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更新日:令和5(2023)年6月22日

ページ番号:592845

船橋都市計画に関する千葉県都市計画公聴会の開催結果について

船橋都市計画都市高速鉄道の変更にあたり、令和5年5月13日に公聴会を開催しました。

そこで、公述人4名の方から公述があり、その要旨と県の考え方を次のとおり取りまとめました。

今後、いただいた御意見を参考にさせていただき、都市計画案を作成していきます。御協力ありがとうございました。

1.案の概要の縦覧及び公述申出期間

  • 令和5年3月17日(金曜日)から3月31日(金曜日)

2.公聴会

  • 開催日時:令和5年5月13日(土曜日)午前10時から
  • 開催場所:船橋市役所602会議室
  • 公述人数:4名

3.公述の要旨とそれに対する県の考え方

公述の対象:船橋都市計画都市高速鉄道の変更

公述人1
公述の要旨 県の考え方

 船橋都市計画都市高速鉄道5号線の変更については、時期尚早である。

 どんな街がつくられるのか、街をつくったことによって鉄道利用者がどの程度見込めるのか、今の段階では全く分からない。駅をつくればそこに人口がはり付くであろうという手法自体を見直すべき。
 本当に駅が必要というのであれば、まちづくりが終わった後、人口が増え、利用者のニーズがあって、その時に初めて検討すべき。今の段階で、この都市計画変更を行って新駅を設置するのは、無謀な決断である。

 都市計画区域マスタープランの主要な市街地開発事業の決定の方針において海老川上流地区は、「東葉高速鉄道東葉高速線新駅を設置し、土地区画整理事業等により地域に必要な都市機能が集積した新たな拠点の形成を図る。」と位置付けており、土地区画整理事業等による整備が進められています。

 今回、船橋市と東葉高速鉄道株式会社において、新駅設置の協議が整ったことから、必要な都市計画変更の手続きを行うこととしています。

 変更理由に「都市機能の充実」とあるが、現状この地域に都市機能と呼ぶべき実態は存在しておらず、どのような都市機能がどのように充実するのか分からない。

 都市機能を充実するという記載は、現状から言えば事実誤認と言わざるを得ない。

 都市計画区域マスタープランの土地利用に関する主要な都市計画の決定の方針において海老川上流地区は、「地区住民の日常購買需要をまかなう地区の中心的な商業地を配置する。」、「土地区画整理事業等の促進を図り、良好な住宅地として配置する。」、また、市街地開発事業に関する主要な都市計画決定の方針において海老川上流地区は、「東葉高速鉄道東葉高速線新駅を設置し、土地区画整理事業等により地域に必要な都市機能が集積した新たな拠点の形成を図る。」と位置付けており、土地区画整理事業等により、商業地、住宅地等の都市基盤が整備されるほか、医療センターの移転が予定されていることなどから、新駅の設置により、都市機能の充実を図ろうとするものです。

 新駅の設置地域は、洪水浸水想定区域で浸水するとされる地域であり、災害の発生が想定される地域に新たな駅を設置することになる。  土地区画整理事業等において、調整池の設置や地盤の嵩上げ等、洪水浸水に対する適切な措置が講じられるものと考えております。
公述人2
公述の要旨 県の考え方

 新駅の建設について、100%市税でつくられるにも関わらず、説明が一切されていない。

 住む人がいない場所になぜ駅が必要なのか。なぜ100%市税なのか。市民に一切説明がないのは手続き上問題がある。説明を行わないまま、市民に理解と負担を求めるのは間違っている。

 市民の納得が得られてから事業を行うべき。きちんと説明会を行うべき。


 工事費や物価もまだまだ上昇局面のため、駅の工事費も確実に上がると予想される。

 このような社会情勢であるにもかかわらず、船橋市は値上がりした病院建設費を提示し、そのまま通そうとしている。駅の建設費もきっとそうなる。駅の建設費は、市の財政をさらに圧迫するものになると思う。


 市民の負担が大きすぎる。病院や駅の建設費に莫大な市税をつぎ込むのは、市民からすると許されない。新駅建設でどれほどの人が潤うのか。どれほどの人が苦しむのか。そのバランスを見れば駅建設のメリットは少ないと考える。

 都市計画区域マスタープランの主要な市街地開発事業の決定の方針において海老川上流地区は、「東葉高速鉄道東葉高速線新駅を設置し、土地区画整理事業等により地域に必要な都市機能が集積した新たな拠点の形成を図る」と位置付けております。

 また、船橋市による新駅設置に係る都市計画変更に関する説明会が令和5年2月に開催され、市のホームページに説明会資料等が掲載されております。

 なお、新駅建設費につきましては、船橋市に確認したところ、資材高騰等による事業費増加の可能性は否定できないが、必要な機能を適正に配置するよう、設計内容について第三者による検証をしつつ進めていると聞いております。
 建設は安全なのか。飯山満川の移設によって地盤が緩み、橋脚の補強等が必要になるのではないか。金銭的な面でも安全性の面でも非常に心配される。  鉄道駅などの公共性の高い施設については、地質調査結果を踏まえ、固い支持地盤まで杭が設置されるなど、安全性が十分に確保されるものと考えております。
 また、新しい街は予定地内に液状化の危険をはらむ。昨年度末の船橋市による洪水シミュレーションの説明会では、新たな洪水のリスクを生むことが明らかになっている。行政の責務は新しいまちをつくることよりも、危険のリスクを取り除くことであると思う。  都市計画区域マスタープランの土地利用に関する主要な都市計画の決定の方針において海老川上流地区は、「広域河川改修事業等の治水対策と調整を図りつつ計画的な開発以外極力保全に努める。」としているとともに、市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定の方針において海老川上流地区は、「東葉高速鉄道東葉高速新駅を設置し、土地区画整理事業等により地域に必要な都市機能が集積した新たな拠点の形成を図る。」こととしています。
 また、液状化対策については、土地区画整理事業等において、地盤改良等の適切な措置がされるものと考えております。
公述人3
公述の要旨 県の考え方
 新駅が設置されることで、交通利便性の改善につながることを期待する。
 新駅の設置により、医療センターへのアクセスが改善される。
 新駅の設置により、まちの発展につながることが期待できる。

 都市計画区域マスタープランの都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針において海老川上流地区は、「公共交通の利便性向上と新たな拠点形成を図るため、海老川上流地区に東葉高速鉄道東葉高速線新駅を設置する。」と位置付けています。

 今回、船橋市と東葉高速鉄道株式会社において、新駅設置の協議が整ったことから、必要な都市計画変更の手続きを行うこととしています。

公述人4
公述の要旨 県の考え方
 新駅設置と医療センターの移転により、医療センターのアクセスが大幅に改善される。
 新駅の設置により自転車や徒歩で駅を利用することが可能となり、また、新駅利用によりバスの乗車時間が短くなるなど交通利便性が大きく改善される。

 新駅設置は新しいまちづくりに欠かせないもの。

 新駅ができることで医療センターへの快適なアクセスが確保され、商業施設や生活利便施設、住宅等のメリハリのある土地利用が促進される。

 都市計画区域マスタープランの都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針において海老川上流地区は、「公共交通の利便性向上と新たな拠点形成を図るため、海老川上流地区に東葉高速鉄道東葉高速線新駅を設置する。」と位置付けています。

 また、土地利用に関する主要な都市計画決定の方針において海老川上流地区は、「地区住民の日常購買需要をまかなう地区の中心的な商業地を配置する。」、「土地区画整理事業等の促進を図り、良好な住宅地として配置する。」、「海老川上流地区は、東葉高速鉄道東葉高速線新駅の設置に伴う新しいまちづくりにふさわしい土地の高度利用を図る。」と位置付けており、市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定の方針において海老川上流地区は、「東葉高速鉄道東葉高速線新駅を設置し、土地区画整理事業等により地域に必要な都市機能が集積した新たな拠点の形成を図る。」と位置付けています。

 今回、船橋市と東葉高速鉄道株式会社において、新駅設置の協議が整ったことから、必要な都市計画変更の手続きを行うこととしています。

 

お問い合わせ

所属課室:県土整備部都市計画課都市計画班

電話番号:043-223-3376

ファックス番号:043-222-7844

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