学校飼育動物等における高病原性鳥インフルエンザ対策
国内で高病原性鳥インフルエンザが発生したからといって、学校で家きん(ニワトリ、アヒル、カモ等)を飼育することが危険ということではありません。
飼育している家きんの餌・飲み水にウイルスを運んでくる可能性のある野鳥、ネズミ等が接触しないようにし、清潔に飼育することが重要です。
学校で大切に飼育している動物を失うことがないよう、衛生管理の徹底に努めてください。
学校で飼育している動物の管理者の皆様へ
高病原性鳥インフルエンザ発生予防のためには、日常の衛生対策が重要です。学校で飼育している動物の管理者の皆様は、以下の衛生管理を徹底し、万が一、飼育している動物に異状が見つかった場合は、速やかに家畜保健衛生所に通報してください。
飼育動物の健康観察と早期通報
毎日、健康観察を行い、異状が確認された場合は、速やかに家畜保健衛生所に通報する。
高病原性鳥インフルエンザの症状
- 突然の死亡
- 死亡羽数の増加
- 元気をなくす
- 羽毛の逆立ち
- 皮膚やとさかが青黒くなる
- 食欲・飲水欲の低下、産卵の停止
県内の家畜保健衛生所
飼育舎等出入の際の消毒等
飼育舎では専用の衣服と靴(上着やカバーでも可)を使用し、出入りする際には、靴の消毒と手指の洗浄や又は消毒をする。
鶏飼育小屋の消毒方法の例
(1)小屋の入口
- 専用の長靴を用意して履き替える。
- 四角いトレーに、3~4cmの深さに逆性石けんまたは塩素剤を入れ、出入時に踏み込む。(大きさに合わせた人工芝をトレーに入れるとよい。)(交換の目安:毎日)
- 地面に直接消石灰を撒くか、四角いトレーに消石灰を入れて出入時に踏み込む。(交換の目安:汚れたら交換(1週間以内))
(2)エサ入れ、水入れ
- よく洗った後、逆性石けん又は塩素剤を入れた容器に10分程度浸し、その後、水ですすいで乾かす。(消毒の目安:1~2週間に1回)
(3)飼育小屋
- 床面がコンクリートの場合、糞やごみを掃除した後に、逆性石けんを手押し式噴霧器やジョウロなどで散布又は消石灰を散布する。(消毒の目安:毎月1回)
- 床面が地面の場合、消石灰を散布する。(消毒の目安:毎月1回)
- 壁や網は、逆性石けんを手押し式噴霧器などで散布する。(消毒の目安:毎月1回)
野鳥・野生動物の侵入防止等
- 小屋に金網や目が2cm以下のネットを張る。また、破れた部分は速やかに修繕する。
- 餌や水を野鳥がついまばないようにする。
- 屋外の溜め水は与えない。
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