ここから本文です。
更新日:令和6(2024)年5月9日
ページ番号:316223
千葉県で漁獲されている旬のさかなの中から、四季それぞれに、おいしいさかなをご紹介します。
さかなといえば、タイ!おめでたい魚として広く親しまれていますが、正真正銘のタイ科の魚は、マダイ、チダイ、キダイ、クロダイ、ヘダイの5種類です。平成元年には、これらを総じ、「タイ」を県の魚に選定しました。
典型的な紡錘形で、背中が暗青色、腹側が銀色で数本の暗色の縦縞があります。鮮度のよいものほど、この縦縞がはっきりしています。
アサリは内湾の干潟に多く生息し、春先には多くの観光客が訪れる「潮干狩り」でも親しまれています。旬は春ですが、夏から秋にかけてもおいしいです。
スズキは、成長とともにセイゴ、フッコ、スズキと呼び名が変わる出世魚で、千葉県の漁獲量は日本一です。さっぱりとして癖がない淡白な白身で、細い血管がところどころに見えるのが特徴です。
千葉県の代表的なさかなの一つとして古くから親しまれているマイワシは、脳細胞を活性化させるDHAや、血中コレステロールを下げるEPAが豊富に含まれていることから、近年脚光を浴びるようになりました。
アワビは、サザエと同じ殻が一枚からなる巻貝の仲間で、海藻の多い岩礁に棲息しています。県内では、海藻類が豊富な外房地域に多く、主に海士や海女が潜ってとっています。
秋を代表する魚といえば、サンマ(秋刀魚)です。名前の由来どおり、形も色も刀に似ています。漁は、8月中旬頃に南千島から北海道沖で始まり、徐々に南下し、晩秋には銚子沖が漁場になります。
千葉県は、全国有数のイセエビの産地です。色鮮やかで姿も立派なため、昔からお祝いの席には欠かせないものの一つです。主な産地は外房地域で、「刺網」漁業などで漁獲されます。
日本近海には、マサバと腹にゴマをふったような斑点があるゴマサバが生息しています。サバの脂肪には、EPAやDHAが多く含まれ、特に脳細胞の働きを活発にするDHAが豊富に含まれています。
キンメダイは、鮮やかな朱色で、水深200~500mの深場に棲むため目と口が大きく、名前の由来も黄金色に輝く大きな目からきています。白身の魚で、煮付け、碗だね、鍋に最適です。
白身の高級魚として寿司だねにも珍重されています。特に冬は、「寒ビラメ」といわれ、身が締まり脂ものって格別のおいしさです。
出世魚としても有名で、関東ではワカシ、イナダ、ワラサ、ブリと名前が変わります。夏に北上したブリは秋口から徐々に南下をはじめ、冬場には「寒ブリ」と呼ばれもっともおいしい時期を迎えます。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください