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更新日:令和6(2024)年11月27日

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オオタバコガ・ハスモンヨトウ・コナガの発生予察について

君津農業事務所では4月から11月の期間(コナガは通年)、おおよそ週1回フェロモントラップによるチョウ目害虫の捕殺数調査を実施しています。

対象は、コナガ、オオタバコガ及びハスモンヨトウで、コナガについては袖ケ浦市飯富、その他については木更津市下望陀で調査を実施しています。

(1) 今年度の発生状況について

例年、オオタバコガ及びハスモンヨトウについては木更津市下望陀のみで調査を行っていますが、令和6年度は調査範囲を拡大し、袖ケ浦市横田でも調査を行っています。今年の状況は以下のとおりです。

※"H21からR5平均"と"R5"は木更津市下望陀のデータ

オオタバコガ成虫捕殺数の推移ハスモンヨトウ成虫捕殺数の推移

 

コナガの成虫の発生は3月頃からみられ、4から5月に多く、夏には一時減少し、秋に再び発生が多くなります。今年の捕殺数は、現時点では例年よりも少なく推移しています。

コナガ成虫捕殺数の半旬ごとの推移

今年は、オオタバコガ、ハスモンヨトウが多発年並みの捕殺数で推移しています。

警戒を強めましょう!!

(2) 今年度のオオタバコガ及びハスモンヨトウ発生予測について

令和6年度、当事務所では、オオタバコガ及びハスモンヨトウにおいて20年の蓄積データを基に発生予測に取り組みました。

前年の捕殺数や当年の気温等を基に予測値を算出しています。

  • オオタバコガ:前年捕殺数+当年春の捕殺数で予測
  • ハスモンヨトウ:前年捕殺数+前年秋の気温+当年春の気温で予測

オオタバコガの発生予測グラフの画像ハスモンヨトウの発生予測グラフの画像

今年も多発予想となっています。

引き続き警戒を強めましょう!!

(3) チョウ目害虫防除のポイントについて

  • 灌注剤は定植前日までに規定量を施用し、しっかり吸わせる

   定植直前の灌注やドブ漬けでは期待された効果が発揮されません。

  • 幼齢・若齢幼虫のうちに防除する

   農薬は老齢幼虫には効きにくいので、発生初期の農薬散布を心掛けましょう。

  • ローテーション散布を心掛ける

   様々な系統の農薬を選択し、薬剤抵抗性の発達を抑制しましょう。

  • ほ場の観察や発生予察情報等を参考に、発生状況の把握に努める

   先手の防除を行いましょう。

お問い合わせ

所属課室:農林水産部君津農業事務所改良普及課

電話番号:0438-23-0299

ファックス番号:0438-23-6698

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