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更新日:令和6(2024)年3月22日
ページ番号:9418
発表日:平成30年3月22日
千葉県農林水産部水産局漁業資源課
千葉県農林水産部水産局水産課
県では、千葉県農林水産業振興計画(平成29年12月策定)において、東京湾漁業の振興を柱の1つに位置付け、その主要漁業であるノリ養殖業の生産力の向上等に向けた施策を推進していくこととしています。
この施策を実効性のあるものとするため、今般、漁業者や水産関係団体、地元市等と連携して、3つの生産地(富津・木更津・千葉北部)ごとの具体的な取組をまとめた生産振興計画を策定しました。
今後、この計画に基づき、生産地ごとの特性に応じて生産力の向上等に取り組む「生産対策」と、千葉県海苔販売促進基本方針(平成29年1月策定)に基づくブランド力強化など「販売対策」の両輪により、関係者が一丸となってノリ養殖業の維持・発展を図っていきます。
千葉海苔は、「色よし、味よし、香りよし」の「江戸前海苔」として、本県を代表する水産物となっています。
しかしながら、近年、生産者の減少や年内を中心とした生産の不調など、ノリ養殖業を取り巻く環境は厳しさを増しており、生産力を向上させていくためには、生産地によって自然的条件や社会的条件が異なることから、それぞれの特性に応じた対策を着実に実施していく必要があります。
そこで、生産地ごとの特性や課題、取り組むべき方策などを明確にした振興計画を策定し、今後、この計画に基づき、関係者が力を合わせて生産力の向上等に取り組んでいきます。
東京湾内湾14漁協、県漁連等の水産関係団体、地元市(市川・船橋・木更津・富津)、県が共同で策定
県全体の1経営体当たりの漁業所得10%向上(平成35年)
各生産地(富津・木更津・千葉北部)の特性を十分に生かした振興を図るため、それぞれの振興方針と方策をまとめました。
生産地 | 振興方針(カッコ内は主な方策) |
---|---|
富津 | 主力産地としての経営体の生産力強化と生産の安定・増産 (不作原因の早急な究明・食害の詳細把握と効果的な対策の実施、ノリ共同加工施設の整備、生産時期ごとの養殖手法の最適化等) |
木更津 | 木更津干潟漁場での養殖の推進と青混ぜノリの増産 (海況の変化により年内生産が近年安定している干潟漁場での養殖の推進、高速浸漬処理船の導入、青混ぜノリの安定生産に向けた技術開発と普及等) |
千葉北部 | 生産の安定化と三番瀬ブランドの活用 (地場需要への対応と三番瀬ブランドを活用した産地づくり、漁港区域への加工施設の集約化・共同化の検討等) |
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