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更新日:令和6(2024)年5月30日
ページ番号:3291
認知症は高齢者に多い病気ですが、年齢が若くとも発症することがあり、65歳未満で発症した認知症を「若年性認知症」といいます。働き盛りの年代で発症するため、ご本人だけでなく、ご家族の生活にも影響が大きいと考えられ、早期発見・早期対応が必要です。
主な原因疾患は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害による血管性認知症や頭部外傷後遺症、脳が委縮するアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症(ピック病)、アルコールによる認知症です。
このような状態に思い当たることはありませんか?
物の名前が出てこない。 |
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置き忘れやしまい忘れが目立つ。 | |
簡単な計算の間違いが多くなった。 | |
仕事にミスが増える、約束を忘れてしまう、期限までに処理ができなくなる。 | |
通勤経路や通い慣れた道でも迷ってしまうことがある。 | |
些細なことで怒りっぽくなった。 | |
仕事や家事など趣味に対する意欲が減退し、話しかけても生返事しか返ってこない。 | |
季節に合った服装ができない。 | |
普段使い慣れた電話機、コピー機、パソコン等の操作が、困難なことがある。 | |
ゴミ出し、レジの順番待ちなどの社会的ルールを守れなくなった。 | |
会話がどこかかみ合わなくなり、的外れな答えが返ってくる。 | |
キャッシュコーナーや駅のきっぷ売り場などの操作の仕方がわからなくなった。 |
項目のいくつかに当てはまるようでしたら、まずはかかりつけ医に相談するか、専門の医療機関を受診しましょう。
職場の同僚やご家族などに認知症ではないかと心配している方がいらしたら、産業医やかかりつけ医、専門医療機関などを受診するよう勧めてください。
若年性認知症支援コーディネーターによる千葉県若年性認知症専用相談窓口を開始しました。
いまここカフェ・・・若年性認知症の方と家族のためのつどいの場です。
※全国どこからでも無料で相談できます。
※メールでのご相談は、下記のホームページへアクセスしてください。(匿名での相談が可能です。)
ホームページ <https://y-ninchisyotel.net/>
就業と生活の一連のサポートを行います。
認知症についての専門医療相談、鑑別診断と認知症に伴う行動及び心理症状への初期対応、合併症への対応などを行う医療機関です。認知症疾患医療センターは、都道府県又は政令指定都市が指定します。
認知症サポート医とは、認知症の診療に習熟し、認知症に関する研修を修了した医師です。
また、かかりつけ医認知症対応力向上研修修了者とは、認知症サポート医の協力の下、適切な認知症診断の知識や相談対応等の研修を受けた医師のことです。
千葉県ホームページ上に同意を得た医師の一覧を掲載しています。
「もの忘れ外来」「認知症外来」のある医療機関でご相談ください。
診断が確定したら、ご自分の病状を理解し、今後に向けて早くから備えを進めることが大事です。
利用可能な制度は、障害年金、自立支援医療、精神障害者保健福祉手帳、成年後見制度、介護保険制度(40歳以上)等の制度が利用できますので、ご本人やご家族を守るために活用しましょう。
※制度の詳細については、相談機関にお問い合わせください。
県では、認知症の早期発見・早期対応に向け、本人やその家族、支援者が認知症に気づくきっかけの一助とするため、病気のことや相談窓口、医療機関を掲載したリーフレットを作成しました。
県では、若年性認知症の本人を作成委員に迎え、新たに若年性認知症リーフレットを作成しました。
「若年性認知症も早めの受診が重要です」「若年性認知症の診断がついたら“すぐに”若年性認知症支援コーディネーターに相談を」の両面になっています。御活用ください。
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