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更新日:令和5(2023)年1月25日
ページ番号:8967
自然の海では、魚介類(魚、エビ・カニ、貝類等)は大量の卵を産みます。しかし、生まれた卵や仔稚魚はより大きい魚などに食べられたり、餌不足のため死亡するものが非常に多いのです。
この卵や小さい仔稚魚の時期を、人間が保護管理して、生き残る能力が備わる大きさまで育ててから、海に放し、自然の海の生産力を利用して成長させ、大きく育ってから漁獲する漁業のことを、栽培漁業(「つくり・育てる」漁業)と言います。
それは、次のように大きく3つに分けることができます。
千葉県水産総合研究センター種苗生産研究所富津生産開発室では、「(1)苗づくり」について東京湾における栽培漁業を積極的に進めています。
卵から生まれた仔魚や幼生が、自分で餌をとり外敵から身を守れるようになるまで、人間が魚介類の大量の稚魚(種苗)を管理して育てます。
これは、まさに農業で言えば、畑仕事の苗づくりです。
管理育成した大量の種苗を海に放流し、自然の海の生産力を利用して成長させるとともに、併せて種苗を保護して育てる漁場の造成を行います。
これは農業で言えば畑仕事の畑づくりです。
魚介類(水産資源)を計画的に漁獲すれば、減ることなく利用を続けることができます。そのために、漁獲する魚の大きさや漁獲時期等を制限します。
これを資源の管理と言います。
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