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更新日:令和5(2023)年9月12日

ページ番号:12025

千葉県月例経済報告(平成17年4月)

1.「月例経済報告」総論(4月13日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、一部に弱い動きが続いており、回復が緩やかになっている。

  • 企業収益は改善し、設備投資は緩やかに増加している。
  • 個人消費は、持ち直しの動きがみられる。
  • 雇用情勢は、厳しさが残るものの、改善している。
  • 輸出は弱含み、生産は横ばいとなっている。

先行きについては、企業部門の好調さが持続しており、世界経済の着実な回復に伴って、景気回復は底堅く推移すると見込まれる。一方、情報化関連分野でみられる在庫調整の動きや原油価格の動向等には留意する必要がある。

政策の基本的態度

政府は、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2004」の早期具体化により、構造改革の取組を加速・拡大する。また、平成17年度予算、税制改正法案等の成立を受け、これらを着実に執行・実施する。

政府は、日本銀行と一体となって、重点強化期間におけるデフレからの脱却を確実なものとするため、政策努力を更に強化する。

2.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額(2月)

706億円で、販売額合計の前年同月比は5ヶ月連続の減少となった(4.5%減)。種類別では、百貨店が6.2%減、スーパーが3.7%減となっている。また、店舗調整後の販売額も、前年同月比7.6%減となっている。

新規自動車登録台数(3月)

24,821台と14ヶ月連続で前年同月を下回っている。車種別でみても、全ての車種で前年を下回っている。

新設住宅着工戸数(2月)

4,466戸で、前年同月比8.3%の増と2ヶ月連続で前年同月比を上回った。種類別にみると、給与住宅・分譲住宅(マンション・戸建て)で前年同月を上回っており、持家・貸家では下回っている。

鉱工業生産指数(1月)

前月比で0.9%増、前年同月比で2.9%増となり、前年同月比については2ヶ月連続で増加となった。

有効求人倍率(2月)

0.81倍と、前月を0.01ポイント上回っている。なお、南関東における完全失業率は4.7%と4ヶ月ぶりに増加となった。

企業倒産件数

負債総額1千万円以上の企業倒産件数(3月)は29件で、前年同月を下回った。また、負債総額についても、560億1,100万円と前年同月比で46.7%減となっている。

金融情勢(2月)

預金残高が19兆8,978億円で、前年同月比2.5%増となっている。また、現金残高は1,952億円で同比12.8%増、貸出残高については、10兆9,974億円で同比0.7%減となった。

公共工事請負額(3月)

341億円で、前年同月比14.5%減と9ヶ月連続で減少している。なお、請負件数は400件で、前年同月比6.4%増と4ヶ月ぶりに増加となった。

県内中小企業の業況判断(3月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

前月比、前年同月比とも改善となった。業種別でみても、製造業・非製造業ともに改善している。

以上のように、県内の経済情勢は、新設住宅着工戸数の増加や鉱工業生産指数の改善など一部には明るい傾向が見られるものの、大型小売店販売額や新規自動車登録台数の低推移が続くなど、依然個人消費は弱い動きとなっており、景気は鈍化傾向が続いている。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

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