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更新日:令和6(2024)年7月10日
ページ番号:8450
千葉県農林総合研究センターの本場地区には、総務課、検査業務課、病害虫防除課及び以下の10研究室があります。
試験研究全体にわたる企画・連絡・調整を行い、試験研究の円滑な推進を行います。知的財産の適切な管理、外部研究機関とのコーディネート、広報・情報発信等にも取り組みます。農業に関する経営・経済的分析も行います。
千葉県農林総合研究センターの機能強化に伴い平成26年4月に新設された研究室で、特に重要かつ早急に解決すべき研究課題について、迅速に対応するため、各専門分野に精通した研究員で専従チームとして取り組みます。令和6年度から5年間は、「みどりの食料システム戦略」に掲げられる取組方向に沿って、温室効果ガスの排出削減、化学農薬・化学肥料の低減とそれらを推し進めた有機農業の面積拡大等、持続可能な農業生産を実現する環境負荷低減技術の開発と技術導入に向けた実証に取り組みます。
[写真]ニンジンの調査
農産物の流通・加工技術、品質評価に必要な調査研究を栽培研究室と連携して取り組んでいます。
~栽培研究室と連携して多品目にわたる農産物を研究対象にしています~
トマト、キュウリ、イチゴなどの施設野菜の高品質、高収量、低コスト安定生産技術の開発と、イチゴの新品種育成を行っています。
県で育成・選抜したイチゴ、坊主知らずネギ、サツマイモの品種などを対象にウイルスフリー苗の増殖と許諾先等への配付事業を行っています。
[写真]イチゴ新品種「チーバベリー」
全国一を誇るニホンナシを中心とした落葉果樹について、高品質・安定生産技術の確立、オリジナル新品種の育成、後継者が安心して就農できる生産技術の確立、早期成園化・省力化に対応した生産技術の開発などに取り組んでいます。
[写真]新品種「秋満月」
[写真]関係者による有望系統の検討
シクラメン、ベゴニアなど鉢花類の省エネルギー・低コスト生産技術や植木類の海外輸出に対応するための技術開発を行っています。また、千葉県の県木であるイヌマキ等の育種に取り組んでいます。
[写真]根洗い後の根鉢に保湿資材を充填した輸出用植木
全国唯一の落花生専門の研究室として、良食味・多収・耐病性などの特性を持つ落花生優良品種の育成を中心に、栽培試験や原原種の維持等を行っています。
[写真]ゆで落花生
左:「おおまさり」中:「ナカテユタカ」右:「郷の香」
農耕地土壌の実態変化に基づいた適切な肥料と堆肥の施用技術を開発し、安全安心な農産物の持続的生産体系を確立します。また、肥料や農薬による環境負荷を小さくする環境にやさしい農業技術を開発し、地域環境の維持・保全を進めます。
[写真]精密機器による土壌養分の分析風景
農業生産に支障をきたす病害虫に対する防除技術の開発や、環境にやさしい農業を推進するために、様々な手法を駆使して総合的に病害虫を管理する研究を行っています。また、県内の農業者、農業関係指導機関から依頼される病害虫の診断も行っています。
[写真]クリーンベンチでの病理実験
水稲、野菜、果樹、花きを対象に組織培養、突然変異、DNA鑑定技術などの生物工学的手法を利用して、新品種の育成を支援する技術を開発しています。また、遺伝子診断技術等を利用した病害虫の簡易で迅速な診断法の開発や、環境への影響の少ない病害虫防除法の開発も行っています。
[写真]遺伝子診断のための実験の様子
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