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更新日:令和6(2024)年1月22日
ページ番号:353685
下水道事業のご紹介
首都圏の一翼として人口増加が進んでいる千葉県の都市近郊地域では、水の使用量を節約したり、水資源そのものを有効に活用することが重要です。下水処理水はこれまで、水資源として再利用することが少なく、そのほとんどが川や海に放流されていました。そこで千葉県では、幕張メッセをはじめとする幕張新都心の一部地区を対象に、花見川終末処理場の下水処理水を水資源として、有効に利用しています。
この事業で供給される再生水は、花見川終末処理場の標準活性汚泥法によって得られた二次処理水を、水洗トイレなどの水として使用できるよう、さらに高度処理した安全できれいな水です。高度処理とは、二次処理水を凝集沈殿池に集め、そこでまず薬品(硫酸バンド)を使って処理水中のリンなどを除き、次に砂ろ過施設で浮遊性有機物の除去を行います。そしてさらに、色や臭いを取り除くためにオゾン処理をしてその後、消毒などを行って供給されます。再生水は、次のような施設で活用されます。
下記の供給規程値以外に、国土交通省により平成17年4月に策定された「下水処理水の再利用水質基準等マニュアル」の基準を満たすよう維持管理しています。
再生水の供給規程の値(供給規程は平成元年7月から施行しています)
項目 |
水質基準 |
---|---|
大腸菌群数(個/mL) |
検出されないこと |
残留塩素(結合)(mg/L) |
保持されること |
外観 |
不快でないこと |
臭気 |
不快でないこと |
pH |
5.8~8.6 |
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