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ホーム > しごと・産業・観光 > 農林水産業 > 農業・畜産業 > 普及・技術 > 千葉県農業改良普及情報ネットワーク > フィールドノート履歴一覧 > 水田二毛作(WCS用稲・飼料用トウモロコシ)による自給飼料生産の拡大
夷隅地域は酪農が盛んな地域であるとともに、水田が多い地域であります。その中で牛ふん処理は酪農業の大きな課題としてありました。そこで地域の酪農家5戸と地域の水稲農家が話し合いをし、牛ふん堆肥を活用した飼料作物生産の耕畜連携が進められてきました。
そのような中、地域内で生産されている水田二毛作(WCS用稲、飼料用トウモロコシ)の事例を紹介いたします。
11月19日に収量調査を行い、その結果を表2にまとめました。
熟期は糊熟後期でした。収量は原物重量で10アール当たり5,024キログラムであり、乾物率32.2%、乾物収量は10アール当たり2,323キログラムと充分な収量となりました。
表2収量調査結果
写真1調査時の飼料用トウモロコシ
本取組ではWCS用稲収穫後の水田で飼料用トウモロコシを生産する体系上、以下の課題が挙げられます。
・排水性の良いほ場でしか取り組めない
・秋の台風接近次第で収量が大きく変動する
・WCS用稲の収穫から飼料用トウモロコシ播種までの作業可能期間が短い
少しでも湿害のリスクを下げるため、本暗渠がしっかり効いている水田であること、弾丸暗渠、額縁明渠を施工する必要があります。
また、7月末から8月中旬の短い期間で多くの作業をする必要があるので、作業員の確保・連携がとても重要です。
初掲載:令和6年12月
夷隅農業事務所改良普及課
勝浦・夷隅グループ
普及指導員 後藤 衛
電話番号:0470-82-2213
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