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更新日:令和6(2024)年3月25日
ページ番号:652781
房総半島に古来から生息していた在来のイノシシは、1970年代中頃に絶滅した可能性が高いとされていましたが、1980年中頃以降から生息数が急増しました。
現在は千葉県内で最も農作物被害を発生させている動物となっており、その対策が緊急の課題となっています。
生まれたばかりのイノシシは縞模様があり、「瓜坊(ウリボウ)」と呼ばれています。この縞模様は3ケ月齢を過ぎると消えていき、成獣と同じ焦げ茶色の毛皮となります。
1年に1回出産し、平均で4~5頭を産み、1才で繁殖可能となり、以後毎年出産することができます。
日中は集落の耕作放棄地などの森の辺縁に暮らし、夜間、隣接する田畑に出没するようです。
現在では、県北部の一部を除いたほぼ県内全域に生息が確認されています。
雑食性で、地表や地中を掘り起こして、房総半島にたくさんあるドングリやタケノコをはじめ、昆虫、ミミズ、タニシ、カエル、クズの根、山芋などを探して食べます。
農作物では特に水稲やイモ類、落花生で大きな被害が見られます。
都市近郊まで分布域が拡大するなど、深刻な状況にあり、イノシシが市街地に出没するといった問題も発生しています。
興奮したイノシシに噛まれる・追突されるといった人身事故も起きており、注意が必要です。
千葉県では豚熱の発生事例はありませんが、野生イノシシを介したウイルスが県内へ侵入しないよう、隣県との県境や養豚場がある市町を中心に、利根川に沿って帯状にイノシシの捕獲強化を実施しています。
農作物被害の軽減及び生活環境被害等の防止を図るため、千葉県第二種特定鳥獣管理計画のもとに、県と市町村で連携して、地域の実情に合った捕獲体制の整備や、豚熱侵入防止等の対策を推進しています。
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