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更新日:令和4(2022)年3月17日
ページ番号:8643
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第二導水路、両総第2揚水機場、南部幹線用水路、両総第3揚水機場、公平水路橋、第3導水路、西部幹線の紹介です。
かつては栗山川から旧第二揚水機場まで水を引くための約1kmの導水路でしたが、現在は、国営更新事業で栗山川近くに第2揚水機場の位置が変更されたため、川から機場に導水するまでの沈砂池として利用されています。
第2揚水機場の吐水槽は、旧第二揚水機場の山手にあることから、導水路の脇に送水管を埋設して送水しています。また、吐水槽の余水の放流先として導水路を利用しています。
第2導水路内に作られた3列の沈砂池
吐水槽側から見た第2導水路。右奥が機場
栗山川から、南部幹線用水路へ、水をくみ上げるための施設です。
口径1,200ミリメートル、出力1,700キロワットのポンプ4台で1日当り758,000立方メートル(最大毎秒11.703立方メートル)の用水を標高差38メートルの高さまで押し上げます。
昭和30年代建設の旧機場が老朽化したため、平成10年(1998年)に位置を変更して新設されました。
更新事業で中央管理所が設置され、両総用水全体の監視と、第3揚水機場、横芝堰、山武東部支線揚水機場、南部幹線及び東部幹線の一部分水口について、運転管理を行うことが可能です。
第2揚水機場
径1200ミリのポンプ4台
両総用水全体の中でも最長の39キロメートルにおよぶ用水路で、最大毎秒11.7立方メートルの用水を九十九里平野の農地へ送ります。
かつては、開水路、トンネル、サイホンで送水していましたが、老朽化対策と用水を無駄なく公平に送るため、上流から33km区間が国営の改修事業で開水路から管水路に生まれ変わりました。工事のコスト削減のため、新しい用水管は既設の水路内へ埋設されました。
国営で更新されなかった下流6キロメートルについては、県営両総茂原南地区として路線の変更工事を行っています。
また、九十九里平野を横断して海岸部に向かう11の支線があります。
開水路内へ埋設。管頂までモルタル被覆
既存トンネル内への管水路の布設
両総用水第2揚水機場から送水された用水を、南部幹線用水路と東部幹線用水路へ送る施設です。茂原市にあった旧第三揚水機場から、国営更新事業で上流の山武市に位置を変更し、平成19年(2007年)に新設されました。
口径1,200ミリメートル、出力1,700キロワットのポンプ3台で最大毎秒10.05立方メートルの用水を、標高差37メートル分を押し上げます。
また、本機場の操作管理は両総用水第2揚水機場で行われ自動運転されています。
第3揚水機場と吸水槽
径1200ミリのポンプ3台
南部幹線の始点から約13キロメートル地点で東部幹線の分岐後にある、全長305メートルの鉄製の用水専用の橋です。ランガー橋(※)と呼ばれるかたちで、61メートルの桁5本でできています。
この辺は地盤があまり良くないため、昭和32年(1957年)建設当時では最先端技術である井筒状のウェル基礎が用いられました。
現在は、国営更新事業で橋の中に、送水用のパイプラインと第3揚水機場の余水吐管が設置されています。
※ランガー橋:単純な桁橋をアーチで補強した橋。
公平水路橋
余水吐管(左)と送水管(右)
茂原市西部の水田へ最大毎秒0.6立方メートルの用水を送るトンネル、サイホンからなる約5キロメートルの水路です。上流に接続する第三導水路までは国営更新事業でパイプライン化の改修がなされたところです。
西部幹線のトンネル内踏査
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