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更新日:令和5(2023)年8月17日
ページ番号:7397
ゆで落花生は、古くから農家の間では収穫時にしか食べられない「旬の味」として知られていました。現在はゆで豆用落花生品種の普及と、レトルト落花生等が販売されるようになり、消費者が買い求めやすい商品になりました。現在、千葉県内ではゆで豆用落花生品種として、「郷の香」と「おおまさり」が栽培されています。
用途 | 主な販売先 | 主な販売期間 |
---|---|---|
生さや |
スーパーマーケット、直売所など |
8月中旬~10月中旬頃 |
ゆで豆 |
直売所等、落花生専門店など |
通年 |
レトルト落花生 |
落花生専門店(インターネット通販含む) |
通年 |
注)各商品とも莢つきの状態で販売されています(むき実にした状態ではありません)。
品種名 | 特徴 |
---|---|
郷の香 |
莢の外観品質に優れ、収量性が高い |
おおまさり |
甘みが強く、食味に優れたジャンボ落花生 |
写真1「郷の香」の草姿
写真2「おおまさり」の草姿
写真3莢実の形状左から「おおまさり」、「ナカテユタカ」、「郷の香」
ゆで豆用落花生の品質低下を防ぐには、収穫当日に洗浄及び選別作業を行い、時間を空けず、生さやとして出荷するか、ゆで豆等に加工処理することが望ましいです。脱莢作業や洗浄作業は機械で省力化が図れますが、選別作業は手作業で作業時間を要するため、生産現場での1日当たり収穫可能面積は3~5a程度に留まっています。そのため、販売状況や加工処理量を考慮して、計画的な作付けと収穫作業を行う必要があります。
図1ゆで豆用落花生の収穫から販売までの流れ
初掲載:平成29年3月
千葉県農林総合研究センター
落花生研究室
研究員小林孝太郎
電話:043-444-0676
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