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更新日:令和6(2024)年8月6日
ページ番号:17788
明治初期、西洋の進んだ技術を取り入れようと日本に招いた外国人技術者の指導に より、近代土木技術が導入され、我が国の社会資本整備の近代化が始まりました。
当時の主要な交通は内陸水運・海運であり、政治・交通の中心として栄えていたの は港町でした。本県においても、銚子と東京(両国)を結ぶ蒸気船が利根川を往来し、 そうした舟運のための浚渫や運河の開削などにおいてオランダ人技師たちが活躍し、 近代的な測量や河川工事の技術がもたらされました。
その後、明治の中頃から大正、昭和初期にかけて次第に鉄道網が発達するとともに、 人やモノの流れは水運から陸運へと変わっていきました。
終戦後は、東京湾の埋立てが本格化し、急速に工業化を進め重化学工業を中心とす る京葉臨海工業地帯が形成され、農林水産業中心の産業構造からバランスの取れた産 業県に発展しました。また、モータリゼーションの急激な進展に伴う道路ネットワー クの整備・強化、新たな住宅需要の受け皿となるニュータウン建設や土地区画整理事 業、土地利用の適正な規制、増え続ける水需要に対処するための水道施設の新設、都 市公園や流域下水道の整備など、急速な都市化への対応を進めてきました。
こうした本県の変貌や発展、社会情勢の変化に合わせて整備されてきた社会資本の 中には、明治期に作られ、今も現存する施設や、姿や形を変えつつも明治期の様子を 今に伝える施設が残されています。
明治元年から起算して満150年目の節目に当たる今、水道局、企業土地管理局の協 力を得て、明治から現在に至る本県の社会資本整備を振り返り、あゆみとして整理す ることとしました。
今後とも、これまでに蓄積してきた土木施設を計画的・効率的に維持管理し、次世 代に引き継いでいくとともに、県民生活の利便性の向上や経済の活性化を図るために 社会資本整備を進めてまいりますので、県民の皆様をはじめ関係各位におかれまして は、本県の県土整備行政に対する一層の御理解と御協力をお願いいたします。
平成30年3月
1.街道のいまむかし【1】~明治から現在にかけての道路整備~(PDF:7,851KB)
2.街道のいまむかし【2】~千葉街道・水戸街道~(PDF:1,092KB)
3.街道のいまむかし【3】~成田街道・房総往還~(PDF:1,210KB)
4.橋のうつりかわり【1】~明治に建築された橋梁(アーチ橋)~(PDF:569KB)
5.橋のうつりかわり【2】~明治に建築された橋梁(鉄道橋)~(PDF:284KB)
6.日本の河川測量のはじまり~飯沼水準原標石・堀江水準標石~(PDF:1,166KB)
7.利根川のうつりかわり~利根川の改修工事【1】~(PDF:330KB)
8.利根川のうつりかわり~利根川の改修工事【2】~(PDF:583KB)
9.利根運河のいまむかし~利根運河開削工事~(PDF:325KB)
11.千葉港のうつりかわり【1】~明治から大正~(PDF:3,448KB)
12.千葉港のうつりかわり【2】~昭和から現在~(PDF:606KB)
13.木更津港のうつりかわり【1】~明治から昭和初期~(PDF:2,800KB)
14.木更津港のうつりかわり【2】~昭和中期から現在~(PDF:766KB)
15.まちづくりのうつりかわり~都市計画の歴史~(PDF:1,471KB)
16.区画整理いまむかし【1】~土地区画整理事業のはじまり~(PDF:1,015KB)
17.区画整理いまむかし【2】~高度経済成長期から現在まで~(PDF:499KB)
18.都市公園のいまむかし【1】~公園のはじまり~(PDF:1,505KB)
19.都市公園のいまむかし【2】~明治から現代へ~(PDF:924KB)
20.下水道のうつりかわり~くらしを支える地下の道~(PDF:424KB)
21.県営水道のあゆみ【1】~県営水道の発足と普及~(PDF:606KB)
22.県営水道のあゆみ【2】~土木学会選奨土木遺産の認定及び登録有形文化財(建造物)への登録~~浄水場の統合と更新~(PDF:469KB)
23.臨海部のいまむかし【1】~埋立ての歴史~(PDF:860KB)
24.臨海部のいまむかし【2】~埋立てによる発展~(PDF:1,286KB)
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