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更新日:令和4(2022)年12月9日
ページ番号:8462
温暖な県南地域の気候風土に適した花き、野菜、果樹など、特産園芸作物の生産技術を開発し、観光農業をはじめとし地域農業の発展に寄与する研究を進めています。また、気候変動に対応した病害虫管理技術、新たな病害虫の早期診断技術の開発、農作物の野生鳥獣被害を防止するための調査研究にも取り組んでいます。
ビワ、ミカン等の常緑果樹やカキなど暖地性果樹、熱帯・亜熱帯性果樹について、品質の良い果実を生産する栽培技術の開発を行うとともに、千葉県に適する、あるいは観光・直売向きの品目・品種選定等の研究をしています。また、ビワでは、新品種の開発に取り組んでいます。
[写真]ビワ収穫情報予測支援システム「ビワ収穫期予測ソフトver.1.00」 |
注)ビワ果実は成熟期の幅が狭く、貯蔵性が乏しい特徴があります。そのため、市場関係者、消費者及び生産者それぞれが収穫・出荷日の予測及び情報発信を望んでいます。そこで千葉県農林総合研究センターでは誰でも正確にビワの収穫盛期を予測できるように「ビワ収穫期予測ソフトver.1.00」を開発しました(平成28年度試験研究成果普及情報)。
県南地域の特産野菜や水田を利用したレタス、ナバナ等の省力的な安定生産技術、また観光・直売を支援するためイチゴ等の生産技術に関わる研究をしています。また、根こぶ病に強いナバナの品種育成や生産性の高いメロンの品種選定、トウモロコシなど県南地域に適した野菜の品種選定を行っています。
[写真]根こぶ病に強い食用ナバナの品種育成 |
県下全域の切り花類について、新しい栽培法を研究しています。また、ストックの生育・開花予測とそれに基づく開花調節技術の開発や千葉県特産切り花における品質管理技術の確立試験を実施しています。カラーについては、疫病に強く切り花品質の良い品種育成に取り組んでいます。
[写真]疫病に強く、年内開花率が高いカラー新品種「Brilliant・Bell」 |
南房総地域の花や果樹、野菜で問題となる病害虫の発生生態や防除対策を研究しています。また、近年の気候変動が病害虫の発生に及ぼす影響や、イノシシなど野生鳥獣に有効な被害防止対策の解明に取り組んでいます。
[写真]ビワを加害する果樹カメムシ類 |
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