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更新日:令和4(2022)年3月14日
ページ番号:8641
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栗山川、栗山川統合機場(篠本堰、調整池含む)、山武東部支線揚水機場、横芝堰の紹介です。
2級河川栗山川のうち、北部幹線の出口(注水口)から横芝堰までの23.1キロメートルを、両総用水の用水路として利用しています。
このうち、両総用水事業として国が改修した上流部11.7キロメートルを栗山川疎水路と呼んでいます。もとは小さな蛇行した川だったものを、両総用水を通すため、周辺のほ場整備を進めながら幅を広げ、堤防をつくり直したものです。
昭和50年(1975年)には房総導水路との共用施設となり、新たに毎秒3.0立方メートルの都市用水を流すため、水資源公団(現水機構)により護岸の嵩上げ等が行われています。
この沿岸の水田に水を配るため、3つの支線があります。
荒北橋上流。香取市(旧栗源町)
篠本堰上流。多古町、横芝光町、匝瑳市の境。
疎水路:(1)水を流すこと。(2)かんがい・給水・舟運または発電のために、新たに土地を切り開いて水路を設け、通水させること。また、そのもの。多くは湖沼・河川から開溝して水を引き、地形によってはトンネルを設ける事もある。
2級河川栗山川より取水していた4機場を、国営更新事業により1機場に統合し、平成25年(2013年)に新設されました。
また、第2揚水機場より下流の農地で、8月の取水ピーク時に不足する10万立方メートルの水を貯める調整池と、調整池から再度栗山川へ注水するための注水ポンプが併設されています。
栗山川から取水する篠本堰のゲートも一部改修され、統合機場とともに、国営の基幹施設として管理しています。
周辺の用水と下流の干害時のための調整池
栗山川より取水する篠本堰
栗山川から両総用水と栗山川の自流を汲み上げる揚水機場で、横芝堰の上流約1kmの地点に位置しています。元は明治45年(1912年)に耕地整理組合の設置したポンプがあり、昭和53年(1978年)には県営かんがい排水事業で更新された機場でしたが、受益面積1,000ヘクタール以上の基幹施設として国営更新事業で改修を行い、第2揚水機場より監視・制御を行っています。
山武東部支線揚水機場
山武東部機場の吐水槽
栗山川河口から約6キロメートル上流にある堰で、北部幹線から栗山川に注がれた水を、第2揚水機場でくみ上げられるよう、水位を調整するための施設です。
もとは沿岸の農地のための小さな堰でしたが、戦後改築された後、再度、昭和38年(1963年)に旧国営事業で改修されました。現在の堰は、県土木部の栗山川改修事業の機能補償として、平成19年(2017年)に、位置を下流に移し、ゴム引布製ゲートが建設されました。
堰の管理は、都市用水を取水する水資源機構と連携しながら、両総用水第2揚水機場で監視と制御を行っています。
横芝堰
横芝堰の魚道
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