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病原の分類 |
好発年齢 |
発生 |
伝播 |
腫瘍細胞 |
牛伝染性リンパ腫ウイルス |
|
---|---|---|---|---|---|---|
地方病型 |
成牛型 |
3歳以上 |
地方病性 |
垂直伝播 |
Bリンパ球 |
あり |
散発型 |
子牛型 |
2歳未満 |
散発性 |
不明 |
Bリンパ球 もしくはTリンパ球 |
なし |
胸腺型 |
6ヶ月~2歳 |
Tリンパ球 |
||||
皮膚型 |
2~4歳 |
Tリンパ球 |
地方病型は、削痩、眼球突出、体表リンパ節の腫大がみられることが多い。
胸腺型は、下顎から胸前にかけて胸腺の腫脹を特徴とする。
皮膚型は、皮膚に大小不同の腫瘤形成をみる。
地方病型は、全身リンパ節の腫大が認められ、多くの症例で腸間膜リンパ節が腫大し腫瘍化をみる。全身の諸臓器で腫瘍形成がみられ、特に心臓、胃腸および腎臓に好発する。腫瘍の割面は膨隆し、白色不透明、充実性であり、境界は不明瞭、腫瘍塊周囲へ浸潤するものが多い。子牛型は、地方病型と類似する。
胸腺型は胸腺に腫瘍の発生をみる。
皮膚型は皮膚の腫瘍病変の他にリンパ節の腫大をみる。
いずれの型においても、リンパ球が集簇し組織に浸潤するリンパ腫を呈する。
地方病型は中~大型のリンパ球がびまん性に増殖していることが多い。
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