のニホンザル地域個体群の安定的な保全を図るとともに、農林業被害及び生活環境被害等の軽減を図るため、千葉県第二種特定鳥獣管理計画(ニホンザル)のもとに、県と市町村で連携して、地域の実情に合った被害対策の実施やアカゲザルとの交雑防止等の対策を行っています。
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