千葉県新型コロナウイルス感染症対策連絡会議専門部会(第37回)の開催結果について
発表日:令和4年7月1日
健康福祉部健康福祉政策課
千葉県では、今後の新型コロナウイルス感染症対策について検討するため、医療機関の関係者や、感染症の専門家などから御意見を伺っています。6月28日に開催した会議では、今後の医療提供体制の整備を進める上での御意見を伺いました。
開催日時・場所
令和4年6月28日(火曜日) 午後6時から午後7時まで
千葉県庁 本庁舎5階大会議室
主な内容
(新規感染者の発生動向について)
【現状・課題】
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人口10万人当たりの新規感染者の発生数は、6月26日発表分までで千葉県において54.79人となっており、直近において1都3県は前週の感染者を上回り推移している。
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年代別の新規感染者数は、若齢者の発生が多くなっているが、直近において40代から60代の増加の度合いも大きくなっている。
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ゲノム解析の結果、オミクロン株(BA.2)がほとんどを占めているが、米国で検出割合の増加が見られたBA.2.12.1が5月下旬から検出されており、南アフリカで検出割合の増加が見られたBA.4、BA.5 も6月中旬から検出されている。
(医療提供体制と行動制限について)
【現状・課題】
- 病床については、6月9日に全県フェーズ1へ移行し、6月27日現在で1,135床(92医療機関)確保している。
- 臨時医療施設については、5月末に流山臨時医療施設を閉鎖し、3施設224床を確保した上で、1施設48床で運用している。
- 宿泊療養施設については、5月末から受入施設を順次縮小し、12施設1,956室を確保した上で、9施設1,466室で運用している。
- 外出・移動等に関して、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく協力要請を行っている。
- 飲食店に対しては、感染防止対策等に関する見回りを実施するとともに、認証事業を実施している。
- 子供たちの健やかな成長を図るため、地域や学校の状況を踏まえて、段階的に制限を緩和するとともに学校における感染リスクの低減を図るため、基本的な感染対策を徹底している。また、学校の各場面におけるマスクの取扱いを定めている。
【出席者からの意見等】
- 現在の感染状況において、制限を緩和していく方向性は適切であると考える。特に子供たちの様々な機会が失われていることに関して、制限を緩和していく方針には賛成である。
- マスク着用に関しては、飛沫が飛ぶ範囲の中にいる場合にマスクを装着することに感染対策上の意味があり、屋外や屋内であっても人と話さないような環境においては、マスク着用は不要と考える。
(今後の感染拡大のシナリオとモニタリング対象について)
【現状・課題】
- 感染拡大の兆候を早く察知するために、日々、保健所や医療機関から報告いただいている様々な感染状況に関する数値をモニタリングしている。
【出席者からの意見等】
- 新規感染者数、入院者数、重症者数は、継続してモニタリングしていく必要があるのではないか。
- 感染者数が少ない状況では、クラスターによって数字が左右されるので、クラスター由来の感染者数を除いた数をモニタリングしていくことも一案である。
- 病床使用率だけでなく、医療従事者の罹患率をモニタリングできれば有用かもしれない。
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