「思考し、表現する力」を高める実践モデルプログラムの活用事例
各学校において「思考し、表現する力」を高める実践モデルプログラムを授業や研修等に効果的に活用している事例を紹介します。児童生徒の学力向上につなげていくことができるよう、自校の取組等の参考にしてください。

効果的に活用している事例
小学校
習志野市立袖ケ浦東小学校(PDF:1,405.4KB)
- 活用方法
国語科において単元計画に四つの学習過程を位置付けている。特に「見いだす」と「まとめあげる」に力を入れて日々指導している。「見いだす」では、単元の始めに言語活動のゴールの形を示し、児童が単元の見通しをもてるような工夫を行っている。「まとめあげる」では、単元により振り返りの方法等を工夫し、「書く力」と「読む力」の向上に努めている。
船橋市立薬円台南小学校(PDF:110KB)
- 活用方法
校内研修で模擬授業を行い、教員自身が「広げ深める」過程を具体的に体感し、授業改善に活かす。
八千代市立南高津小学校(PDF:126.2KB)
- 活用方法
校内研究で、児童の実態に応じて「見いだす」「自分で取り組む」「広げ深める」「まとめあげる」の各項目の中で取り組む内容を焦点化し、授業改善に向け、実践を進めた。事後、その結果と課題について検討した。
野田市立岩木小学校(PDF:227.7KB)
- 活用方法
「一人一単元」の単元づくりに取り組んできた。「単元づくり」の共通の視点として、「『思考し、表現する力』を高める実践モデルプログラム」の四つの学習過程を明確に位置付けている。特に、「見いだす」では「必要感、達成感、成就感」のある学習となるよう導入を工夫し、「まとめあげる」では「言語活動」や「振り返り」を重視して授業づくりを行ってきた。
松戸市立南部小学校(PDF:197.7KB)
- 活用方法
学習指導案や単元計画に、四つの学習過程を位置付け、その内容について検討したり、教員同士で相互授業参観をしたりした。身に付けたい知識・技能を明確にし、児童が主体的に学び、思考できるような板書の工夫や手立てを大切にした学習の指導に重点を置いている。
松戸市立牧野原小学校(PDF:189.6KB)
- 活用方法
実践モデルプログラムの四つの学習課程のうち、「見いだす」と「広げ深める」を中心に授業展開を行っている。「見いだす」では、児童とともに単元の学習計画を立て、学習の過程やゴールの見通しがもてるようにした。「広げ深める」では、自分の考えを伝える場面で付箋を活用し、アイディアや感想の交換を行うことで、自分の想像を広げていくことやグループトークの話合いに生かした。
野田市立清水台小学校(PDF:179.5KB)
- 活用方法
単元計画及び本時の展開に四つの学習過程を位置付けている。特に、「広げ深める」の部分では、ペアやグループ、全体での意見の共有の時間を設定し、言語活動を大切にした学習に指導の重点を置いている。
我孫子市立湖北小学校(PDF:277KB)
- 活用方法
単元計画及び本時の展開に四つの学習過程を位置付けている。特に、「見いだす」の部分で児童が学習に見通しを持って取り組むこと、言語活動を大切にした学習に指導の重点を置いている。
香取市立佐原小学校(PDF:526KB)
- 活用方法
理科学習における本校のめざす児童像を、理科の問題解決の過程と「『思考し、表現する力』を高める実践モデルプログラム」を関連付けた表に位置付けた。また、単元全体を通してめざす場合と一単位時間内にめざす場合で柔軟に活用した。
印西市立牧の原小学校(PDF:148KB)
- 活用方法
国語科、算数科、外国語科・外国語活動の学習指導案の単元計画に、四つの学習過程を位置付け、その内容について検討し合った。「自分で取り組む」で、課題についての自分の考えを形成し、「広げ深める」では、ペアやグループ、全体で話し合い、互いの考えの違いやよさに気付かせてきた。そして、「まとめあげる」では、個に戻し、課題について学んだことをまとめさせた。
成田市立三里塚小学校(PDF:114.1KB)
- 活用方法
全体理論研修で「授業づくりシート」や「チェックシート」の活用方法を共通理解し、校内授業研修を重ねる中で、児童がより主体的で深い学びへとなるように参考にしている。
勝浦市立上野小学校(PDF:1,187.8KB)
- 活用方法
主体的な学びの実現を目指し、上野小学習プロセスを作成し実践している。特に国語科においては、「話すこと・聞くこと」「読むこと」「書くこと」の単元において学習プロセスを作成し、単元づくりや授業実践に活用している。
長生村立一松小学校(PDF:1,864KB)
- 活用方法
算数科の学習において、「『思考し、表現する力』を高める実践モデルプログラム」を基に本校名にちなんだ学習過程「ひとつまつ」を作成。 1時間の授業の中に「見いだす、自分で取り組む、広げ深める、まとめあげる」活動を位置付け、次時の学習につなげられるようにした。
長生村立高根小学校(PDF:283KB)
- 活用方法
四つの学習過程を効果的に位置付けた指導計画を立て、国語科の授業を実践している。それぞれの過程で、どのような学習活動を行い、どのように指導の工夫を図るのかを明確にし、教員間で共通理解を図っている。
館山市立九重小学校(PDF:408.7KB)
- 活用方法
「みんなで『わかる』『できる』を実感する授業づくり」を研究テーマに、四つの学習過程において、ユニバーサルデザインの視点を生かした授業実践を行っている。みんなのおもいや考えをつなげる中で『わかる』喜びを味わえるように、「自分で取り組む」時間の確保、おもいや考えを伝え合い「広げ深める」場の工夫、自分の言葉で学んだことを「まとめあげる」活動を中心に授業改善を図っている。
中学校
市川市立第六中学校(PDF:286.1KB)
- 活用方法
「見いだす」過程での小中連携を意識した小学校の学習内容の復習教え合い、「広げ深める」過程での学び合い活動を通しての協働的な学び、「まとめあげる・見いだす」過程での振り返りシートの活用を行っている。
習志野市立第六中学校(PDF:187.8KB)
- 活用方法
全教科の学習指導案の展開に、「『思考し、表現する力』を高める実践モデルプログラム」の四つの学習過程を位置付け、明記している。また、『校内研究の視点』を示し、手立てを明確にしている。
柏市立松葉中学校(PDF:407.9KB)
- 活用方法
「実践モデルプログラム」の各過程を位置付けた授業づくりを行っている。特に「広げ深める」の過程が充実するように、知識構成型ジグソー法等のグループ学習を工夫している。
鎌ケ谷市立鎌ケ谷中学校(PDF:161KB)
- 活用方法
特に数学科において「実践モデルプログラム」の各過程を位置付けた授業づくりを行った。「広げ深める」の過程では、「なぜ」と問い返す場面や対話的な学習を意図的に設定することで、根拠を基に自分の言葉で考えを説明する力の向上を目指してきた。また、「まとめあげる」の過程では、新しく学習した数学の用語を用いて振り返りを行う場面を設定した。
佐倉市立佐倉東中学校(PDF:650.4KB)
- 活用方法
国語科の授業において、「実践モデルプログラム」の四つの学習過程を位置付けて、継続的に指導している。特に「まとめあげる」過程では、まとめの作文を書かせることを言語活動の一環として設定している。
長南町立長南中学校(PDF:444.6KB)
- 活用方法
どの教科でも「自分で取り組む」「広げ深める」で根拠を明確にして自分の考えを説明したり、書いたりする活動を取り入れている。さらに、ICT機器を活用することで、生徒の思考力や表現力を高めることに繋げている。
茂原市立冨士見中学校(PDF:435.4KB)
- 活用方法
「見いだす」「自分で取り組む」「広げ深める」「まとめあげる」のそれぞれの場面で、ICT機器を活用することで、生徒の思考力や表現力を高めることにつなげる。
館山市立房南中学校(PDF:292KB)
- 活用方法
「実践モデルプログラム」を活用して、思考し、自分の考えを形成する活動や、自分の考えを文章や口頭で表現する効果的な活動を各教科で行っている。
木更津市立岩根中学校(PDF:176.4KB)
- 活用方法
四つの過程を意識した授業を積極的に展開し、相互授業参観や研究授業を行う。授業後の協議会では、リフレクションを通して互いに改善案を出し合うなどして教師一人一人の指導力の向上を図る。
効果的に活用した学習の事例(指導案等)
小学校
1年生国語「うみへのながいたび」(PDF:211KB)
- 活用方法
四つの学習過程を単元計画及び本時の展開に位置付けた。また、児童が見通しを持って充実した言語活動を行い「主体的・対話的な学び」の手立てとして活用した。
2年生算数「かけ算(2)」(PDF:1,000.7KB)
- 活用方法
「自分で取り組む」時間に考えたことを、全員が一人一枚の学ボードに書き、「広げ深める」の場で全体に説明する。これを、毎時間の算数で実施する。また、「まとめあげる」では、その時間に学習したことを振り返る時間を確保する。
2年生生活「春はっけん」(PDF:493KB)
- 活用方法
生活科学習における本校のめざす児童像を、「『思考し、表現する力』を高める実践モデルプログラム」と関連付けた表に位置付けた。単元全体を通してめざす場合と一単位時間内にめざす場合を柔軟に活用することとしているが、本時では、一単位時間内で活用している。
4年生算数「割合」(PDF:371.2KB)
- 活用方法
本時は、単元の導入であり、5年生につながる「割合」を含めた学習全体の導入に位置する。そのため、「見いだす」活動を大切にし、「割合」の意味を捉え、課題を見いだすことに注目した。
中学校
過去の取組(旧学習指導要領実施期の取組)
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