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更新日:令和4(2022)年6月3日
ページ番号:15169
46億年前に地球が誕生して以来、その時々に周囲の環境に適応し、飛躍的進化や大絶滅を繰り返しながら、膨大な数の生物種が生み出されてきました。
このように多様な生物が存在することを「生物多様性」(英語:Biodiversity)といいます。私たち人間も、他の地球上の生物と同じように、こうした進化の歴史を経て今日にいたっています。
生物多様性条約や生物多様性基本法では、生物の多様性とは、「生態系の多様性」、「種(種間)の多様性」、「遺伝子(種内)の多様性」という3つのレベルでの多様性が存在することとされています。
奥山、里地里山、河川、湿地、沿岸、海洋など、いろいろなタイプの自然があります。周辺の環境と相まって多様な生態系があります。
地球には、バクテリアから植物や動物まで数多くの種類の生きものがいて、まだ知られていない生物も多数あると考えられています。
同じ種でも、遺伝的特徴を持つことにより、形や模様、生態などに多様な個性があります。
私たちは、地球上の生物の一員として、多様な生物が集まった生態系の恩恵を受け、またこれらの生命(いのち)とつながりを持ちながら生活しています。例えば、私たち人間は、穀物や野菜、肉、魚など、他の生物を食べることによって生命を保っています。また、地域ごとの異なる生態系に応じてそれぞれ独自の文化が形成されています。
健全な生態系があり、豊かな地域固有の「生物多様性」が維持されることによって、私たちは自然からの恵み(これを「生態系サービス」といいます。)を受けて豊かな生活を送ることができるのです。
植物は酸素をつくり、森林は水源を涵養し、土壌を肥やすなど、生命の基盤は多くの生きものに支えられています。
人が生きていくために必要な食料は基本的に他の生物であり、人にとっての豊かな食生活とは、生物の多様性そのものです。
季節の変化に富む日本では、地域の自然との深いかかわりから地域色豊かな文化、芸能や芸術が発展してきました。
植物は温室効果ガスの二酸化炭素を吸収し、森林は土壌の流出を防止するなど、気候や地形を安定させます。
生物多様性に関する資料をダウンロードできるサイトがあります。
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