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はちみつ
人間とはちみつとの関係は古く、はちみつ採取の姿が約1万年前の壁画に描かれており、食用等に使用されていました。
千葉県は気候が温暖なため、みつばちの越冬・休養のために県外から多くの養蜂業者が集まります。(特に安房地域)
東葛飾地域、安房地域
はちみつは、1年通じて旬です。
直射日光を避け、常温で保存します。風味が保たれるのは2年半ぐらいですが、殺菌力が高いため純粋はちみつであれば腐ることはありません。
はちみつが白く固まっていく現象を結晶といいますが、結晶しても品質にはまったく影響はありません。結晶が起こるのは5度から14度くらいのようです。
この結晶を溶かすには少し時間はかかりますが、ビンのフタをゆるめてビンごと水の中に入れ、少しずつ熱を加えていきましょう。熱をかけすぎるとはちみつのとろりとした特長がそこなわれてしまいます。
国内で生産される「はちみつ」は「レンゲ」、「アカシア」、「さくら」、「なたね」、「ミカン」、「クローバー」、「りんご」などが主なものですが、千葉県には濃厚な甘さが特徴の「ビワ」のはちみつがあります。
この他にいろんな花が混じった「百花みつ」があります。これらのそれぞれが、その花、あるいはその地方特有の風味をもっています。
このように、花の種類によって分けられていて、それぞれ色や質感も違っています。
味だけでなく、香りや含まれる栄養素なども違ってくるので、利用の仕方、食べ方のレパートリーが広がります。
目的によって、はちみつの種類を使い分けられるようになったら、立派なはちみつ通です。
用途 | はちみつの種類 |
---|---|
食べやすさで選ぶなら | レンゲ、アカシア、さくら |
パン・トーストに塗るなら | ミカン、アカシア、ナタネ、ビワ |
お菓子の香り付け、隠し味には | ラベンダー、ローズマリー |
ヨーグルトに合うモノは | りんご、クローバー |
独特な風味、大人向け | トチ、そば |
食べてみてのお楽しみ | 百花蜜 |
※あくまでも一般的な傾向です。ご自分の好みや目的にあったモノを選びましょう。
上品でクセの無い風味のため、はちみつ初心者でも食べやすい特徴があります。パンに付けたり、ヨーグルトに混ぜたり、色々な料理への使用が可能です。冬の寒い時期でも固まりにくい性質があります。
日本を代表するはちみつで、昔から冬場の水田にレンゲが植えられていたことから、日本各地で採取されてきました。
味はまろやかで、クセも少なく、ヨーグルトや野菜ジュースに入れたり、お菓子作りの砂糖代わりにオススメです。
クリーミーなコクのある味で、パンに塗ったり、スパイスを効かせた肉料理に良く合います。
果糖よりもブドウ糖の比率が高く、非常に固まりやすい性質があります。
柑橘系特有の酸味と強い香りが特徴で、最近人気が出てきています。
みかん産地の多い西日本で採取され、パンに塗るほか、紅茶との相性が抜群といわれています。
異色な特徴を持つはちみつで、黒色で独特の苦味があります。鉄分等のミネラルが豊富で、はちみつの中でも栄養価の高いものとして知られています。
風味が個性的であるため好みは分かれますが、濃い味付けの料理への使用が向いています。
濃い甘さが特徴で、採取できる場所が限定されており、希少価値の高いはちみつです。千葉県では南房総地域で採取されています。
アカシアやレンゲなどのまろやかな味では物足りない方にオススメですので、是非チャレンジしてください。
その名のとおり色々な種類の花の蜜で作られたはちみつです。
花の種類により味や風味が違ってくるのでギャンブル性が高いと言えます。一般的に色が淡いものは風味がまろやかで、色が濃くなるに従ってクセが強くなる傾向があります。
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