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更新日:令和7(2025)年3月7日

ページ番号:898

牛の黄疸

  • 血液中のビリルビンの増加により、粘膜、眼球、筋肉等が黄染する病態をいう。
  • (1)赤血球の異常分解、(2)肝臓の障害、(3)胆管閉塞の3つの原因により、ビリルビンの代謝障害を生じ、黄疸を呈する。

1.生体検査所見

皮膚、眼結膜・口腔や膣などの可視粘膜にビリルビンが沈着し黄染が認められる。

黄疸を呈した牛の強膜の画像です。

強膜(白目)の黄染(牛)

2.解体検査所見

皮下織・主要臓器・リンパ節・筋肉・脂肪等の黄染が認められる。

強膜が黄色を呈している画像です。

黄染した眼粘膜(牛)

肝臓が腫大し、黄色調を帯びる画像です。

肝臓の腫大と黄染1(牛)

肝臓が腫大し、脂肪組織や肝臓の黄染がみられる写真です。

肝臓の腫大と黄染2(牛)

 

皮下脂肪組織を中心に骨格筋が黄染した画像です。

皮下織・筋肉の黄染(牛)

腹腔、や皮下の脂肪組織に黄染が強くみられる写真です。

黄染した枝肉(牛)

骨格筋の筋膜やその周囲脂肪組織が黄色に染まっている写真です。

筋膜・脂肪の黄染(牛)

3.精密検査

血液を採取し、生化学分析装置等で総ビリルビン値を測定する。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部東総食肉衛生検査所検査指導第一課

電話番号:0479-62-2887

ファックス番号:0479-62-2757

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