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更新日:令和4(2022)年9月26日
ページ番号:95
広域循環方式による雑用水利用の実例
これまで下水処理水は、水資源として再利用されることが少なく、そのほとんどが川や海に放流されていました。そこで千葉県では、下水処理水を水資源として有効利用するために、印旛沼流域下水道の花見川終末処理場で処理された水を、千葉市「幕張新都心」の一部地区へ都市用水として供給しています。
幕張新都心地区
花見川終末処理場
供給面積 |
110ヘクタール |
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給水能力(日最大) |
4,120立方メートル |
給水実績(日平均) |
723立方メートル(平成24年度実績) |
給水対象施設 |
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雑用水の用途 |
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メッセモール
景観緑地の修景用水として利用
花見川終末処理場では、印旛沼流域で発生した汚水を標準活性汚泥法により処理します。これを二次処理水といい、その一部について、水洗トイレの洗浄水などとして使用できるよう、さらにきれいにする処理(これを高度処理といいます。)を行います。
高度処理としては、まず薬品(硫酸ばん土)によってリンなどを除き、次に砂ろ過施設により浮遊性有機物の除去を行います。そしてさらに、色や臭いを取り除くためにオゾン処理を行います。
このようにして処理された水は、見た目は上水並に透明となり、供給面積にして110haの8つの施設へ年間約30万立方メートルほど供給されています。
高度処理施設(建物外観・砂ろ過装置・オゾン処理装置)
幕張新都心給水地区
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