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更新日:令和6(2024)年9月2日
ページ番号:341431
千葉県は、三方を海に囲まれた房総半島に位置し、気候温暖で自然豊かな土地であるとともに、400年もの間、我が国の政治や文化の中心となっている江戸、現在の東京都に隣接していることなどから、人や物、文化などの様々な交流が盛んに行われてきたところです。
このような千葉県の風土と歴史の中で生まれ、育まれ、伝統的な技術・技法が受け継がれてきた伝統的工芸品には、私たちに潤いと安らぎを与えてくれるものが数多くあります。
県では、伝統的工芸品産業のより一層の発展を図るため、昭和59年度から優れた工芸品を千葉県伝統的工芸品として指定しています。
県は、県内の伝統的工芸品を地場産業として育成するため、昭和59年度に県指定制度を発足させて、県内に息づく伝統的工芸品産業の振興に取り組んでいます。
下記の指定基準を満たした工芸品について、「千葉県伝統工芸品産業振興協議会」の意見を聴いて、知事が千葉県指定伝統的工芸品に指定しています。
伝統的工芸品の県指定は、次の基準によります。
以上が県指定の基準ですが、その前提となる「工芸品」の定義については、一般的に「美術的意匠と技巧とによって、美感を
与えると同時に日常生活に役立つ品物」と解釈されています。
県指定を受けますと、指定の証として、左の表示ラベルを貼付することができます。
また、伝統的工芸品産業を育成するため、販路の開拓、後継者の確保育成などを行って、本県の伝統的工芸品産業が地場産業として発展していくよう努めています。
房州うちわは、京都の「京うちわ」、四国の「丸亀うちわ」とともに日本三大うちわのひとつとして、南房総地域で受け継がれて
きた伝統的工芸品です。
京都の注し柄、丸亀の平柄に対し、丸柄の房州うちわは一本の女竹から作られ、美しい半円で格子模様の窓が特徴です。丸型、
卵型、柄長等、様々な形のうちわがあり、近年では実用品としてだけではなく装飾品としても親しまれています。
千葉工匠具は、千葉県の鍛冶職人が伝統的な技法で製作する刃物・手道具類のことです。主な製品として、鎌、鍬、包丁、洋鋏
があります。
房総半島では、江戸期を通じて開拓のために農具や工具等の開墾やまちづくりに必要な道具類の製作技法が発展しました。
明治には、西洋文化の流入にともない、牧畜、繊維産業、理髪等に関連する道具の製造も盛んになりました。伝統の技により作
り出される千葉工匠具は、全国の職人や一般の利用者に愛されています。
県では、本県の伝統的工芸品の魅力を広く発信し、販路の開拓や拡大を図るため、「第40回千葉県指定伝統的工芸品展」を開催予定です。詳細については、決まり次第掲載いたします。
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