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更新日:令和6(2024)年4月1日
ページ番号:20705
日時 | 平成25年3月27日(水曜日)14時00分~14時23分 |
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場所 | 本庁舎1階多目的ホール |
動画 | 平成25年3月27日知事定例記者会見(動画) |
知事
最初は、4月1日付けの定期人事異動について、お話しをいたします。
まず、今回の人事異動の基本的な考え方でございます。人事異動にあたっては、職員一人ひとりが能力を最大限発揮できるよう、職員の意欲・能力・実績を重視し、「適材適所」の人事異動を行い、2期目にあたって、県民の皆様にお約束をした「日本一の光り輝く千葉県」の実現に向け、各種施策を着実に推進するための人事体制を整えたところであります。なお、今回の異動者数は、2,706人であり、昨年度の2,732人と比べて30人程度減少いたしました。
次に、役付職員の登用について申し上げます。それぞれの職にふさわしい能力・適性を備えた職員の積極的な登用を図りました。また、簡素で効率的な行政運営を行うため、管理職職員の削減に取り組み、約60人削減いたしました。部局長については、定年により7名が退職いたします。このため、総務部長には、平井俊行総合企画部長を、総合企画部長には、鶴巻郁夫総務部次長を、環境生活部長には、中島輝夫原発事故対応・復旧復興担当部長をあてるなど、11人が交代したところでございます。
また、女性幹部職員につきましては、部長級の労働委員会事務局長に齋藤ひろみ千葉の魅力・交通担当部長を登用するとともに、次長級についても、知事部局の次長に2人を、主管課長に3人を登用するなど、組織の中枢となるポストに女性職員を積極的に登用いたしました。
まもなく、新年度を迎え、森田県政2期目のスタートの年度に入ります。この新たな体制のもと、「日本一の光り輝く千葉県」の実現に向けて、積極的に、かつ、しっかりと取り組んでまいりたいと思っているところでございます。
知事
次に、被災地への職員派遣についてお話しをいたします。
県では、東日本大震災により被災した自治体の復旧・復興を支援するため、今年度から職員の長期派遣を実施しているところでございます。東北地方の被災自治体においては、依然としてマン・パワー不足が続き、復旧・復興に向けた道のりは険しく、平成25年度についても派遣の要請があったところでございます。
そこで、県では、今年度に引き続き、17名の職員を、東北3県及び5つの市・町へ派遣することといたしました。今回派遣する職員には、千葉県職員を代表して、被災自治体の復旧・復興に向け、全力で取り組んでもらいたいと考えているところでございます。なお、明日28日に、本庁舎1階の多目的ホールにおいて、派遣職員の出発式を行い、私から激励を行うこととしております。
知事
次は、来月6日から15日まで、県内全域で実施する「春の全国交通安全運動」についてでございます。
本県では、昨年、175人の方が交通事故で亡くなりました。今年に入ってからも、昨日現在で、41人の尊い命が奪われております。特に、高齢者の、歩行中や自転車運転中の事故が多発しております。また、4月は、新入学の児童などが、慣れない環境の中で事故に遭うことも心配されております。
そこで、今回は、「気をつけて!あおになっても右左」というスローガンのもと、子どもと高齢者の交通事故防止、自転車の安全利用の推進などを重点目標として取り組んでまいります。運動前日の来月5日には、議会棟前で、県警白バイ隊などの出動式を行います。登戸幼稚園の園児の皆さんや、チーバくんをはじめとするご当地キャラクターもたくさん参加します。出動式終了後には、そごう千葉店前で、交通安全を呼びかける街頭啓発を行います。そして、運動期間中は、交通安全教室の開催など、県内各地で交通事故防止キャンペーンを展開いたします。
交通事故は、日頃の取組で防ぐことができます。県民の皆様と一体となって、交通事故のない、誰もが安心して暮らせる「交通安全県ちば」の実現をめざしてまいります。
知事
最後に、災害応急対策の拠点として、昨年度から整備を進めてまいりました「防災危機管理センター」が完成し、来月1日から稼働しますのでお知らせを申し上げます。
災害が発生した場合、速やかな応急対策をとることが、なにより重要であるということは、東日本大震災で得た教訓の一つでございます。そこで、県では、常設の災害対策本部といたしまして「防災危機管理センター」を庁舎内に整備いたしました。このセンターは、様々な災害に的確に対応するため、従来の2倍以上となる500平方メートルを超えるスペースを確保いたしました。また、迅速な初動対応のため、防災行政無線をはじめとする各種の通信設備や大型の映像設備などを備えました。さらに、センター内には、職員が24時間常駐することができる宿直室を設けました。
今後は、「防災危機管理センター」が十分に機能するように、設備の取り扱い訓練、市町村や消防・警察・自衛隊との共同訓練などを実施するなど、県民の皆様が、安全・安心に暮らすことができるよう努めてまいります。
私からは以上でございます。よろしくお願いいたします。
記者
よろしくお願いします。人事の関係なんですけれども、今回の人事というのは、男女の区別なくというお話ですけれども、今回、目玉になるようなことというのはどういうところですか。
知事
そうですね、目玉と申しますか、何しろ私、2期目でございます。適材適所、これを十分吟味しながらやったところでございます。私は、特に女性だから男性だからと、こういったことじゃなくて、やっぱり適材適所、この方はこれにぴったりだなと思ったら、どちらの性にかかわらず、私は登用したい、基本的にはそういったことでございます。今回、部局長、定年により7名退職するんです。そういうことも含めまして、非常に考えました。例えば総務部長平井俊行さんでございますが、この方は、総務、財政を経験し、総合企画部長を務め、非常に温厚で、またしっかりと一つ一つ丁寧に、まことに熱心な部長。それから、環境生活部長、中島輝夫さん、これまでの経験を生かして、彼は環境生活部においても放射性廃棄物の問題なども非常に熱心にやってきた。この辺を、また引き続きしっかりと取り組んでいただきたいということで起用することにしたところでございます。話せばもっともっと長くなるんですが、これぐらいでとめておきます。
記者
防災危機管理センターについてなんですけれども、このセンターの、例えばこういう最新鋭の機材を導入されるとか、そういう目玉のようなものは何かあるのでしょうか。
知事
僕から見ると、みんな最新鋭に見えるんですが。担当部局、特に最新鋭というのはあるんですか。ちょっとこちらで。
職員
(危機管理課)特にこれは最新鋭ということではないんですけども、今回の指揮用の大型モニターですとか、あと災対本部につく各班がございますけれども、各班ごとに見られる、いわゆるモニターですね、こういうものにつきまして、操作性を重視しまして、誰でも災対本部事務局員が使えるようなものというふうに考えて整備したものでございます。この後、3時から視察会がございますので、そちらのほうで詳しくご説明したいと思います。よろしくお願いいたします。
知事
私も昨日、視察してまいりまして、大型ビジョンを含め、あと24時間、宿直できるスペースを見て参りました。全体的にスペースを広げたんで、非常にいい感じでできたのかなと、そういう印象を持ちました。後でゆっくり見てください。
記者
ありがとうございました。
記者
私のほうからも防災危機管理センターについてお伺いしたいんですけど、今回、新しいセンターになったことで、具体的に何が可能になったのか、これまでと比べてどういうことが、いざというときにできるようになったのか。
知事
そうですね、全般的に言うと、非常に迅速になったということですね。それと同時に、全てにおいて危機管理能力がアップした。連絡等が非常に迅速また密になることができた。その大型ビジョンも含めて、今回の経験は非常に生きているのかなと。それとスペースも広くなりましたし、それぞれの各担当が動きやすく、また連絡等も密にできるのではないかなと、そのように思っています。後でゆっくり見ていただきたいと思います。
記者
1票の格差の問題なんですけれども、広島のほうで衆院選が無効だという判決が出たり、その後は相次いで違憲の判決が出て、国会の政府のほうでも区割り削減を含めて議論になっているところですけれども、知事がどう見られているか、ご見解を教えていただきたい。
知事
私も国にいたころ、よくその問題が出ていたんでございます。確かにはっきり言って、なかなか議員、自分の選挙区というのは、いじりたがらない部分もあるんじゃないかなと思いますけど、でもやっぱり、ここまで来た以上、しっかりと、パーフェクトとは言いませんけど、より一層国民が納得するような形に変えていかなきゃならないのじゃないかなと、そのように思っています。
記者
2点ありまして、1点目が人事なんですけれども、千葉の魅力発信戦略推進チームというのは具体的にどういうことをやっていきたいですとか。
知事
魅力発信ですか。
記者
はい。連携というのは庁内でいろいろな部署をまたいでそういう取り組みをしていくのかどうか。
知事
今まで魅力発信も含めて、いろんなところがそれぞれ、広報も含めて、観光課も含めてやっていたんですね。ですから、これを一つの大もとというか、そこから全部発信できるように、そういう形に持っていこうではないか。そういう考えからこれができたところでございます。それと同時に、効率的に、例えばこっちで同じ野菜を売る、例えばこっちは観光をやる、それをうまくくっつけてやったら、うまくいくんじゃないか。そういう発想のもとにこういう形をさせていただきました。
記者
もう一点ですけれども、電子入札の関係でして、公正取引委員会は、独占禁止法違反の疑いで、山武市ですとかで談合があるんじゃないかという疑いで立入調査に入っているというような話があるんですけれども。それについて、電子入札というのはすごく談合を防止するのに有効だからということで、県内で2005年頃からずっと使われていたと思うんですが、こういう談合があったかもしれないような状況の中で、今後電子入札という仕組み自体について、何か改良を加えるですとか、対策というものを考えていかれるかどうかということについて。
知事
談合って、ちょっと余り聞いていないので、今は何とも言えません。電子入札について、今回、いろんなこと言われていることは事実ですけれども。どんなことでもそうなんですが、新しい何かを入れたときに、やっぱり悪く使っちゃいけませんよ、簡単に言えば。例えば、私たちが使っている携帯電話だってそうですよね。普通に使えば大変便利なものだ。それを変に妙な形を、コンテンツ入れたりするから問題が起きる。ですから、私は、電子入札というのは基本的には非常に効率がいいものだと思うし、また、それがしっかりとした安全性、また公平性のもとで運用されるようにやっていかなければならないと、そのように思っています。
記者
仕組み自体はいいんだけれども、使う人たちの考えであったり案だったり、そういうふうなこと。
知事
そうなんですよね、私はそう思いますけどね。
記者
そこを徹底するようなことを、県としては。
知事
もちろんです。それは間違いがあってはなりませんので、もしそのようなことだったら、もちろんぴしっとやらさせていただきます。
記者
よろしくお願いします。1期目最後の定例会見なので、改めてなんですが、2期目に向けた意気込みを改めて聞かせていただきたいのと、「日本一の光輝く千葉県」づくりが目標だとおっしゃいましたが、この推進に向けて足を引っ張るような、ネックとなるような課題は一体何だという認識でお考えなのか、この2点、お願いします。
知事
そうですね、意気込みと申しますか、今回の選挙で、前回よりも22万(票)多くいただいたということは、前に申し上げましたとおり、前に100万超えたときは、私への期待感、そして、今回の得票数において123万をいただいたということは、より一層、おまえたち頑張れよと。言うならばチーム森田、頑張れよという大きな激励も入っているかなと思うんです。だからこそ、はっきり言って、2期目が本当の勝負だと、私は思っていますよ。1期目というのは、皆さんの多少なりの甘い点もあると思うんです。今度、2期目になったから、森田はここまでやったから、おまえ、もっとできるだろうということで、そういう要望等も多くなるんです。だから、そこを、私たち身を引き締めてやっていかなきゃならない。だから、今回は人事も含めて、非常に私は適材適所ということを念頭に入れながら決めたところでございます。
いつも私は言っているんです、千葉県は地味でいいんですと。それよりも、やっぱり結果が県民のためになるということも、それと同時に、私たちは千葉県民620万全体を見て物事を判断しなきゃならないし、また、今日、明日も大事でございますけど、千葉県の5年後、10年後を見据えた、そういう行政というのも、私は大事だと。また、そういうことをできるのがチーム森田だ、私はそう自負しているものでございます。だから、選挙中に、皆様にこういうことをやるとお約束しましたことを、一つずつ丁寧にやってまいりたい、そういうふうに思っております。
足を引っ張るようなこと。そうですね、「日本一の光り輝く千葉」、これは私たち大きな目標にしていますよ。そんなもんですよ。記者さんだって、俺はこんなことをやるんだ、あなたが、俺は社長になるんだと思っても、途中に足を引っ張られたり、いろんな落とし穴があったり、いろいろあるものでございます。千葉県のみんなが思っていることですね、光輝く千葉県にしたいと思うんですが、必ずそういういろんな事案が出てきたり、足を引っ張るようなことはあると思います。ただ、私、それは想像できません、どういうことが出てくるのか。でも、私はいつも思っているんですが、必ず、前へ進む、笑顔を持って、元気を持って、前向きに物事を考える、これしかないんですよ、そういうものに対しての対応というか、ね。私たちの武器はそうだと思います。私は、先ほど言ったように、まじめに一つ一つやっていきながら、こういうしっかりとした気持ちをみんな持っているなら同じ落とし穴に落ちたとしても、死ななくても骨折ぐらいで済むのかな、すりむきぐらいで済むのかな、そういうふうに思っておるところでございます。
記者
よろしくお願いします。北総線についてお伺いしたいんですけども、先週末、千葉地裁と東京地裁である程度住民の方の訴えについて(認めた)判決がありまして、知事は、1期目に値下げにご尽力されていたと思うんですけれども、(運賃値下げの補助金の)期限切れももう間もなくということで、判決に対する受け止めと今後の方針について、もし考えていらっしゃるところがおありになれば。
知事
そうですね、これはやっぱり高いですよね。ですから、私、住民の沿線の皆さんが何とかしたいというお気持ちもよくわかります。私は就任したとき、国のほうも間に入りたくないんですよね。これは民間の問題だということで。でもまあ、私もいろんな人脈も含め、いろんな政治力も含めてやって、普通運賃約5%の値下げ、学生割引で25%、そこまでこぎつけたところでございますが。これね、大事なことは、住民の皆さん、特に印西、白井、皆さん、とりあえず私、4年前に突破口をやったわけです。しっかりと皆さんのお気持ちをお国のほうに伝えていくことも大切です。ですから、印西、白井、リーダーシップをとって、しっかりやってもらいたい。それと同時に、もちろん県としても応援はさせていただく。そういうことでございます。
記者
補助金を継続の方針ということで。
知事
あと2年でしょう。それはもうぴちっとやってもらいます。
記者
その後については。
知事
その後については、印西と白井が、しっかりとリーダーシップをとってやっていただく。県としてはもちろん協力はさせていただく、そういうことでございます。一番大事なことは、やっぱり周辺住民の皆さんのご協力、要望だと思っております。
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