ここから本文です。
更新日:令和5(2023)年7月6日
ページ番号:2561
子どもが健やかに成長するためには、安定した家庭環境の中で、保護者の温かい愛情のもとに育てられることが必要です。
しかし、保護者の病気、家出、離婚あるいは保護者に養育されることが適当でないなどの理由から、家庭で生活することができない子どもがいます。そんな子どもたちを保護者に代わって、一時的にあるいは継続的に家庭的な雰囲気の中で、愛情深く育ててくださる方を里親といいます。
里親による養育は児童福祉法に基づいて行われており、次のことが期待されています。
県内には保護者と暮らせない子どもが1062人おり、そのうち里親家庭などで生活できている子どもは261人(平成28年度末現在)です。なるべく多くの子どもが家庭的な環境で生活するためには、愛情を持って育ててくれる里親と、周囲の皆さんの理解が必要です。
養育里親としての認定要件は、次のとおりです。
専門里親、養子縁組里親、親族里親に関しては、この他に別の要件があります。
1 相談
居住地を管轄する児童相談所で説明を受けてください。
また、希望動機や仕事、家族構成等をお伺いします。
↓
2 研修受講
養育里親・養子縁組里親を希望する方は必須です。
↓
3 申請
管轄の児童相談所へ申請書を提出してください。
↓
4 調査
児童相談所の職員が家庭訪問をし、家庭状況やご夫婦の考え方などをお伺いします。
戸籍、生活歴、履歴なども伺います。
↓
5 審査
申請書を提出した児童相談所にて、所長が面接を行い、これまでの調査の確認を行います。
その後、社会福祉審議会で里親としての適格性が審査されます。
↓
6 認定・登録
審議会の審査意見に基づき、知事が適格と認めた方が里親として認定・登録されます。
里親として登録された後、すぐに子どもが委託されるとは限りません。児童相談所で保護された子どもが里親のもとで生活することを希望し、保護者がそれを承諾した場合に、その子どもや里親の条件等を検討しながら、児童相談所が子どもに合った里親を選び委託します。子どもの委託については子どもの委託についてをご覧ください。
また、里親は「研修を受け、その資質の向上を図るように努めなければならない。」とされています。児童相談所や千葉県里親会で実施する研修会や行事に参加していただき、里親や里子についての理解を深めていただきます。
登録期間は5年です。
登録後5年経過時に見直しが行われます。その際に、継続意思の確認をし、継続する場合には登録時と変わったことや希望する子どもの条件などを再確認して、再度審議会で登録の更新を審査します。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください