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更新日:令和6(2024)年2月26日
ページ番号:8457
農産物の流通・販売及び農産物の品質管理・加工の研究領域において、農産物の流通・加工技術、品質評価、機能性等農産物の高付加価値化技術の開発、県産農産物の品質向上や販路拡大のための課題やシーズ研究に取り組みます。
今後のニンジン経営の規模拡大を支援するため、専用収穫機を活用できる時期に収穫した秋冬ニンジンを長期貯蔵し、千葉県産の端境期にあたる3月中旬~4月中旬に出荷するための技術の確立を目指しています。
[写真] ニンジンの貯蔵試験
ダイコンの主要出荷期間のうち、気温の高くなる4月下旬~6月に、ダイコンの表面に黒点が浮き出る症状が頻発しています。対策技術確立に向けて、発生を抑制できる貯蔵温度及び予冷効果について検討し、原因についてはダイコンに含まれる酵素に着目し、究明を目指しています。
「おおまさりネオ」の生莢出荷拡大を目指し、生産者と消費者双方に受け入れやすい品質管理技術を確立します。生莢出荷体系別に「おおまさりネオ」の洗浄後の乾燥方法や包装資材、出荷後の保存方法等による外観変化や食味成分の影響を調査し、生莢出荷に最適な品質管理技術を明らかにします。また、家庭で使用されている調理器具(電子レンジ等)を使用し「おおまさりネオ」のゆで時間等を簡便にした新たなゆで方を検討しています。
[写真] 輸送のため出荷箱に詰めた生莢落花生
市場出荷向け新品種の育成において、育成初期から適用可能なイチゴ果実の日持ち性評価法を開発することを目的としています。日持ち性評価法の評価項目として、果実物理性、ツヤ、損傷程度等に着目し、既存の品種を供試して日持ち性の評価指標を明らかにします。
[写真] 物性試験
「粒すけ」は晩生品種としての普及が見込まれますが、水稲農家には大規模化に伴う作期拡大の動きがあり、「粒すけ」も広い作期で作付されることが予想されます。いずれの作付時期においても一定水準以上の米飯品質を確保するため「粒すけ」の理化学分析を行い、時期別の米飯品質を把握しています。
[写真] 米飯の物性試験
早生の極良質良食味品種及び極晩生の業務用良質良食味品種の育成を支援する米飯品質評価法を確立します。早生の極良質良食味品種では、味度値や米飯物性等の理化学分析値や食味官能値を用いて米飯食味の総合評価(スコア化)手法を、極晩生の業務用品種では、実需者が重視する米飯物性や炊き増え性等の評価法確立を目指していま
[写真] 炊き増え評価試験
4~5月は抽台等の問題で加工・業務向けキャベツの端境期となっています。そこで2~3月どりのキャベツを貯蔵し、端境期出荷に対応した貯蔵技術の確立を目指しています。
[写真] 寒玉キャベツの結球内部調査
「シルクスイート」早期出荷技術の確立に向け、やや未熟な生育100日で収穫したイモを短期貯蔵した場合の食味向上効果を明らかし、また、「べにはるか」の海外輸出に向け、低温輸送時に包装がサツマイモの腐敗に及ぼす影響を解明しています。
[写真] 輸出向け包装試験
近赤外分光装置「フルーツセレクター」を用いて、収穫直後に限定されている利用時期の拡大可能性を検証しています。
[写真] フルーツセレクターによる
サツマイモ(輪切り)の測定
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