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ホーム > イベント情報 > イベント・講座・セミナー > 千葉県立美術館 開館50周年記念 特別展「PROJECT UMINOUE 五十嵐靖晃 海風」
更新日:令和6(2024)年7月3日
ページ番号:684834
発表日:令和6年7月3日
県立美術館
令和6(2024)年7月13日 (土曜日)
から令和6(2024)年9月8日 (日曜日)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日休館)
開館時間:午前9時から午後4時30分
(金曜日・土曜日及び休前日は午後7時30分まで)
(入場は閉館30分前まで)
名称 | 千葉県立美術館ほか |
---|---|
住所 | 千葉県千葉市中央区中央港1-10-1 |
電話 | 043-242-8311 |
ホームページ | 県立美術館ホームページ |
さんばしひろば に設置する作品《そらあみ》(イメージ)
ボランティアサポーター「海風クルー」らと編み上げた網を掲げる
※画像は「そらあみ《島巡り》」(瀬戸内国際芸術祭2019)
ボランティアサポーター「海風クルー」
「PROJECT UMINOUE 五十嵐靖晃 海風」リーフレット(PDF:2,255.9KB)
県立美術館の展示空間を生かした新作インスタレーションの他、さんばしひろば、千葉ポートタワー、千葉ポートパークなど、千葉みなとエリアの屋外各所に作品を展示します。
《海織(うみお)り》
メタボリズムの建築家・大高正人(おおたかまさと)設計による県立美術館の展示空間を生かして、館内に巨大な海面を織り上げます。
かつて海であった埋立地の記憶を想起させる新作インスタレーションです。
《糸の星》
一般公募した糸玉を星に見立てて、満天の星が広がる空間を創出するプロジェクトです。
糸玉には、巻いた人それぞれの個性が表れます。
一人一人の想いが集まり、一つの景色を作り出します。
《そらあみ》※観覧無料
ボランティアサポーター「海風クルー」と共に編み上げた網によって、工場地帯を背景とする千葉みなとならではの海の風景を現出します。
《船霊様(ふなだまさま)》※観覧無料
千葉みなとエリアのランドマークである高さ125メートルのポートタワーを帆船の帆柱に見立てて、タワー内部に船の守護神である「船霊様」を制作し、千葉みなとから航海に出るイメージを象徴的に表します。
《風の子》※観覧無料
風を可視化する吹き流しで、埋立地にいる神様を想像させます。
地元小学生と協働制作したもので、会期中のワークショップでも数を増やし、新たな景色をつくります。
会期中、県立美術館で下記のワークショップを開催します。
開催日など詳しくは県立美術館ホームページをご確認ください。
(事前申込不要、参加費無料(別途 入場料が必要です。))
さんばしひろば に掲げられた「そらあみ」と同じものを編むワークショップです。
ワークショップで編んだ「あみ」の一部は9月8日(日曜日)のフィナーレイベントで掲げます。
千葉ポートパークに設置された「風の子」と同じものを作るワークショップです。
海風に流れる「風の子」を持って展覧会を回遊できます。
会期中、展覧会の半券提示により以下の施設でサービスが受けられます。
また、以下の施設のレシートや半券提示により、県立美術館で海風オリジナルステッカーをプレゼントします。
「海風クルー」の活動の様子
ボランティアサポーター「海風クルー」は、アーティストとともに作品の協働制作や、展覧会の運営補助、ワークショップの支援など、さまざまな活動を行っています。
地域住民を中心に87名が登録し、3月から5月に実施した計4回のミーティングでは、「そらあみ」、「糸の星」などの展示作品制作の他、展示作業の補助などを実施しました。
小学校の出前授業の様子
千葉市内の小学校にアーティストが訪問し、「風の子」という吹き流しを作るワークショップを実施しました。
また、当館に来館して同様のワークショップを体験する小学校もありました。
制作した300個以上の「風の子」は、千葉ポートパーク展望の丘で展示します。
地元の学童保育では、「糸の星」を作る体験を実施しました。こちらは県立美術館の第7展示室で展示します。
これらの学校連携ワークショップには、海風クルーも参加して体験指導に当たりました。
参加した子どもたちからは、「難しかったけど、楽しかった」「風の子は風を受けるとクルクル回って面白い」などのコメントがありました。
日程 7月13日(土曜日)
開幕を記念して、アーティスト本人が来館し、展覧会をともに作り上げたボランティアサポーター「海風クルー」らとオープニングセレモニーを開催します。
また、さんばしひろば にて《そらあみ》を空に掲げる「そらあみ掲揚式」も開催予定です。
当日の概要
作品前でアーティストとボランティアサポーターらの記念撮影、アーティストによる展示解説 など
ボランティアサポーターらと協働制作した作品《そらあみ》を空に掲げます
日比野克彦(ひびのかつひこ)(アーティスト・東京藝術大学学長)が来館!
五十嵐靖晃と現代アートを巡って対談します。
日時 8月11日(日曜日)14時から15時
会場 県立美術館講堂
楠本智郎(くすもとともお)(つなぎ美術館学芸員)、小林裕美(こばやしひろみ)(千葉県立中央博物館上席研究員)、鈴木年樹(すずきとしき)(千葉市海まつり協議会会長)、東健一(あずまけんいち)(印西市立印西中学校教頭)など地域文化を研究する専門家や、地元祭礼の関係者を招き、五十嵐靖晃と埋立地文化について語ります。
日時 8月17日(土曜日)14時から15時30分
会場 県立美術館講堂
北川フラム(アートディレクター)が来館!
五十嵐靖晃とアートを通じた地域おこしについて語ります。
日時 8月24日(土曜日)14時から15時
会場 県立美術館講堂
地元寒川神社の祭礼「御浜下り」の関連イベント「こども御浜下り」と連携して、海風の物語を未来へ伝えるフィナーレイベントを開催します。
日程 9月8日(日曜日)
会場 千葉ポートパーク
1978年千葉県生まれ。2005年にヨットで日本からミクロネシアまで約4000キロメートルを航海した経験から“海からの視座”を活動の根底とする。
人々との協働を通じて、その土地の暮らしと自然とを美しく接続させ、景色をつくり変えるような表現活動を各地で展開するアーティスト。
代表的なプロジェクトは、樟の杜を舞台に千年続くアートプロジェクトを目指す《くすかき》(福岡県/太宰府天満宮/2010から)、漁師らと共に漁網を空に向かって編み上げ土地の風景をつかまえる《そらあみ》(瀬戸内国際芸術祭2013・2016・2019ほか)、南極にて子午線を糸に見立て世界各地の人と組んだ紐で共に凧を揚げる《時を束ねる》(南極ビエンナーレ2017)、古くから伝わる民間信仰をアート作品として再構築し後世に受け継いでいくことを目指す《海渡り》(熊本県/つなぎ美術館/2021から)など。
入場料:一般1000円、高校・大学生500円
※屋外展示の観覧は無料
※中学生以下、65歳以上、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1人無料