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更新日:令和5(2023)年1月19日
ページ番号:3536
県では、平成28年度に「患者のための薬局ビジョン」を推進するため、以下の事業を実施しました
薬剤師が薬局以外の場所で、元気な高齢者に対して健康アプローチを実施し、県民の健康・服薬アドヒアランスの向上するとともに、かかりつけ薬剤師・薬局の普及を行います。
薬剤師・薬局による元気な高齢者への健康アプローチ事業
平成28年9月15日(木曜日)から平成29年2月15日(水曜日)
元気な高齢者が活動する場(市町村が実施する健康展・高齢者向け講習会等)や居住する場(サービス付き高齢者住宅等)に薬剤師が訪問し、お薬相談・健康相談等の希望する健康アプローチを一般財団法人千葉県薬剤師会に委託し実施する。
薬局薬剤師がお薬や健康に関して高齢者の相談に応じる。
薬局薬剤師が訪問時に高齢者の残薬チェックと服薬指導を行う。
事前に服薬管理に支障があると思われる対象者を照会し、薬局薬剤師が管理状況を確認する。
薬局薬剤師が血圧測定等の結果について、説明・相談を行い、必要に応じ医療機関等や薬局における血液検査を紹介する。
薬局薬剤師がチェックシートを用いたチェックを行い、認知機能に支障があると思われる方に、地域包括支援センター等を紹介する。
薬局薬剤師が薬の誤った使用や重複投薬等の具体的な事例をあげて、かかりつけ薬剤師・薬局の役割を説明
(1)市町村が実施する健康展における健康アプローチ19件
(2)高齢者が集う場(高齢者向け講座等)31件
(3)サービス付き高齢者住宅5件
事業を実施した高齢者にアンケートを行ったところ、約9割以上が自身の健康に「大変興味を持つた」「興味をもった」と回答しており、元気な高齢者が健康を継続できるための健康管理のきっかけ作りが図られた。
また、約8割の元気な高齢者が薬に対して「大変理解が深まった」「すこし理解が深まった」と回答しており、薬に対する理解を深めるともに、セルフメディケーションを含め薬の効果や副作用、使い方など薬の適正使用を普及啓発することもできた。かかりつけ薬剤師については、その役割を周知啓発したところ、かかりつけ薬剤師をもっていない元気な高齢者の7割以上が「かかりつけ薬剤師を必ず持ちたい」「良い薬剤師がいれば持ちたい」と回答しており、元気な高齢者に対してかかりつけ薬剤師の十分な理解をはかることができ、今後かかりつけ薬剤師を持つ動機付けが図られた。
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