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更新日:令和6(2024)年2月7日
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デング熱について
デング熱は、アジア、中南米、アフリカなど熱帯・亜熱帯地域に広くみられる、突然の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、皮疹など呈する感染症です。過去60年以上国内における感染報告はありませんでしたが、2014年8月に国内感染事例が確認されました。千葉県教育委員会では、デング熱の対策について通知等により各県立学校及び市町村教育員会に情報提供及び注意喚起を行っております。 |
デング熱
1.病原体:
- デングウイルス(フラビウイルス科フラビウイルス属)
2.発生状況:
- アジア、中南米、アフリカなど熱帯・亜熱帯地域に広くみられる。
- 世界中で25億人以上が感染するリスクがあり、毎年約5000万人~1億人の患者が発生していると考えられている。
- 日本では、海外において感染し帰国後発症するいわゆる輸入症例が、近年は年間約200例報告されている。
- 過去60年以上国内における感染報告はなかったが、2014年8月、国内感染事例が確認された。
3.感染経路:
- ウイルスを保有した蚊に吸血された際に感染する。
- 媒介蚊は日中、屋外の幅広い地域に生息するヤブカ類である。
- 人-蚊-人の経路で感染が伝播するが、人から人への直接的な感染はない。
4.臨床所見:
- 潜伏期間は2~15日(多くは3~7日)
- 突然の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、皮疹など。
- 血液検査で血小板減少、白血球減少がみられる。デング熱患者の一部は重症化してショック症状や出血傾向を呈することがある。
5.治療:
- 特異的な治療法はなく、対症療法が主体となる。
- 有効な抗ウイルス薬はない。
6.予防法:
- 長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避ける。
- 虫よけ剤の使用等によって、屋外だけではなく屋内でも蚊にさされないように注意する。
- 屋内の蚊の駆除を心がける。
- 蚊の幼虫の発生源(植木鉢の受け皿や空き缶などにたまった水などの水たまり)を作らないように注意する。
- 実用化されたワクチンはない。
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