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更新日:令和5(2023)年4月14日
ページ番号:344904
本指針は、千葉県内の事業所が自主的に実施すべき化学物質に係る環境保全対策を示し、もって、化学物質による環境保全上の支障を未然に防止し、良好な地域環境の保全に資することを目的とする。
本指針の対象事業所は、千葉県内において重点管理物質の使用等を行う工場・事業場とする。
本指針において用語の定義は次のとおりである。
事業者は、事業所で使用等を行う重点管理物質の環境への排出による環境リスクを評価し、技術的・社会的要因を勘案しつつ環境リスクを低減させることが必要である。
なお、重点管理物質以外の化学物質についても、その特性に応じて、同様の対策の実施に努めるものとする。
事故等による化学物質の漏洩を未然に防止するため、必要な対策を講じるとともに、漏洩が発生した場合は、環境保全上の支障を最小限にすべく努めなくてはならない。
事業所から環境中へ排出される重点管理物質の量について、物質ごとに、また大気、水系(公共用水域、下水道、地質環境)ごとに把握を行う。
廃棄物、製品その他の形態で事業所外に移動される重点管理物質の量について、物質ごとに、また形態ごとに把握を行う。
施設の設置・変更または工程の変更等を行う場合は、事前に前項(1)、(2)の事項について予測を行う。
把握された重点管理物質の排出量について、その有害性、及び環境中での挙動等を考慮し、これによる環境リスクを、可能な限り定量的に評価する。
重点管理物質による環境リスクを低減するため、排出状況や環境リスクの評価に応じて排出抑制対策を推進する。
代替物質・技術の利用により環境リスクの低減が見込まれる場合は、積極的に導入を図る。
工程の合理化等により使用量の削減が可能な場合、及び回収・再利用が可能な場合は、積極的に導入を図る。
排ガスや排水に伴って排出される場合、環境リスクの大きさに応じて処理装置を設置するとともに、その適正な維持管理を行う。
施設構造の変更等により排出の抑制が見込まれる場合は、積極的に導入を図る。
化学物質の使用等を行う施設について、事故・災害・過失等による化学物質の漏洩を防止しうる施設構造を採用する。
事故・災害・過失等による漏洩を早期に発見するため、取り扱う化学物質の特性・量に応じて検知警報装置を設置する。
化学物質の使用等を行う施設については、定期的な保守・点検を実施する。
事故・災害・過失等による化学物質の漏洩が発生した場合は、作業上の安全に配慮した上で漏洩の抑制及び環境中での拡散を防止するための必要な措置を講じる。
漏洩した化学物質の量や特性等から影響が懸念される場合は、環境の汚染状況についての調査を行い、浄化対策の必要性を検討する。
必要に応じて適切な浄化対策を実施する。
事故・過失等の原因を調査し、再発防止対策を実施する。
前項(1)~(4)について、軽微な場合を除き県環境部に報告する。
化学物質に係る環境保全対策を推進するための委員会を所内に設置するとともに、対策の責任者、及び対策の実施に係る職務等を明確に規定した組織を整備する。
実施する環境保全対策の内容、及び所内の組織等について定めた管理規程を策定する。
従業員等に対し、環境保全対策の必要性や内容について定期的に教育を行う。
化学物質の性状及び毒性、関連法規その他環境保全対策に必要な情報の収集及び整理を行う。
化学物質を取り扱う容器、配管その他設備に、取り扱う化学物質の種類が容易に識別できるよう名称、マ-ク等を表示するとともに、特に環境リスクが懸念されるものについては、注意を促すマ-ク等を表示する。
化学物質の使用等の量、及び保管量等を常時把握し整理する。
また、使用等の場所を明記した図面等を整備する。
化学物質を含む廃棄物の発生を可能な限り抑制するとともに、再利用・再資源化に努める。
化学物質を含む廃棄物は、種類・性状に応じて分別して保管する。
化学物質を含む廃棄物については、適切な中間処理による無害化・安定化を行う。
埋立等の最終処分をする場合は、将来にわたり環境影響を及ぼすことの無いよう処分場の構造に配慮するとともに、これを管理する。
(1)廃棄物を処理業者に委託して処理する場合は、処理業者の有する処理施設の内容及び処理能力等を調査し、適正に処理する能力を有することを確認して委託する。
また、委託時には、含有する化学物質の性状、処理方法及び取扱いの注意事項等を明示する。
(2)委託された廃棄物が適正に処理されたことを最終的に確認する。
第5に掲げた環境への排出量、第6に掲げた環境リスクの評価、及び第11の(3)に掲げた使用量等については、その結果の記録を10年間、関連する資料を3年間保存する。
(施行期日)
(千葉県化学物質環境保全対策指導指針の廃止)
番号 |
物質名 |
---|---|
1 |
亜鉛及びその化合物 |
2 |
アクリルアミド |
3 |
アクリル酸エステル類 |
4 |
アクリロニトリル |
5 |
アクロレイン |
6 |
アスベスト |
7 |
アセトアルデヒド |
8 |
アセトニトリル |
9 |
アセトン |
10 |
アセトンシアノヒドリン |
11 |
アセナフテン |
12 |
アニリン |
13 |
1-アミノ-4-ブロモ-9,10-ジオキソ-2-アントラセンスルホン酸 |
14 |
アルキルジフェニルアミン |
15 |
アルシン |
16 |
アンチモン及びその化合物 |
17 |
アンモニア |
18 |
イソプロピルアルコール |
19 |
イソペンチルアルコール |
20 |
2-イミダゾリン-2-チオール |
21 |
2-エチリデン-1,2,3,4,4a,5,8,8a-オクタヒドロ-1,4:5,8-ジメタノナフタレン |
22 |
o-エチルフェノール |
23 |
2-エチル-3-プロピルアクロレイン |
24 |
エチルベンゼン |
25 |
エチレンイミン |
26 |
エチレンオキシド |
27 |
エチレングリコールモノエチルエーテル |
28 |
エチレングリコールモノブチルエーテル |
29 |
エチレングリコールモノメチルエーテル |
30 |
エピクロロヒドリン |
31 |
a-2,3-エポキシプロポキシフェニル-ω-ヒドロポリ(n=1~7){2-(2,3-エポキシプロポキシ)ベンジリデン-2,3-エポキシプロポキシフェニレン |
32 |
塩化アリル |
33 |
塩化水素 |
34 |
塩化パラフィン |
35 |
塩化ビニル |
36 |
塩化ベンザルコニウム |
37 |
塩化ベンジル |
38 |
塩素 |
39 |
黄リン |
40 |
オレイルアミン |
41 |
カドミウム及びその化合物 |
42 |
キシレン |
43 |
キャプタン |
44 |
クレオソート |
45 |
クレゾール |
46 |
クレゾール酸ナトリウム |
47 |
クロトンアルデヒド |
48 |
クロム及びその化合物 |
49 |
クロロジブロモメタン |
50 |
クロロスルホン酸 |
51 |
クロロトルエン |
52 |
3-クロロ-4-フルオロニトロベンゼン |
53 |
1-クロロヘプタン |
54 |
クロロホルム |
55 |
クロロメタン |
56 |
コールタール |
57 |
五塩化リン |
58 |
酢酸エチル |
59 |
三塩化リン |
60 |
4,4’-ジアミノ-3,3’-ジクロロジフェニルメタン |
61 |
4,4’-ジアミノジフェニルメタン |
62 |
2,4-ジアミノトルエン |
63 |
シアン化合物 |
64 |
ジイソプロピルベンゼン |
65 |
ジエチルベンゼン |
66 |
四塩化ゲルマニウム |
67 |
四塩化炭素 |
68 |
1,4-ジオキサン |
69 |
1,5,9-シクロドデカトリエン |
70 |
シクロヘキサノン |
71 |
シクロヘキシルアミン |
72 |
ジクロロエタン |
73 |
1,1-ジクロロエチレン |
74 |
1,2-ジクロロエチレン |
75 |
2,4-ジクロロフェノール |
76 |
2,4-ジクロロフェノキシ酢酸及びその塩 |
77 |
1,2-ジクロロプロパン |
78 |
1,3-ジクロロプロペン |
79 |
3,3’-ジクロロベンジジン |
80 |
ジクロロベンゼン |
81 |
2,4-ジクロロベンゾニトリル |
82 |
ジクロロメタン |
83 |
ジニトロトルエン |
84 |
m-ジニトロベンゼン |
85 |
ジフェニル |
86 |
ジフェニルエーテル類 |
87 |
ビフェニルフェニルエーテル類 |
88 |
1,3-ジフェニルグアニジン |
89 |
1,2-ジブロモエタン |
90 |
ジベンゾアントラセン |
91 |
臭素及びその化合物 |
92 |
水銀及びその化合物 |
93 |
スチレン |
94 |
セレン及びその化合物 |
95 |
ダイオキシン類 |
96 |
チウラム |
97 |
デシルオキシテトラヒドロチオフェン-1,1-ジオキシド |
98 |
鉄化合物 |
99 |
テトラクロロエタン |
100 |
テトラクロロエチレン |
101 |
テトラクロロシラン |
102 |
テトラエチル鉛 |
103 |
テトラデシルアミン類 |
104 |
ドデシルアミン類 |
105 |
テトラデシルジメチルアミン類 |
106 |
ドデシルジメチルアミン類 |
107 |
テトラメチル鉛 |
108 |
テトラメチルベンゼン |
109 |
テレピン油 |
110 |
銅化合物 |
111 |
トキサフェン |
112 |
ドデシルフェノール |
113 |
ドデシルフェノキシベンゼンジスルホン酸 |
114 |
トリエチルベンゼン |
115 |
1,1,1-トリクロロエタン |
116 |
1,1,2-トリクロロエタン |
117 |
トリクロロエチレン |
118 |
トリクロロフェノール類 |
119 |
1,2,4-トリクロロベンゼン |
120 |
トリフェニルスズ化合物 |
121 |
トリブチルスズ化合物 |
122 |
トリメチルベンゼン |
123 |
4-(4-トリルオキシ)ビフェニル |
124 |
トルイジン |
125 |
トルエン |
126 |
トルエンジイソシアネート |
127 |
ナフタレン |
128 |
α-ナフチルアミン |
129 |
ナフテン酸及びその塩 |
130 |
鉛及びその化合物 |
131 |
ニッケル及びその化合物 |
132 |
ニッケルカルボニル |
133 |
N-ニトロソ化合物 |
134 |
ニトロフェン |
135 |
ニトロベンゼン |
136 |
二硫化炭素 |
137 |
ノニルフェノール |
138 |
ノルマルヘキサン |
139 |
5-[N,N-ビス(2-アセトキシエチル)アミノ]-2-(2-ブロモ-4,6-ジニトロフェニルアゾ)-4-メトキシアセトアニリド |
140 |
ヒ素及びその化合物 |
141 |
ビニルトルエン |
142 |
α-ピネン |
143 |
ピリジン |
144 |
フェノール |
145 |
1,3-ブタジエン |
146 |
フタル酸エステル類 |
147 |
3-tert-ブチルフェノール |
148 |
フッ化ケイ素 |
149 |
フッ化水素 |
150 |
フッ素及びその化合物 |
151 |
フルオランテン |
152 |
フロン類及びハロン類 |
153 |
ヘキサクロロエタン |
154 |
ヘキサクロロ-1,3-ブタジエン |
155 |
ベンゼン |
156 |
ベンゾピレン |
157 |
ベンゾ[b]フルオランテン |
158 |
ペンタクロロニトロベンゼン |
159 |
ペンタクロロベンゼン |
160 |
ホウ素及びその化合物 |
161 |
ホスゲン |
162 |
ホスフィン |
163 |
ポリ塩化ビフェニル類 |
164 |
ポリオレフィンチオホスホン酸 |
165 |
硫化ノニルフェノール及びその塩 |
166 |
ホルムアルデヒド |
167 |
マンガン及びその化合物 |
168 |
メタノール |
169 |
メチルエチルケトン |
170 |
N-メチルジオカルバミン酸及びその塩 |
171 |
メチル=3,3-ジメチル-4-ペンテノアート |
172 |
α-メチルスチレン |
173 |
メチルナフタレン類 |
174 |
メルカプタン類 |
175 |
モリブデン及びその化合物 |
176 |
有機リン化合物 |
177 |
ヨードメタン |
178 |
硫化水素 |
179 |
硫酸(三酸化硫黄を含む) |
180 |
硫酸ジメチル |
181 |
リン酸エステル類 |
182 |
アルキルフェノール類(C5~C8) |
183 |
ビスフェノールA |
184 |
シマジン |
185 |
マイレックス |
186 |
キーポン |
187 |
チオベンカルブ |
188 |
イソキサチオン |
189 |
ダイアジノン |
190 |
フェニトロチオン |
191 |
イソプロチオラン |
192 |
クロロタロニル |
193 |
プロピザミド |
194 |
EPN |
195 |
ジクロルボス |
196 |
フェノブカルブ |
197 |
イプロベンホス |
198 |
クロルニトロフェン |
199 |
クロロメチルメチルエーテル |
200 |
タルク(アスベスト様繊維を含むもの) |
201 |
ベリリウム及びその化合物 |
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