ここから本文です。

報道発表案件

更新日:令和4(2022)年11月18日

ページ番号:549894

【サポウイルス】感染症予防のための情報提供について(令和4年11月18日発表)

発表日:令和4年11月18日
千葉県健康福祉部疾病対策課

松戸市内の保育園で、サポウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生がありました。
感染性胃腸炎は、通年で発生していますが、特に冬場から春先にかけて多く発生しているので、日頃から手洗いをするよう心掛けましょう。
また、感染拡大を防止するため、便や嘔吐物は適正に処理し、汚れた床や用具などは適切に消毒しましょう。

概要

施設等における注意事項

  • 日頃から従業員の健康管理に注意してください。
  • 施設内でふん便や嘔吐物を処理する時は、使い捨てのビニール手袋やマスクを着用し、汚れた床や用具などは適正な濃度の塩素系消毒薬で消毒してください。また、作業が終わったら、手をよく洗い、うがいをしてください。
  • 詳しい消毒方法や同様の症状を呈する方が複数名発生した場合には、お近くの保健所(健康福祉センター)に御相談ください。

県民の皆様へ

  • 調理の前や食事の前、トイレの後などには手を十分に洗いましょう。

(参考)サポウイルスによる感染性胃腸炎について

1 サポウイルスによる感染性胃腸炎とは

ノロウイルスと同様に嘔吐、下痢を主症状とし、その結果種々の程度の脱水、電解質喪失症状、全身症状が加わる。

※サポウイルスとは

 特に乳幼児の感染性胃腸炎の原因となるウイルスの1つです。

 平成14年8月の国際ウイルス学会で、非細菌性急性胃腸炎をおこす「小型球形ウイルス」と呼ばれたものが、
 「ノロウイルス」と「サポウイルス」の2種類に命名されました。 

2 感染経路

  • サポウイルスが大量に含まれる患者のふん便や嘔吐物から人の手を介して感染する。
  • 感染者が取り扱ったためにサポウイルスに汚染された食品を食べて感染する。
  • サポウイルスに汚染された二枚貝を生あるいは十分に加熱しないで食べて感染する。

3 症状等

  • 潜伏期間 12時間~48時間
  • 主症状 吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱
  • 症状 一般的に1~2日、長い場合は1週間程度続く
  • 症状消失後も、1~2週間ほど便中に排出されるため、二次感染に注意が必要

4 治療

  • サポウイルスに効果のある抗ウイルス剤はない。
  • 脱水症状がひどい場合に、輸液を行うなどの対症療法が行われる。

年度別感染性胃腸炎集団発生件数

年度

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

1月

2月

3月

合計

2022 13 37 23 6 1 1 4 1 - - - - 86
2021 17 11 8 4 1 0 2 3 14 18 9 11 98(46)
2020

0

0

0

0

0

1

2

0

7

2

11 9 32(3)

2019

18

16

14

7

0

0

0

8

29

25

15

4

136(63)

2018

11

16

7

0

1

0

8

14

30

19

17

12

135(57)

※1 ノロウイルス、サポウイルス、ロタウイルス等によるもの
※2 2022年11月は11月18日現在における判明件数(本件を含む)であって、
       千葉市、船橋市、柏市の件数を除く。
※3 括弧内は、各年度4月から11月までの累計。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部疾病対策課感染症予防班

電話番号:043-223-2691

ファックス番号:043-224-8910

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?