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更新日:令和5(2023)年3月29日
ページ番号:14138
酸性雨とは、石油や石炭などの化石燃料を燃焼させた時に発生する硫黄酸化物や窒素酸化物などの汚染物質が大気中で硫酸や硝酸に変化し、降水(雪やひょうも含む)に溶け込むことによって、酸性化することをいいます。また、大気中の硫酸や硝酸が、晴れの日などに雨に溶けずに、微粒子やガスの形態のままで風に乗って地上に到達し、水を得ることによって酸性雨と同じ作用を及ぼすこともあります。清浄な大気中にも二酸化炭素が存在するため、降水のpHは約5.6になることから、酸性雨とはpHが5.6以下のものを指すことが一般的です。
千葉県では、酸性雨による影響は確認されていませんが、県内の酸性雨の状況を把握するため昭和50年度から平成29年度まで(注)調査を行いました。
平成22年度以前は、降雨1mmごとのpHを連続測定していましたが、22年度以降は1か月毎に水を採取し、成分を分析する方法に変更しています。
自動雨水採取機(写真)を用いて1か月毎に雨水を捕集。
市川(市川市役所)、市原(環境研究センター)、銚子(銚子市白石貯水場)、一宮町東浪見(一宮東浪見測定局)
注:平成30年度以降については、県環境研究センターの年報を御参照ください。
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