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更新日:令和2(2020)年10月7日
ページ番号:315107
(しほんちゃくしょくいんげんおしょうぞう・しほんちゃくしょくもくあんおしょうぞう・しほんちゃくしょくてつぎゅうおしょうぞう)
紙本著色隠元和尚像
紙本著色木庵和尚像
紙本著色鉄牛和尚像
県指定有形文化財(絵画)
昭和45年4月17日
香取郡東庄町小南690(福聚寺)
江戸時代にわが国に伝来した禅宗の一つである黄檗宗で、伝法のしるしとして授与された肖像画である。作者は喜多元規といい、全国に約190点の作品を残している黄檗宗の絵師である。
描かれているのは、黄檗宗を伝えた隠元と、その法系に連なる木庵と鉄牛で、鉄牛は椿海干拓事業の功労者であり、千葉県の先覚者の一人として知られている。
画面上には、鉄牛の讃があり、それによれば天和3年(1683)に制作されたことがわかる。大きさは3点とも同じで、縦111cm、横42.5cmである。
作者の喜多元規の伝記は明らかではないが、薩摩藩士で南蛮画を学び、鉄牛に入門して禅を修めたことが知られている。元規は独特の泥絵具を用いたが、この絵にはその特色が良く見られる。また本品は彼の画歴の後半にあたり、ぼかしから線描を多く用いる描法へ移っていたことを示している。
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